山茶花の間から覗いた今日のお月さま。
メゾン一刻で、響子さんの父親が娘の子ども時代の写真を取り出してぽろぽろ涙を流すシーンがあった。父親としてはそういうものなのだなと、若い私は気に留めてなかった。最近までは。
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先記事で紹介したが、最近時間を見つけては、家族の8ミリフィルムや8ミリビデオ映像をDVDに取り込む作業をしている。T社製のDVDビデオデッキを利用してダビングしているのだ。作業は順調に進んで、娘たちの分、全部で10枚くらいは終わった。
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ダビングする時に、テレビにその映像を映し出すことになる。その映像を見て、「あぁ、こんなことがあったっけ」「妻も若いし、私も細身でイケメンだったじゃないか!」などと昔を懐かしく思い出したりしていた。
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娘たちの映像は、お宮参りや初誕生などの外に、定番の運動会、ピアノ発表会、バレーボール大会などだ。
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次女は今では信じられないことだが、小学校時代はスポ教に入っていて、バレーボールに精を出していた。通っていた小学校は市内でも強いチームだったので、日曜ごとに練習試合や大会などがあって、そのたびに私は父兄応援として運転手役で駆りだされていた。
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そんななかで、校区の町内対抗バレーボール大会のビデオ映像が残っていた。9人制バレーだったが、次女は前衛のセンターでセッター役だった。見ているとチームの要として、トスを上げたりツーアタックしたりして、頑張っている。時々、丸メガネがずり落ちるのか鼻先に手を上げて直しているお得意の仕草が、可愛くて懐かしい。
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試合も中盤になって、やけにサーブが上手な女の子がいて連続で8点くらいポイントを取った。ポニーテールの可愛い子だったが、どうも長女に似ている。 台所仕事していた妻を呼んで確かめると、確かに長女だという! そうだったのか、長女も試合に出ていたのだ。 私はすっかり忘れていた。 となると、長女が6年、次女が5年のときの記録だ。それから注意して観ていると、長女は後衛のセンター。 レシーブ役だった。
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バレーボールの練習はしていないはずなのに、結構上手にレシーブしていて、嬉しくなった。 姉妹2人が活躍していたのだった。結局この年の大会は、決勝で負けてしまったのだが、娘たちの活躍が残っていて、良かったなぁと思ったのでした。
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それから引き続いて、翌年の大会を写した。次女は6年になっていて、やはり前衛のセンターでセッター役をしていた。丸メガネは相変わらずだ。この大会では次女はゼッケン1番,キャプテンとして頑張っており、見事に優勝し、表彰式では金メダル授与もあって嬉しそうだった。
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娘たちも今は1児の母、息子の記録は残しているだろう。私の8ミリ映写機やビデオはへそくりで買ったものだが、それがこのように貴重な映像として残っており、嬉しいことこの上ない。孫たちは母親の子供の頃の映像をみてどう思うだろうか。楽しみだ。<o:p></o:p>