北海道みやげの夕張メロン。美味しくて大好評でした。
景気が落ち込んでいる。原油・鉄鉱石を代表する原材料高騰に端を発して、アメリカのサブプライム問題であっという間に世界で資産は1000兆円レベルで低下したという。ただ、これらの金融危機という恐慌は経営者やブルジョア層が問題であって、私のような庶民には対岸の火事のように、焦燥感も無く眺めているだけだった。
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ところが自動車会社、電機産業と輸出に重点を置く企業が急激に不振に陥り、生産縮小をせざるを得なくなって、季節雇用者などの首切りが報道されるようになると、我が周りも騒然としてきた。九州は自動車工場が多いのである。設備増強、増強と明け暮れてきたのが急に、計画見直し、保留が増えてきたのだ。
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バブル崩壊以上の経済危機だと喧伝しているが、実際はどうなのだろうか。株価や円は日替わりで乱高下していて、先行きが見えない。ガソリン価格は急激に低下しており、原材料価格は落ち着くのではないかと思うのだが。
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こんな中、麻生給付金とも言うべきだろうか、定額給付金問題で賑わっている。なんでも2兆円規模で国民に現金を支給するというのだそうだ。目の前に控えた衆院選対策の一つなのであろうが、3年後には消費税値上げという姿勢を打ち出してもいるようで、何となくすっきりしない。
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4人家族で6万4千円の給付金を想定しているそうだ。とすれば、我が家は2人家族なのでその半分3万2千円と云う勘定だが、老人・児童の割り増しがないので基本給付金だけの2万4千円になりそうだ。
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いつのことだったか忘れたが、確か老人に給付金が下りたことがあった。この時は我が家も親父一人分の金券を頂いたと思う。親父がどのように使ったのかは知らないが、喜んでいた様子ではないようだった。平均的な中流家庭だったので、生活に困窮していたのではなかったから。
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さて、今回も同じように金券で給付されるのだろうか。そうであれば、私には関係ない公算が非常に高い! 金券はすぐさま妻の懐に入るであろう。私には「今日、組長さんがもってきたから」で終わることだろう。そして形を変えて、貯蓄に廻る事になるだろう。給付金で消費を促すことは無いと思えるのだ。
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会社で仮に臨時ボーナスがあったとすれば、これは現金支給であれば私の懐に入る! 銀行振り込みであれば、必然的に妻が管理している口座となる。お金と云う切り札をもぎ取られた男は楽しみが無い。<o:p></o:p>
さぁ、給付金、どのような結末になるのだろう? 結局給付無し!で終わることになるかも。たんす貯金になると経済浮揚効果は見込めない。
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