私ではありません。Aさんです。
3連休の初日、九州は良い天気だ。台風に連れられて発生した低気圧は三陸の沖合いに根を張っているようで、各地で被害が多発しているようだ。東北、北海道のブロガーさんが多いので、心配だ。皆さん無事であることを祈っています。
朝九時、物置から長靴や帽子、軍手を取り出して、稲刈りの準備。今日は遠賀のAさん宅の稲刈りの応援なのだ。Aさんは会社の同僚であるが、山や田畑を持ってる半農家であり、枇杷や柿、たけのこなどでお世話になっている。9時半に釣り仲間で、アウトドア派のはまさんが時間通りに我が家に到着。早速、道具を積み込んで出発。
途中コンビニで昼食の弁当などを仕入れて10時半にAさん宅に到着。見ると家族が総出でコンバインの廻りに集まっている。家族総出といっても奥さんと息子二人であるが。どうもコンバインの調子が悪く、連続的に刈り取られた稲穂を脱穀する機構のところで、稲穂が時々つかえて止まるようだ。手入れが悪いから、と可哀相にAさんが集中非難を浴びているようだ。奥さんも何となく不機嫌そうだ。それはそうかも知れない。コンバインが動かなければ稲刈りが出来ない。結局、稲穂の刈り取る量を少なめに、機械の性能上は3条刈りなのだが2条刈りとすることになった。
稲刈りはコンバインがするので、私たちの応援は、田の4隅などのコンバインが刈りにくいところを鎌で刈り取ったり、いのしし被害で倒れた稲を刈り取ったりする補助作業である。特に疲れることもない。ただ、山間部なので、棚田のように小さな田も多く、人力刈り取りが結構な量はあった。
人力稲刈り作業は鎌の切れ味が良く面白いほどで、1人前の百姓になった気分がした。Aさんのご子息や奥さんは、毎年しているので要領やコンバインの性能を知っているのだろうが、先に先にと段取り準備が良い。さすが、とは思ったが、息子ももう二人とも30代だ。親父の代わりにコンバインを運転してもいいんじゃないか、とは感じた。
Aさんもつい先日おじいちゃんになった。末娘が男の子を産んだのだ。
途中休憩です。 疲れたときの救世主。和音君。3ヶ月になりました。
刈り取ったもみはコンバインに備え付けた20キロ袋に自動的に収納される。袋が一杯になるとあぜ道にどんどん置いてゆく。それを息子さんが軽トラで集めるのだ。
天日で乾かす自然乾燥ではなく、乾燥炉に入れるらしいが、その容量が20キロ袋30個弱らしい。そのため、1日の収穫量もそれで制限される。夕方には今日の予定分、田7枚の稲刈りが終わった。Aさん宅の田の半分弱だ。袋も28個くらいだった。
稲刈りの応援はもう10数年ぶりだ。その時は今日のような鎌作業の他に、20キロ袋を集めて廻ったが、今回は息子さんがもみ袋を回収したので楽なものだった。私もかつげないことはないが数が多いとやはりきつい。
夕焼けが空を覆う頃、1日目の稲刈りは終了。私たちの手伝いは微々たるものだったが、なにはともあれ、無事に終わった。明日も手伝いたいが、妻のアッシー君をずっと前からおおせつかっているので来れない。しかし、Aさん家族だけで充分だと思った。下手に私たちがいると逆に迷惑を掛ける。足手まといだろう。
稲刈りは1年の農作業の集大成であろう。結果が収穫量だ。ただ今年は冷夏だったのと、この前の台風で出来はよくなかった。例年の2割減らしい。今日収穫した20キロ袋のモミだって、コメになるのはせいぜいその4割位とのことだ。農家も厳しいと体感した。
そうそう、コメの品種だが「日の光」だった。遠賀ではコシヒカリは少なく、日の光が多いようだ。気象の関係だろうか。
ところで、明日から1週間、仕事で出張です。現場指導というかトラブル未然防止チェックです。「徳山」のような物件で、私が個人的に活動して受注したものです。その工事なのです。失敗できません。問題点や、完成試験の方法などを立案・確認して、無事に完成させたいと思ってます。(参考ですが、1400万円の受注額で、純益は400万円と見込んでいます。1年がかりで工事にこぎつけました)
と云うわけで、ホテル住まいの1週間です。ブログの記事アップは出来ないと思います。コメくらいは出来るかも。絶対に戻って来ますから、それまでよろしくお願いします。