つぶやき

平々凡々なアラフォーのひとりごと

とある一日のこと

2019-06-23 04:18:55 | 日記
そう、それは昨日のこと。

夏至の日。

例年なら雨の多い時期のはずなのに、まだいまだに梅雨入りしない西日本のこちら。

梅雨に入らず雨がなければ、この時期ってこんなに日が長く、晴れているとさらっとして気持ちのいい気候になるのね、と感心していた。

雨が降っていると日が長い日でも空は暗いから…それが晴れだとこんな遅い時間まで空が明るいんだ…と驚くこのごろ。

そう、そんな中での昨日のこと。

彼氏という関係でもないから『遠恋もどき』と言っていた、例のちょっと遠くに住む男性が急に彼の田舎であるこちらに帰って来るということで、突然食事に誘ってくれた。

前回はGWの時に一緒に食事をし、どうも私には気持ちがよくわからない彼に、それなりの好意があなたにりますよ、的なことをとっても間接的に自分から言うと

なんだかそれから急に彼からの反応がよくなった感じに思う。

私の数とっても少ない恋愛経験。

若い頃は自分の気持ちでいっぱいで相手の気持ちを考えず追いかけたり

もうちょっと歳を取ってからはその反省を生かしすぎというか、相手の反応をうかがい過ぎたようでうまく進まなかったり 

そんな感じだったんだけど

この歳になって初めて、(←おいおい…)『あ、なんだ…このくらいのわかりやすさを出すとよかったのか。』と気がついたような。

ああ、たったこれだけ自分から言うだけで、変わるもんなんだな…と目から鱗が落ちるような気持ちになったことだった。

というか、もうちょっとそれ早く気づけよなあ自分。

いまの歳で今ごろそんなことを学びつつあるけど、もうちょっと早くそれに気がついていれば人生 変わってたかも知れないのに。

まあでもそれが自分なんだろうし、そしてこれはきっと相手にもよるんだきっと…ということにも気がついてしまったかも。

つまり彼が、こちらからこれくらい示さないと動かないひとなんだなと。

いや、男性って多くはそういうものなのだろうか?


そしてそしてそして。

話をはしょって言うと

私は、彼が中々会えない人で、かつ自分にたまにだけど継続的に連絡をくれるからキモチがつかめずさびしいのもあってとても焦がれていたけれど

今、彼が頻度を上げて連絡をくれたり会ってくれることが多くなってくると

彼について『どうしてあんなに好きだったんだろう』と。

昨日それを、感じてしまったのだった。

属に言う(自分にとって)相手のいやなところが見えてくる、というところに来たのだと思った。


食事をしながら彼が昨日話した話も、その一因になった。


それはこういう話で


…彼の古くからの友人でこちらで商売をしている人がいて、その人から『店舗が出せる空きスペースができたから、こっちに帰ってきてそこで何かやってみないか』と誘われたということで

それについて、『私にも何かやってみたいことはないか、もしくは何かしたいと言っている人はいないか』と聞いてきたのだ。


うーん…と思った。


…そんなで店ができるとは正直、思わないんですが…。


その店舗の話を持ってきた友人は精力的に動くタイプの人らしく、その友人に触発もされた感じで彼自身もこういった感じのことしたいかな、と話してくれてはいたんだけど


こちらにもアイデアを求める時点で、そんな覚悟で店ってできるのかと疑問を持っている…
もっと言えば、彼を信じていない自分がいるのだ。


結果的に会社員をずうっとやってきた安定志向で保身も強いわたし。


ただそれでも何年も仕事はしてきたし、いくつかの部署も経験させてもらったから


自分が会社という組織に属さずに自分から何かをするには
恐ろしいほど全てにおいてスキルが全然足りていない、という自覚がある。


もちろん、私の考え方みたいなそういう感じじゃなく、あくまでも前向きに建設的に明るく考えて悲観的なところからスタートせずうまくいく人もいるんだろうけど


私の考えだと、いまの歳で(←彼も私も年の差はほぼありません。)なにかを始めるなんて、地を這うような泥臭い覚悟や努力で行かないと、生活なんてできないだろうと。


店がそんなに簡単にできるものならみんなやっている。


彼はそんな風なことも考えているだろうか?と…


なんだか考えが甘いのではないかと疑っている、というかもうそういうふうに甘いだろうと見てしまっているのだ。

それと彼は男だから

今彼のやっている仕事が年齢的に厳しくなったときに、どこかに雇用されるよりは自分でなにかをやる方が、男のプライドとしてもいいと思うのかなと。
けどプライドを保つためにそういう方向に行こうとしてるんなら危ないんじゃないかとか、そこも彼を否定的に見ている。


そして彼の話を聞いている時に、自分の思っている浅はかな私自身の本音にも気がついてきた。


まだ本当に彼氏彼女としてすら関係が固まっていないのに(そういう状態何年続けてんだよって話だけど)
そこでいきなりビジネス&生活の話をこっちにまで振ってきちゃいますかと。


それじゃ彼氏彼女というより、ビジネスパートナー的な要素が入っちゃうじゃん、と。


つまり。わたしは彼のことをそんなに信じてもいないし、支えよう的な…そこまでの愛もないんだなと。


この歳でまだまだ幼い恋愛がしたかったのねえと。


そしてほかのひとに目移りすらしそうな自分を感じるし


彼は店で経済的にうまく行かせるのは難しいんじゃないのか、と思ったわたしは

相手に経済力…というよりこの場合は"仕事を軌道に乗せる力"と言いかえたい。決して相手のふところを自分のものにしてぶら下がりたい訳ではない、といいわけしたい。

いやでもまあ。

その相手に経済力というかなんらかの稼ぐ力を求める女性の気持ちも、初めて『ああ、こういう気持ちでそう思うのか。』とわかったような気がする。


つまりは、この歳で借金を作ったり、きゅうきゅうになりたくないのだ。


働くのは構わない。ただボロきれになりそうなくらいに働かなければいけないくらいの困窮は、嫌なのだ。


わたしは自分も仕事をしてるからもし彼と一緒になることがあれば、それは彼の働いている県外まで自分が行って、自分が生活を変える…


自分から自分のために積極的に人生を変えることはなかった私は、そこは彼のところに行くからという大義名分で変えられなかった自分の環境を受け身で自分ひとりで責任を持たず生活を変えるチャンスだと思っていた部分があったと思う。


そこでパートなりなんなりの仕事を見つけて彼と別々の仕事で共働きをして、家庭は家庭で彼と生活をして、年齢でお互い働くのがしんどくなったらもっと小さい仕事をなんとか見つけて細々と暮らして…


そういう未来予想図をひとり勝手に考えたりしていた。


それが彼のほうがこっちへ帰って来るって、それじゃこっちは変えられないじゃん、と思ったり


それなのにその店舗で私も一緒に働く(と、いうビジョンも彼にはあるらしい)ということになったら、自分の生活は変わるのに『彼に巻き込まれちゃうじゃん』という意識になってしまう自分がいて


要は、彼に店って無理じゃない?それで元手のお金がこっちも出すことになったり、借金ができたりするのに巻き込まれるのはいやだよ、と考えてる自分がいるのだ。


私の勝手な未来予想図ではふたりの財布はほぼ別々で、お互いの収入に合わせてお互いが出せる範囲で出せばいい、という形の割り勘、みたいな大まかな考えだったから。


なんというか…


ただ彼氏彼女な感じをこの歳になっても楽しみたかったという、考えてみると幼い(のね。それすら今まで気がつかなかったけど。)気持ちだったんだけど


そこをそんなに楽しんでないのに仕事の話をこっちに持ってきちゃうか~…と。


彼は彼で話があんまりストレートじゃないし細かいし、そこまで積極的じゃないから結局私のほうからここまで言ってそれで何年も経ってるのにここまでしか進まなかったんじゃん、と。


相手のせいにして被害者意識にみまわれている私がいるのだった。


けどここまで来てしまったんだよなあ…。


もし、わたしがちょっと彼が自分にとって都合がわるくなったからって他のひとに目移りしようとしたのなら、カンペキ自分が悪者になる覚悟をしなければいけない。


でもこのままだと、彼に悪いからとなんとなく合わせて我慢ばかりしてるつもりになりそうなまま自分の願っていない方向にどんどん行きそうな気がする。


今ごろになって自分も相手が選択できるような気になって『どうしよう~』なんてふらふらしてる本当しょうもない女になりそうと思ってる自分がいるけど


妙に話好きで(そこがいいと今まで思ってたのに)細かくて、あたしの方が女をやりたかったのに彼のほうがこれじゃ女みたいじゃん、と思ってる自分もいるし


とにかく彼は危なっかしい、ちょっとドリーマーだと下に見てしまってたりする。 


けどそういう自分も省みてみると相当、人のこと言えないひどいもんだわ。


だから同じレベルで今時間を共にしているということなんだろうか。


結婚してもう長い兄や姉は、『結婚は忍耐よ!』と言っていたけれど


要は二人でいるとどうしてもどちらかは折れなければいけない、うまい妥協点なんてそうそううまくあるもんじゃない、というようなことを言っていたけれど


つまりはそういうことなのかな。


ということを、本当に


この歳で今さら今さら、ほんとに今さら。


思ってる私なのだった。


ああ~~~~~、もう。


それでももう少し。いやもっと。賢くなりたい。


と、それ以前に


これも問題からの逃避だと思うけど まずは自分の目の前のむっちゃくちゃになった部屋から片付けて、それから新しく暮らす家賃の安い部屋も考えよう。


昨日、彼との食事に出掛ける前に、床にそのまま置いてた髪留めのバレッタを踏んでしまい、おととい金具が変だったのを自分で修理したばっかりだったのに真っ二つに割って壊してしまった。


彼は、私がいなくても他のひとができるだろうか。


その時はやっぱり私は打ちひしがれるだろうか。


だからって今自分がこう思ってるのに思っていない方向に流されて行くのは違うんじゃないのか?


彼のいいところを私は出せているか?


自分も自分の好きな自分を出せているか?


でもたぶんこれだけははっきりしてしまったかも知れない。


新しく今住んでいるところより安い家賃の部屋を探すのに、私は彼に以前ほど気を遣わずに自分の好みで決めてしまうだろう。


合うか合わないかなんてほんとに、わからない。


どんなにたくさんの人と会っても、たくさんの人と会ってしまったからこそわからなくなることもあるんだろうと思うし


ただ、私はそんなに不自由にはなりたくないと思ってしまう。


結局、自分の好きなようにしか生きられないのかも知れない。


ただ、もっと賢くはなりたい。