シルヴァートーンの1304は1958年のWish Bookという、シアーズのクリスマスギフト用のカタログにしか掲載されていないことからWish Book Modelと呼ばれています。
ボディは通常のUシリーズと同じですが、ネックが18フレットまでしかなく、全長は1フレット分くらい短くなっています。ボディカラーはブラウンにゴールドスパークルが施されており、地味なのか派手なのかよくわからない感じです。
Uシリーズでは1ピックアップのモデルの場合、ネック寄りにピックアップを取りつけ、トーンスイッチを搭載していましたが、1304ではピックアップを真ん中にし、トーンスイッチを省略しています。で、ボディサイドにあったジャックをボディトップに持ってきています。そんなわけで、画像を見ていただくとノブの位置がずれているのがわかると思います。
もう一つ、ネックとボディのジョイント部に大きな違いが見られます。1304のほうが浅いのです。そのため、2点止めのボルトジョイントになっています。
極力簡素な構成に魅力を感じます。
18フレットって。。。
ピックアップやスイッチがたくさんあるギターも面白いんですが、こうした何にもないギターもそれはそれで魅かれるものがありますよね。
年季の入ったブルースマンがこれでスライドとか決めればバッチリな感じ。