ギブソンのBR-9はラップスチールギターとセットで販売されていた。第二次世界大戦後ハワイアン・ミュージックが流行し、ラップスチールギターを学ぶ人が増加したことから、このモデルは音楽教室を通じて1948年から1955年頃まで販売されたという。文字通りのスチューデント・モデルなのである。
このアンプは出力は10w程度、使用される真空管は5Y3、6SN7、そして6V6が2本である。フィールドコイルの8インチスピーカーを搭載している。
サイズは高さが33センチ、幅が44センチ、奥行きが17センチで小さく、扱いやすいもの。コントロール類は背面にまとめられており、2つのインプット(先生と生徒がセッションするために2つあるのだそうだ)、電源のON/OFFスイッチ、そしてヴォリュームノブが一つだけある。
このアンプから得られるサウンドの特徴はウォームなクリーンサウンドであまり歪まないが、ブルージーな雰囲気を醸し出すにはとてもよいアンプ。
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