Rickenbacker 450

2016-08-21 22:06:13 | Other Guitars
リッケンバッカーの450。これを手に入れたのは2、3年ほど前なのだが、しばらく実家に置きっぱなしにしてしまっていた。さすがに放置するには忍びないので、現在住んでいるマンションに持ってきたというわけ。それまで弦を交換したこともなければ、クリーニングをしたことも、調整をしたこともないが、実際のところリッケンバッカーのような特殊な機構を持っているギターに対して素人がいじれるところはそれほど多くはない。下手にトラスロッドをいじると指板がはがれるとか、けっこう恐ろしい言い伝えがあるのがリッケンバッカーである。

シリアルで調べると、この個体はどうやら1966年の2月に製造されたものであるようだ。しかし残念なことにピックアップがハイゲインに交換されている。サウンド的にはある意味よいのかもしれないが、ルックス的、コレクター的にはかなりの減点ということになるだろう。

ブリッジを見ていただければわかるが、これはもうオクターブ調整ができないタイプであって、3弦が巻弦のものを選んで張るしかない。フラットワウンドにすれば一番いいようだが、弾いててあまりにも指に負担がかかるので、ラウンドワウンドで3弦が巻弦のもの、今回はダダリオのEX110wを張ってみた。まあまあ許容範囲内には収まるかといった感じ。

このモデルの特徴はなんといっても全体を覆い尽くすかのようで微妙に覆いきれていないピックガードだろう。何とも言えない愛らしさをもたらしていると感じる。

というわけで、ルックス的には最高なのではあるが、それでは弾き心地はというと、リッケンバッカーに対して多くの人が感じているように、リズムを刻むことに徹するのであればいいのだが、単音でギターソロを歌わせようとするとチョーキングがやりにくいせいもあるが、それほど気持ちよく弾くというわけにはいかない感じである。このへんは慣れの問題という側面ももちろんあるだろうが、やはりギターの特性ということなのだろう。













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