昨日、テレキャスターひとすじのジム・ウィーダーについて触れましたが、実は私もテレキャスターを持っているんですね。フェンダーのテレキャスター、アメリカン・デラックスです。これは1年半ほど前に手に入れたもので、私にとって3本目のギターになります。2本目はフェンダージャパンのストラトキャスターだったんですが、弾きこなせなかったので手放してしまいました。クラプトンのブラッキーみたいな黒ボディ、メイプル指板でしたが、このギターについては後日、改めて書きたいと思っています。
テレキャスターを手に入れる2年くらい前からふと再びギターを弾きたくなりまして、これからの人生をともに過ごす生涯の伴侶としての1本を求めて、楽器店をのぞいてみたり、ネットであれこれギターを探したりしていたのですが、この1本に絞るのはなかなか難しかったですね。ギターというのはいいところを見ればあれもこれもと欲しくなりますし、悪いところを見ればあれもダメこれもダメとなってしまうわけで、しかし、そうやってあれこれと迷っている2年間はそれはそれでとても楽しいものでした。
高校時代はハードロック小僧でしたので、私のベースにはハードロックがあるわけですが、40歳を目前にしてハードロックでもなかろうと、最初はハコモノでいこうかと思っていたんですけどね。グレッチやダキストあたりいいんじゃないかとか。その一方で、ビートルズやザ・フーが好きということもあり、リッケンバッカーもいいんじゃないかとか、さらにはビザール系のギターも面白いなといったように、1本に絞るどころかますます拡散していく状況でした。で、あるとき、結局エレキなんてレス・ポールとストラトキャスターとテレキャスターなんじゃないのかな、とものすごくオーソドックスなところに着地して、レス・ポールとストラトキャスターは弾いたことがあるので、ここは弾いたことのないテレキャスターがいいのではないかという感じで、テレキャスターを購入することとなりました。
しかし、フェンダーのギターは弾きにくいという先入観をストラトキャスターによって植え付けられてしまったため、不安もありました。ネットでテレキャスターについて調べてみても、テレキャスターはごまかしがきかないとか、オクターヴ・チューニングが合わせられないとか、要するに、弾きにくいけれどもそれを克服するのが男だというような話ばかりで、ちょっと困ってしまったのです。
ところが、私が不安に感じていた部分を改善したモデルが存在することがわかりました。それがアメリカン・デラックスだったというわけです。6連サドルでオクターヴも合わせやすいし、プレートにも余計な縁がないので手に当たらない、バックコンター加工がされていて、ボディの角があばらに当たらないということで、これなら弾けそうだと感じたのです。
このアメリカン・デラックスはテレキャスターとストラトキャスターの中間みたいな感じですね。テレキャス道を突き進む漢からすれば邪道なスペックで、「アメデラ弾くくらいなら、いっそストラトにしろ」と怒られそうなものですが、楽器店で試奏してみると、驚くほど弾きやすい。フェンダーに対する苦手意識がいっぺんに吹き飛んでしまいました。搭載されたサマリウム・コバルト・ノイズレス・ピックアップは本当にノイズが少ないですし、フロントのまろやかなトーンも素晴らしい。これからの人生をともに過ごすギターとして申し分なしということで満足していたのですが、半年ほどして、リア・ピックアップが断線してしまったのです。原因はまったくわからないんですが、いずれにせよ修理をしないといけないということで、この機会にピックアップをダンカンのクォーターパウンドに換装することにしました。修理が終わるまでの間、ギターを弾けなかったのが辛かったので、サブでもう1本あったほうがいいな、と思ったが最後、気がつけばギターが20本近くにまで増えてしまったという、よくある話ですね。とりわけ中年からの復活組にこうした傾向が顕著ですよね。
私はダンエレクトロ・ジャンキーとして毎日ダンエレクトロのことを考えていますが、とはいえ、他のギターへの愛情がないかというとそんなことはなくて、このテレキャスターも愛して止まないギターなのです。
私は新米ダンエレクトロ・ファンです。ギター歴は無駄に長いのですが実力が伴わず現在に至ります(笑)
このブログでは、なかなか興味深い考察をされていますね。毎回楽しみに拝見させて頂いております。
私もギターは全然うまくなりません(笑)。毎日違うギターとっかえひっかえというのはダメみたいですね。で、今年はちゃんとメトロノームに合わせて基礎練習をすることにしました。
これからもよろしくお願いします。
私も気がつけばギターが20本近くに増えておりまして…(笑)
しかし手に取って弾くのは大抵、同じような2~3本に限られてます(爆)
あまり弾かないギター達には申し訳ないと思う今日この頃です。(もったいない話ですよね)
こちらこそ宜しくお願い致します。
ギターは音の良し悪しだけでなく、デザインとか雰囲気なども大きな魅力で、そんなにギター持っててどうするんだとよく聞かれますけど、こんなにいろいろな形をしたものがあって、それぞれ個性を持っいてしかも美しいものは他にないでしょ、と答えています。
工場長さんのコレクション、見てみたいですね。
ストラト、テレキャス、レスポール、SG、ファイアーバード、カジノ、アンペグクリスタル…とまあそんな感じですかね!
私の嗜好は50~60年代のヴィンテージギターでして本物はとても買えませんので、そのリイシューを集めたりしております!!
danojunさんは どんなのお持ちですか?
私のギターコレクションは、このブログで紹介していきますので、乞うご期待ということで。
はじめまして。
わたしもアメリカンデラックステレキャスターにクォーターパウンドを載せたいと思っています。
もともとのアメデラのピックアップは3芯ですが、クォーターは2芯ですよね?
どういうふうに配線をしたか教えてほしいのです。
あと、その後音の変化、ノイズののりかたも主観でけっこうですので教えていただけないでしょうか?
サマリウムコバルトノイズレスピックアップは
スタックハムですからコールドが2本あるわけです。
私はリアだけですが、クォーターパウンドに交換
すると高音域のパキパキ感がなくなりますし、歪み
やすくなりますね。ノイズは覚悟してたんですが、
普通のシングルコイルと同じくらいで、ほとんど気に
なりません。テレらしさは若干損なわれますが、
私は気に入っています。