Marshall Mercury

2018-07-14 01:18:31 | Other Amps


マーシャル・マーキュリーは1972年から1973年までメールオーダーのみで販売されたモデルである。

基本的にはイギリス国内だけで販売されたようで、117V仕様のものはない。なので、アメリカや日本で見かけるものは、トランスが交換されているか、ステップダウントランスをかまして使うものかのどちらかになっているはず。私が入手したものはステップダウントランスが付属していたが、邪魔なので、トランスを交換してもらった。

マーシャルはいわゆるスチューデントモデル的なアンプをあまり作ってこなかった。今でこそ、5wクラスのものや1wクラスのものなどを作ったりしていたが、そのカテゴリーに対応するモデルがマーキュリーであり、カプリであると言える。

マーキュリーのサイズは縦47cm、横47cm、奥行き22cmの手頃なサイズ感であり、ミュージックマンと同様、チューブとトランジスタのハイブリッドアンプである。インプットはLoとHiの2つあるが、ゲインの違いというよりはトーンの違いのように感じられる。また、トレモロが内蔵されているが、回路的な問題があり、他のメーカーのトレモロのようには大きな変化はしない。

このモデルにおいても、歯切れがよく、高音域が強調されたマーシャルらしいサウンドは健在。

赤いトーレックスの筐体と金のパネルに大きく書かれたMarshallの文字とあいまって、かわいらしい雰囲気を醸し出している。

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