Danelectro VS Fender(8)

2009-08-19 22:05:43 | Dano Column
書き忘れていたことがあったので、付け足します。
セミアコ編になります。

フェンダーはソリッドボディのエレクトリック・ギターの量産化に成功したけれど、セミアコもつくりました。ジャズでも使ってもらおうとジャズマスターをつくったものの、ジャズミュージシャンに使用されることはなく、サーフ系のギタリストがこぞって使用するようになったことから、やはりジャズ・ミュージシャンは保守的なので、ハコモノをつくらねばならないと思ったのかどうか。

フェンダーは1962年にリッケンバッカーにいたロジャー・ロスマイズルを引き抜いてアコースティックギターの開発をさせましたが、1966年にロスマイズルはコロナドの開発を担当しました。



このモデルの特徴はピックアップがデュアルモンド製であること、そしてボディはハーモニー製であったりと、フェンダーの自社製品以外のものが使われているところにあります。フェンダーの工場ではハコモノをつくる設備や技術が不十分だったからと言われています。


ダンエレクトロは1967年からコーラル・ブランドを立ち上げ、そこからハコモノの製造をするようになりましたが、ここでもフェンダーと同様に、ボディは他社のものを採用しています。この場合は日本のカワイでした。しかし、ピックアップはリップスティックを採用しています。
コーラルのセミアコはいくつかありますが、オーソドックスなシェイプとしてはファイアフライがあります。

コメント (2)
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