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本家サイトがリニューアル

2015-01-07 21:44:13 | Dano Info
知らない間に本家ダンエレクトロのウェブサイトがリニューアルされていた。1年以上も放置されたままだったが、密かにリニューアルに向けた作業が水面下であれやこれやとなされていたわけだ。今までのサイトはテレビのテストパターンを使ったデザインだったが、今回はアメ車のテールフィンがアップになったトップページで、ダンエレクトロというよりはアメリカン・ショースターみたいな感じ。

プロダクトを見てみると、先日紹介したピエゾつきのコンヴァーチブルやら、謎だったfホールのある12弦やら、ベイビーシタールやら、昨年から市場に流通し始めているモデルが掲載されている。これらは本家のあずかり知らぬところで動いていた企画だろうと思っていたが、どうやらそういうわけでもなかったようだ。他にもホーネットシェイプのDEAD ON '67をより簡素化し、シルヴァートーンの1452みたいな感じにした'67DANOが新たに加わっていて、何気に今までとは少し変わったラインアップになっている。今年のNAMMショーはこうしたモデルのお披露目といった感じになるのだろう。

Retroverb Guitars

2015-01-06 20:51:49 | Dano Info
TYS ToneSmith Retroverb Baritone Guitar demo


また一つダンエレクトロのコピーモデルをつくるメーカーが現れた。Retroverb Electric Guitars & Amplifiersである。今回、この映像にあるように、Uシェイプ、ドルフィンネックのバリトンギターを世に送り出したのだ。このメーカーは50年代、60年代のモダン・デザインを基調に、どこかユーモラスで、どこか郷愁を感じさせるものをつくることをコンセプトにしているようだ。アンプのデザインにもそれは体現されていて、そのおもちゃ感覚はとても楽しく、今後の展開に期待。セルマーの小さいアンプのようなものを企画しているみたいで、何が出てくるのかが楽しみだ。

Convertible Reissue?

2015-01-02 22:32:28 | Dano Info
コンヴァーチブルがリイシューされたようだ。

http://www.musiciansfriend.com/guitars/danelectro-convertible-acoustic-electric-guitar

今回のリイシューで特筆すべきは、リップスティック・ピックアップに加えてピエゾが内臓されているところ。コントロールノブは3つで、トーン、ヴォリューム、そしてピックアップのミックスコントロールとなっている。画像はサンバーストでコンヴァーチブルとしては違和感があるが、おそらくはホワイトやブラックもラインナップされるだろうと思われる。

ベイビー・シタールのリイシュー

2014-09-03 18:45:22 | Dano Info
ダンエレクトロの日本代理店であるキクタニミュージック株式会社によれば、ダンエレクトロのエレクトリック・シタール、通称「ベイビー・シタール」と呼ばれるモデルがリイシューされたということである。

そもそもベイビー・シタールとはどんなものかといえば、そのオリジナルモデルは1968年から1969年までの間、つまりダンエレクトロが終焉を迎える末期に生産されたもので、60年代後半に一世を風靡したエレクトリック・シタールの第2弾であり、本物のシタールの共鳴胴に似せた丸っこいボディシェイプが特徴のもの。

私の記憶が確かであれば、前回ダンエレクトロからコーラルのエレクトリック・シタールがリイシューされたのは2012年の10月のことであった。これは全くといって突然のことであり衝撃的な事件であったが、今回の「ベイビー・シタール」のリイシューもそれに劣らず衝撃的であるといえるだろう。いずれにせよ、今回もまたごく少数の入荷ということなので、市場に現れた途端に一瞬で完売し、あとかたもなく消えてしまう「幻のリイシュー」となりそう。

今回のベイビー・シタールのリイシューは本家ダンエレクトロのあずかり知らぬところで動いていると推測される。ギターのリイシューに関してコンサルタント的な役割を担ったスティーヴ・ソーストは以前あるインタビューで、エレクトリック・シタールをリイシューするかと尋ねられたとき、コスト的な問題からそれはないだろうと答え、エレクトリック・シタールの音が欲しければダンエレクトロのギターのブリッジをゴトー製のシタール用ブリッジにリプレイスすればいいだけのことと言っていたのである。

思い出してみれば、昔からダンエレクトロには本家と関係なく勝手に製品が出回るところがあって、本家のカタログにはない仕様やモデルが存在し、謎が謎を呼んでいた。最近でもアリゲーターフィニッシュではない‘67 HEAVENが日本限定で発売されたし、ダブルネックのリイシューもあったが、これらはアメリカでは発売されなかったモデルである。直近で謎の仕様といえば、ショートホーンの12弦モデルにfホールのついたものがどうやら出回っているようなのであるが、これは逆にアメリカだけで他の国で販売されてはいないようである。このギターのタバコサンバーストは今回のベイビー・シタールと風合いが似た感じになっていることから、同じ工場で生産されたものだと考えられるが、詳細は今のところ不明である。

現在ダンエレクトロのギターをつくっているのは韓国のイタリアギターズである。このブランドではビザール的なデザインのギターを様々つくりだしているが、その中にはコーラルのエレクトリック・シタールをデフォルメしたModenaというモデルもある。そういうところであれば、その気になりさえすれば余剰パーツを使い回してダンエレクトロのエレクトリック・シタールをリイシューしたり、謎仕様を気まぐれに生み出したりするのはそれほど難しい仕事ではないわけだ。

さて、今回のリイシューとオリジナルモデルを比較してみると、やはり細かい部分に違いがある。一番大きな違いといえば、座って弾くときに足に乗せる金属のレッグ・レストがリイシューにはついていないということだ。その次に目立つ違いはブリッジとピックアップの間の距離で、オリジナルはブリッジのすぐ前にピックアップがあるが、リイシューは少し離れた位置になっている。さらにオリジナルにはピックアップの周囲に金属のエスカッション的なものがあるのだが、リイシューにはない。加えてテールピースの形状とストラップピンの位置が違う。

ベイビー・シタールは何回か落札し損ねたという因縁もあって、いつかは手に入れてやろうとひそかに狙ってはいたのだったが、もともとの製造本数が少なかったせいか、ここ数年はebayでも見かけることがなくなっていた。わりとよく見かけるコーラルの方はといえば、こちらは相場が高止まりといった状況にある。こうした事情があって、私としては、エレクトリック・シタールの入手に関してオリジナルにこだわるのを諦めるほかなくなってしまったのである。そんなわけで先日ジェリー・ジョーンズのコピーモデルを手に入れたところなのであるが、このタイミングでのベイビー・シタール、それがリイシューであろうと何であろうと、ここで会ったが百年目、きっちり手に入れることにしたい。

59M-NOSが日本でも発売開始

2014-05-31 15:46:55 | Dano Info
どういうわけか、未だに本家サイトにも、キクタニのサイトにも公式なアナウンスがなされていないのだが、今年のNAMMで発表されたダンエレクトロの2014年モデルが日本でも発売されることとなった。今のところイケベ楽器の秋葉原リボレ店だけでしか取り扱いがないようなのであるが、これから取扱店も増えていくことだろう。


PLAY LIKE A 15-YEAR-OLD

2014-03-13 23:19:18 | Dano Info


新しいのか古いのか、どっちなんだ(笑)。

今年のダンエレクトロのキャッチコピーは「PLAY LIKE A 15-YEAR-OLD」。このチラシはNAMMショーのディスプレイにも登場していたのだが、ネット上にアップされた映像では小さすぎて何が書いてあるのかがよくわからなかった。ようやく大きな画像を見ることができたが、実はこれ、ダンエレクトロのウェブサイトにはまだアップされていない。まあ、プロモーションに今一つ積極性がないのは毎年恒例のことになっているわけだけれどね。

このチラシにどんなことが書かれているかといえば、15年くらい前のリップスティック・ピックアップが倉庫に紛れ込んでいたのが最近見つかったということと、そのピックアップを試してみたら、他のどんなリップスティックよりもtwangyなサウンドで、その原因がマグネットや様々な素材の経年によるものなのかはしらんが、とにかくすごい音がするというわけ。それで、そのピックアップを59DC(ダンエレクトロのフラッグシップモデル)にバダスブリッジとともにつけてみたら、今までにない最高のサウンドと演奏性が得られたという。

最後に、これは限定品だから、すばやくその手につかまないといけないよ、といった感じの煽りでしめている。

面白いのは今回のラインアップされたモデルのカラーの呼称である。色自体はどれもみないい感じなのだが、

・RIGHT ON RED
・BABY COME BACK BLUE
・OUTA-SIGHT WHITE
・ORANGE-ADELIC
・GO-GO BLUE

みたいな、間投詞ばかり使用しているところがダンエレクトロ大丈夫か?みたいな感じで少し不安になったりする。

2014年のSilvertone

2014-03-09 21:53:15 | Dano Info
NAMM '14 - Silvertone 1444 Bass Demo


今年のダンエレクトロの新製品についてはすでに紹介したので、もうNAMMショーの情報を収集することもしていなかったのだが、そういえば昨年から往年のモデルをリイシューしていく方向に転換したSilvertoneの2014年モデルをリサーチするのを忘れていた。

というわけで出てきたのが、1444。Uシェイプでロングスケールネック、24フレットの4弦ベースである。ヘッドがドルフィン・ノーズと呼ばれるタイプのもので、ダンエレクトロではこれを2010年にリイシューした。

Silvertoneはオリジナルに忠実にというよりは、全体的な雰囲気はそのままに、現代的な仕様にして演奏性を良くしようというもの。なので、オリジナル志向が強い向きにはあまりおすすめできないが、1444のオリジナルが欲しければ、中古市場にお手ごろな価格でけっこう出回っているので、その気になれば案外とたやすく入手できたりするわけだが。

2014年のダンエレクトロ

2014-01-23 21:07:48 | Dano Info
まだはっきりしたことはわからないが、Facebookのニュースフィードに今年のNAMMショーのディスプレイの状況がちらほらと情報提供されているのを見る限り、2014年のダンエレクトロのラインアップにはあまり期待できそうもない。メリケンのダノマニアたちも口々に落胆の声を上げているところである。それというのも、今年のニューモデルはUシェイプの56Proと59DCのバダスブリッジ仕様で、要するに新色がいくつか加わっただけというものだからである。昨年の今頃はHawkのリイシューということで局地的な盛り上がりを見せたところで、今年は何が出てくるかと大いに期待が高まっていただけに、今まで何度となくリイシューされてきた56と59の、しかも色違いのみというのはやはり納得しがたいものであることよ。

   

※1月25日追記
ダンエレクトロ2014年モデルは59DCのみなので、56PROの画像を削除。
今回のニューモデルの特徴は単に新色が加わったというだけではなく、工場から発見されたリップスティック・ピックアップのNOS品を搭載していることにある。NOSといっても50年代、60年代のものではなく、今から15年ほど前、1999年のダンエレクトロ復活後に製造されたものなので、有難味といった点においては微妙なところである。いずれにしろ、製造されるのはこのNOS品の分だけらしい。

Jay Turserのコピーモデル

2013-11-02 23:14:15 | Dano Info
Jay TurserからSilvertone1457のコピーモデルが出たようだ。http://www.jayturser.com/products/electrics/jtones/jt-1457.php

このモデルは、少し前にSilvertoneが出した1449のリイシューとブリッジが同じものであり、なおかつ弦がボディの裏通しになっているという構造も一緒なので、よくありがちな、同一モデルに違うブランド名をつけたものかと思わせたのだったが、よく見てみるといろいろ違いがあったのである。


上:Silvertoneのリイシューモデル
下:Jay Turserのコピーモデル

まずヘッドの形状を見ると、上の画像、Silvertoneのリイシューはペグ側の角がオリジナルと同じように丸くなっている。これに対し下の画像、Jay Turserは、これもオリジナルに近い形状ではあるのだが、ペグ側の角が鋭くとがっている。
次にコントロールノブを見てみると、Silvertoneのリイシューはノブに使用されたパーツは違うけれども、オリジナル同様に一応コンセントリック・ノブになっているのに対し、Jay Turserは1Vol、1Toneとなっている。
ピックガードはSilvertoneのリイシューは1449タイプになっているのに対し、Jay Turserが1457タイプになっている。
最後にフレット数を見てみると、Silvertoneのリイシューはオリジナルと同じ21フレットであるが、Jay Turserは22フレット。