’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

11月の読書メーター

2022-12-05 | Weblog

11月の読書メーター
読んだ本の数:9
読んだページ数:2828
ナイス数:324

ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)ふがいない僕は空を見た (新潮文庫)感想
窪 美澄さん初読み。エロ描写にしてもステレオタイプというか、今の高校生が読んだら興奮するんかな。もっと、変態ドーン!失恋ドーン!倒錯ドーン!みたいなのを期待したけれどちょっと違った。最後はなんかほのぼのしちゃったしね。「セイタカアワダチソウの空」はスピード感があってよかったと思います。(心が乾いているのかな?)
読了日:11月29日 著者:窪 美澄


タイムマシンに乗れないぼくたちタイムマシンに乗れないぼくたち感想
久しぶりの寺地さん。最初の「コードネームは保留」はいつもの寺地さんの語り口で「ソロ活女子のすすめ」の江口のりこのイメージ。好感触。その次の表題作からなんだか系統が変わってきて「なんじゃ、純文学に宗旨替えしたのか?」と思ってたら、初出が全部「別冊文芸春秋」だった。もともとこういうものを書きたかったのかコロナの影響なのか。前の方が好きだったんだけれどなぁ。「夢の女」は夫を失った妻が喪失感で壊れていく様と周囲の人の優しさのコントラストがよかった。あとはなー、なんか痛いというか純でしたなぁ。
読了日:11月21日 著者:寺地 はるな


あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇 (ハルキ文庫 た 19-28)あきない世傳 金と銀(十三) 大海篇 (ハルキ文庫 た 19-28)感想
とうとう読み終えてしまいました。うりざね顔の歌扇さん、菊栄さんの笄(こうがい)、お店乗っ取り、大火といろいろありました。これからもいろいろあるんでしょうなぁ。なんだぁ~惣ちゃん、まだラブなんじゃん。最後の最後でその伏線回収来るか!の賢輔どんもラブ。終幕、16年前のおきゃくさんが娘を連れてやっと晴れ着を買いにこれたシーンには眼から汗が。結の処遇には不満が残るが~、お互いもう結構いい歳になってるしね。今後刊行される特別巻の2冊が楽しみです!
読了日:11月15日 著者:高田 郁


あきない世傳 金と銀(十二) 出帆篇 (ハルキ文庫 た 19-27 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(十二) 出帆篇 (ハルキ文庫 た 19-27 時代小説文庫)感想
図書館の順番が待ちきれなくて12、13(最終巻まで)購入。いや~、どこに落とし穴があるか、暗転するかドキドキしながら読んでました。結果、それほどの不幸は訪れなくて最終巻に向けての溜めと伏線回収の巻となりました。家内安全、浅草呉服太物仲間、日蝕、衣装比べ。
読了日:11月13日 著者:高田 郁


恋大蛇 羽州ぼろ鳶組 幕間(祥伝社文庫 い27-13)恋大蛇 羽州ぼろ鳶組 幕間(祥伝社文庫 い27-13)感想
八丈島に島流しとなった留吉と名乗る元武士、本人から語られるまで誰だかわからんかった。話の内容はほとんど忘れてしまったけれど、おぉ、いたいた、その名前は覚えてる!人間の本能か、やっぱり火事場のシーンは興奮しますな。それと蟒蛇!キュンキュンの続きが気になっていたけれど決着つきました。よき。仁正寺藩の与一、め組の銀次、け組の燐丞は不審死の謎に挑むミステリー仕立て。
読了日:11月11日 著者:今村翔吾


あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇 (ハルキ文庫 た 19-26)あきない世傳 金と銀(十一) 風待ち篇 (ハルキ文庫 た 19-26)感想
他人の不幸を喜んじゃいけないけれど、江戸の3分の1が焼失した宝暦の大火(明石屋火事)で両替商音羽屋と日本橋音羽屋も焼失で溜飲を下す(いままでの仕打ちを考えるとねぇ)。ところがどっこい、虎視眈々とリベンジを企む結。この怨嗟の念は、そののち化けて出るんじゃなかろうか。コワ。一方、五鈴屋は勧進相撲で揃いの浴衣を披露して順風満帆、そして呉服商いへの道が再び拓かれる・・・と、絶対なんか(悪いことが)ありそうな予感!
読了日:11月09日 著者:高田 郁


あきない世傳 金と銀(十) 合流篇 (ハルキ文庫 た 19-25 時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(十) 合流篇 (ハルキ文庫 た 19-25 時代小説文庫)感想
2年の準備期間は長かった。新商品の開発、製造、販売とマーケティング。いろいろと収穫の時。そして、とうとうお梅どんも!やったね!!
読了日:11月05日 著者:高田郁


あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (ハルキ文庫 た)あきない世傳 金と銀(九) 淵泉篇 (ハルキ文庫 た)感想
読みながら結に対し幸と同じセリフを吐きました。幸とシンクロした瞬間です。干支十二支に隠された謎を解き、息を吹き返す結。これがなぁ~・・・。溜飲を下し少し落ち着いたかに見えた幸に更なる悪夢、五鈴屋最大の危機が襲う。もうヤメテ~。失意の中大坂へ。菊永、お梅どんの江戸行への布石、新たなる商いへの挑戦が蠢きだす。
読了日:11月02日 著者:高田郁


あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇 (時代小説文庫)あきない世傳 金と銀(八) 瀑布篇 (時代小説文庫)感想
小紋染めで一服ついた五鈴屋に新たな火種が。五十手前の音羽屋忠兵衛が幸の妹、結(ゆい)に懸想し後添に迎えたいという。その本心とは?時を同じくして、お上から上納金1500両もの献金命令。そこで井筒屋保晴こと惣ちゃん再登場で元妻の幸に重要な助言。オイシイところ持ってった~!男用の小紋染めに四苦八苦する賢輔と結のドロドロの結末はいかに?最後に「なに~~!!!(怒)」で終わる。~終われなかった平日午前1時。
読了日:11月01日 著者:高田郁

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