’ちゃんg’ の ’ぶろg’

読書メーターの記事は娘へのメッセージです。将来、同じ本を読んでくれたら嬉しいです。

7月の読書メーター

2024-08-09 | Weblog

7月の読書メーター
読んだ本の数:8
読んだページ数:2638
ナイス数:215

償いの雪が降る (創元推理文庫)償いの雪が降る (創元推理文庫)感想
大学の課題に選んだ題材が30年前の冤罪を晴らす。登場人物がそれぞれ個性的で読みやすい。特に毒親のクズっぷりったら首尾一貫していて読んでるときはムカムカしてたけど、今となってはいっそ清々しいくらい。インターネットで簡単に住所が割れたりDNA捜査のところはちょっと引っかかったけど、最後はメデタシでよかったばい。暗号解読が事件解決のカギになるなんて面白くないわけがない。続編も読んでみたい。
読了日:07月31日 著者:アレン・エスケンス


妖の絆妖の絆感想
妖シリーズ続いてんの知らんかった。出版が1年以上前だったんで図書館ですぐ借りられてラッキー。前シリーズの内容は忘れちゃったけど、欣治って名前は憶えてた。「みをつくし料理帖」の又次と双璧を成すいいキャラだったような気が。。。2020年に自分の書いた「妖の華」レビューを読み返してみたら「200年前の出会いの話も書いてもらいたいものです。」と書いてあった!!誉田さん、俺のレビュー読んでくれたんだな。(違う)
読了日:07月27日 著者:誉田 哲也


宇宙になぜ、生命があるのか 宇宙論で読み解く「生命」の起源と存在 (ブルーバックス)宇宙になぜ、生命があるのか 宇宙論で読み解く「生命」の起源と存在 (ブルーバックス)感想
著者は東大大学院の天文学専攻の教授。専門は宇宙物理学と天文学っていうから本物の天文学者。「大物の物理学者や天文学者が晩年に生命に傾倒する(狂う?)のは、ままあること(序章より)」らしく天才のアガリの研究が、いわば趣味としての生命の神秘の探求だそうだ。しかし、そこは天才なので膨大な知識と人類の英知の極み。趣味のレベルではない。読みやすいように書いてあって有名人が多数登場してトリビアもあるんだけれど~・・たぶん明日忘れてる!
読了日:07月17日 著者:戸谷 友則


ミシンと金魚 (集英社文庫)ミシンと金魚 (集英社文庫)感想
認知症老女のモノローグが続き、10ページくらいまで読んで「この調子で最後まで行ったらシンドイなぁ」という印象。説明もなく「みっちゃん」がたくさん出てきて混乱する。その後、底辺界隈で生活する人々、家族関係も猥雑で出勤時の電車で読むには気が滅入る。しかし物語中盤で「みっちゃん」の意味がわかると全ての疑問が氷解し、そこから最後までイッキ読み。どんな人間にも幸せで希望を感じる瞬間があった。振り返って今の自分の幸せを噛みしめることができる。これは泣ける。
読了日:07月16日 著者:永井 みみ


歌われなかった海賊へ歌われなかった海賊へ感想
第二次世界大戦末期のドイツでエーデルヴァイス海賊団を結成した少年少女が、自らの心の居場所を確保するためにナチスに対抗する冒険譚。伏線もすべて回収し、訴えるべきところは訴え、キュンありバトルありの超一流のエンタメ小説でした。1作目の「同志少女よ、敵を撃て」もスゲーと思ったけど、2作目も期待を裏切らない面白さでした。ヴェルナーとフリーデのその後が気になるー!!
読了日:07月13日 著者:逢坂 冬馬


一夜:隠蔽捜査10一夜:隠蔽捜査10感想
小田原で人気作家が誘拐された、と同じ日に都内で殺人事件が発生。この2つの事件の行方は?という内容なんだけどセリフが多くてなんか通常クールのドラマの脚本を読んでるみたい。あまり盛り上がらなかったな。竜崎はだんだん偏屈になってくるし伊丹は古田新太にしか読めない。もっとこう劇場版のような、竜崎がガンガン出世していくようなのが読みたい。
読了日:07月09日 著者:今野 敏


宙わたる教室宙わたる教室感想
面白かった!定時制高校に通ういろいろと問題ありの生徒たちが学ぶことの面白さに目覚め、自分たちの実験を学会で発表までしちゃうという王道感動ストーリー。あとがき読んだらほぼ実話で感動再び。はやぶさのアレがねぇ・・課題図書になるわけだ。学内ヒエラルキーや学校同士の力関係、エリートの行動様式など示唆に富んだ伊与原先生あるあるは健在。10月にNHKでドラマ化だって。
読了日:07月06日 著者:伊与原 新


三体II 黒暗森林 下三体II 黒暗森林 下感想
軌道エレベーターに制御核融合炉に人口冬眠と200年後の世界楽しすぎ。そして三体艦隊を迎え撃つ2000隻の宇宙艦隊・・が探査船に瞬殺。水星を爆発して太陽系を滅ぼすとか宇宙を彷徨する船(シドニア?)が出てきたり、何でもアリだな。面白い。結局最後は未知の文明を頼った解決方法だったけれど、ホントにそんなんで諦めてくれるかな?続編があるんで諦めてないんだろうな。読んでる最中、思考がいろんなところに飛んで読むのにエラい時間がかかってしまった。これもまた楽し。
読了日:07月03日 著者:劉 慈欣

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