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もうすぐ夏祭りシーズン!祇園祭とは

2019-06-22 10:00:34 | コラム

こんにちは、ダンワールドです。

 

梅雨が明ければ、すぐに夏祭りのシーズンが到来します。この時季になると、ぜひとも行きたくなるのが日本三大祭りの一つ、京都の祇園祭です。

 

祇園祭は、京都の八坂神社(通称・祇園社)の祭礼で、「祇園御霊会」(ぎおんごりょうえ)、略して「祇園会」(ぎおんえ)ともいいます。

 

近年では、7月10日の神輿洗に始まって、29日の神事済報告祭で幕を閉じるのが通例です。なかでも、17日と24日には「山鉾巡行」と「神輿渡御」(みこしとぎょ)があり、16日と23日の「宵山」とともに有名な行事となっています。

 

その起こりは、平安時代の初期、869年(貞観十一年)に、国じゅうに疫病がはやったとき、八坂神社の社司、卜部日良麻呂が、勅令によって、陰暦6月7日に、長さ二丈(約6メートル)の鉾を、当時の日本の国の数にあわせて、66本つくって立て、6月14日には、それらの鉾を神輿といっしょに、神泉苑(当時の天皇の遊覧場)へ送ったと伝えられます。

 

それ以後、疫病のはやるたびに行なわれていましたが、922年(天禄三年)、円融天皇の病傷平癒の祈願に対する奉謝の意から、臨時祭が行なわれ、それ以来、毎年祇園祭を行なうことになったものといわれます。

 

室町時代の末期、応仁の乱で、京都が戦火をうけたため、山鉾巡行も中止することになりましたが、豊臣秀吉が戦国の世を平定するとまもなく、積極的にその復興をはかり、江戸時代にはいって、町人の経済力が増すとともに、山鉾や神輿も豪華なものに変わってきました。

 

毎年、国内外の観光客が大勢見物におしよせます。夏の京都のハイライト、いや日本のハイライトの一つといえるかも知れません。