ダンワールドから皆さまへ

体と心と脳の健康づくり
人と社会と地球の健康づくりをサポートします。

アーユルヴェーダとは

2019-06-05 17:00:17 | コラム

アーユルヴェーダは世界最古の伝承医学です。インドで生まれました。サンスクリット語の「アーユス」(生命)と「ヴェーダ」(知恵)に由来します。人間が本来持つ自然治癒力を利用した健康法の一つです。

 

約4000年前にはすでに古典が完成していたといいます。インドではアーユルヴェーダの公立大学、病院、診療所があります。患者の精神状態と体力、消化力のバランスを重視した治療で予防医学に秀でているとされます。アーユルヴェーダの病院には、内科、外科、小児科のほか、解毒科、精神科などがあり、神経系や内臓の慢性疾患の対処に役立っているそうです。

 

アーユルヴェーダの薬には漢方と同様、生薬があります。金、銅、鉄などの鉱物を無毒化した「鉱物薬」もあるのだとか。医師の問診を基に、食事、生活の改善を指導し、そのうえで薬を患者の体質に合わせて使うそうです。

 

アーユルヴェーダでは、それぞれの人が持つ「本質」や「状態」にあわせた生活を送ることが大切だと説かれています。すべてのものには「地」「水」「火」「風」「空」の5つのエネルギーが働いていると考え、天気などの自然現象だけでなく、私たち人間の体もそのエネルギーの影響を受けています。この理論に基づいて、自分の心と体の「状態」を把握することがアーユルヴェーダの第一歩になります。

 

アーユルヴェーダは、同じくインド生まれのヨガとも関係が深いです。ヨガ人気の高まりとともに、日本でも注目されるようになりました。