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『キムジャンの季節』 韓国より

2009-03-09 03:22:28 | ダンワールドニュース
こんばんは

いつも訪問ありがとうございます。
㈱ダンワールド ブレインダンヨガです。


今日は、韓国のおいしいキムチのお話ですっ!!!


韓国の冬は一気にやってきます。
街に木枯らしが吹き抜けると、韓国には「キムジャン」の季節到来です。
キムジャンとは、晩秋から初冬にかけて、翌年の春まで食べるキムチを大量に作る年間行事で、昔は一度に100株程度の白菜キムチを作っていたそうです。
今でも、キムジャンの季節になると、市場には白菜が山積みとなり、各家庭からはキムチに入れる薬味や材料を叩き潰したり、刻む音が一日中響いてきます。

キムチが文献に登場するのは、高麗時代中期からですが、その頃のキムチは現在の様な物ではなく、塩が主体で、辛味には山椒等が用いられたそうで、現在の様に唐辛子で辛味を付ける様になったのは、秀吉の朝鮮出兵(韓国では「壬辰の乱」)以後と言われています。

キムチの最適温度は5℃程度、昔は寒中、甕に入れて、外に出しておいたそうですが、現在はアパート生活者が多い為、「キムジャン冷蔵庫」と言うキムチ専門の冷蔵庫が普及しています。
キムチには200種以上の種類があり、各家庭で味は様々です。
でも、やはりお母さんのキムチが世界最高のご馳走で、其れを利用して作る「キムチチゲ」は何歳になっても、何処に行っても懐かしい故郷の味だそうです。

キムチを作る為には何種類もの野菜や動物性発酵食品、大蒜、唐辛子を使用する為、有機酸、乳酸菌、食物繊維、ビタミンC、カプサイシン、βカロテン、アリシン等、多くの栄養素が含まれ、ダイエット効果、便秘、癌予防、動脈硬化予防、老化抑制等の効果が有ると言われていますが、最近、注目されているのは、キムチに含まれる「ロイコノストック」と言う乳酸菌です。
これは、鶏インフルエンザに有効であるとの実験結果が発表され、韓国内外でも話題を呼びました。

先人の知恵とは、幾時代を経ても受け継がれる素晴らしいもので、人の温もりがある料理とは、健康で幸せに生きるために無くてはならないものです。
一日に一度は、人の温もりがある料理を食べましょうねっ!!!
大切な誰かのために料理するのも、世界中で一番身近な自分のために料理するのも、どちらも、とてもすばらしい事だと思います。
今日から、人の温もりがある、温かい食事をしてみませんか?