活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

成り切る2

2018年06月05日 | 道のこと

たまたま坐禅というものが、どうしても自己を忘ずるための手段や方法になりやすい

のです。


だから指導者は、「坐禅に成りなさい、妄想に成りなさい、分別に成りなさい、

見たものに成りなさい、聞いたものに成りなさい、其のもの其れに成りなさい」

というのです。


これが「自己を忘ずる」ということです。


お間違いのないように、そのことだけは自分でよく「理(理論)」として

理解して頂きたく思います。


特別に新しいことを見たり、聞いたり、求めたりする訳ではありません。

いつものことです、平常のことです。


ですから「自己を忘じよう」ということは、もう本当に思う必要はありません。

考える必要もありません。


「今の自分のやっていることに成り切る」、そのように努めて頂きたいと思います。




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