活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

法身(ほっしん)1

2018年08月30日 | 道のこと

私たち衆生の日常生活においては「眼(げん)・耳(に)・鼻・舌・身・意(心)」の六根の

働きの中にしか存在しません。


ただ、「意(こころ)」というのは「五根(眼・耳・鼻・舌・身)」のように物を

「識別」するものではなく「分別」する道具です。


「分別」するだけで悪いとか善いという「判断」をするものではありません。

それが「意(こころ)の働き」です。


ですから、私たち衆生はきちんとすべてのものをそのまま受け入れるように

なっているのです。


これを「法身(ほっしん)」といいます。

本来私たち衆生は「法身(法の身)」なのです。


ですから、私たち衆生は修行して「法身」が求められるのです。

私たち衆生は「法身」を求めなければなりません。


すべてのものが「法身」でありますから、「縁」に触れてものと一体だった

ということに気が付く様になっているのです。


それを邪魔しているものが「我(が)」という自分で、いつの間にか認めたものです。


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2 コメント

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Unknown (たかはし)
2018-09-10 15:40:41
法身とは、識別することなく、分別するだけで全てのものをそのままに受け入れるもので、それは意の働きである、ということでしょうか。
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Re:Unknown (山里の和尚)
2018-09-25 11:36:43
「法身」についてですが、結果に至ってみれば私たち衆生は「法の身(法身)」なのです。

一度「自心」を知っていただきたいと思います。

合掌)949
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