活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

法身(ほっしん)2

2018年08月31日 | 道のこと

「この私というものの体(色身)」においては、悟ることやものと一つに成ることは

出来ません。


「法身」が分かれば自分の他に何も無いということが分かります。

即ち悟るべきも迷うべきも何もないということです。


しかし、どんな人にも「わかった」というものが残るということはよくあることです。

ですから、「分かったという病」を取っていかなければならないのです。


分かってみれば分かったということが「不要な病」であったということにも気が付く

訳です。


「今の事実、今の自分の様子」以外に「道(法)」はないということです。

「道(法)」というものは必ずある訳です。


「娑婆世界」のことですから、自分の思うようにいかないことは当たり前のことです。

当たり前のことですけれども、その中で「道(法)を求めていかなければならない

訳です。


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