活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

道について考える2

2018年04月21日 | 道のこと

動かざる善は善ではなく、進展せぬ真は真ではないのです。

色眼鏡で見るから違ったことに見えるのです。


智の中に悪を取り入れるゆとりの出来ないようでは「誠道」は成就出来ません。

智の中にはすべてを取り入れて理解できるようになっているのです。


愛から離れた理解はなく、善から離れた真理はないのです。

種なくては芽は出ない道理なのです。


一寸の草は一寸が、一尺の草は一尺が頂点です。

これが「公平、”差別(しゃべつ)”であり平等」というものです。


茄子の種に瓜は生らないのです。


考えは人の迷いです。

考えればますます分からなくなるのが道理です。


時過ぎて種を蒔いても芽は出ないのです。

人心(ひとごころ)で急いではいけないのです。


明日のことに心を使わない、しかし心配りは必要なことです。

取り越し苦労はする必要はありませんが、しかし、心配りはしなければなりません。


存在はそれそのものです。

なにものも自らは存在しません。