活かして生きる ~放禅寺の寺便り~

娑婆世界を生きる智慧/おシャカ様・禅・坐禅・法理・道のこと

分からないということ(道とは)2

2018年04月02日 | 法理

要は「分からないということだけに成ること」です。

別の言い方をすれば「分からないということになってしまうこと」です。


「分かる分からない」ということに全く関係ないことが「道」なのです。

ですから「道」は無くなりません。


何故ならば「道」はもともとあるものではないからです。

ですから「無くなりようが無い」のです。


「分からないということ」は「分からないということ」に因って

「分からないということ」を無くすることが出来るのです。


人間(にんげん)の”クセ”で、「分からないもの」があってはいけない、だから

一生懸命に修行して「分からなくてはならない」と考えて修行してしまうのです。