今日もきのこ 観察日記

野山を散策したときに見かけたきのこ、草花、虫などを書きとめておきたい。いろいろ教えてください。

イグチ大発生 2008.09.06.

2008-09-10 22:17:08 | Weblog



 昨日はモミタケを一人で撮影に行き、日曜日にはまた、同じところに行く約束をしている。たまにはきのこから離れようかと思い、土曜日は寝坊をして、自宅でゴロゴロしていた。しかし、やはり退屈なので午後から自宅近くの公園に様子と見に行った。いつもこんな調子で休日はきのこから離れられないことが続いている・・・・。

 驚いたことに、公園はまさにきのこだらけ、沢山のイグチ達がそこら中に出ていた。沢山出てはいるが、ほとんどが良く見る種だ。片っ端から並べて行く。


   
左:ベニイグチ Heimiella japonica Hongo
右:ミヤマベニイグチ Boletellus obscurococcineus (Höhn.) Sing.


   
左、右ともクリイロニガイグチ Tylopilus castanoides Har. Takah.



   
左:Tylopilus sp.
右:ミドリニガイグチ Tylopilus virens (Chiu) Hongo



   
左:ナガエノウラベニイグチ Boletus quercinus Hongo
右:セイタカイグチ Boletellus russellii (Frost) Gilb.



   
左:キイロイグチ Pulveroboletus ravenelii (Berk. & Curt.) Murr.
右:ヤマドリタケモドキ Boletus reticulatus Schaeff.



   
左:キクバナイグチA Boletellus floriformis Imazeki
右:キクバナイグチB Boletellus floriformis Imazeki

キクバナイグチには2種あるということが知られているが、よく把握していない。この2種は同じ?違う?・・・・。



   
左:コビチャニガイグチ Tylopilus otsuensis Hongo
右:ダイダイイグチ Boletus laetissimus Hongo



   
左、右ともクロアザアワタケ Boletus nigromaculatus (Hongo) Har. Takah.

このような環境で幾つかの小型イグチが出ていたが、見分けられなかった。




イグチ大発生でクリイロニガイグチを撮ろうとすると他のイグチも一緒に写ってしまう・・・。ヤマドリタケモドキも邪魔者だ。


   
和名なし Tylopilus alkalixanthus Amtoft




右のイグチ:シワチャヤマイグチ Leccinum hortonii (A. H. Smith & Thiers) Hongo & Nagasawa

Tylopilus alkalixanthus Amtoft に混じってシワチャヤマイグチが沢山出ていた。こんな近くにシワチャヤマイグチが沢山出ていたのは新鮮な驚きだった。


   
Tylopilus sp. アシボソニガイグチ?




ブドウニガイグチ Tylopilus vinosobrunneus Hongo


 取り敢えず、イグチの仲間だけ紹介した。全部で何種類あったかな・・・。


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少しだけ、氷ノ山を探索する 2008.09.05.(2)

2008-09-10 07:22:06 | Weblog
 モミタケの撮影を終えた後、周囲の様子を見て廻った。モミタケの周囲にはハラタケ科のきのこが出ていた。


   
ハラタケ科


 たいした発見も無く、鹿が壷の裏側の道を探索する。

 これは、かなり典型的なアマニタ・・・



クロタマゴテングタケ Amanita fuliginea Hongo


 その後は良く見るイグチが続く・・・。



ミドリニガイグチ Tylopilus virens (Chiu) Hongo



ヤシャイグチ Austroboletus fusisporus (Kawam. ex Imaz. & Hongo) Wolfe



ヤマドリタモドキ Boletus reticulatus Schaeff.


 このニガイグチ属は・・・





   
tylopilus sp.


 さらにイグチが続く。



ウツロイイグチ Xanthoconium affine (Peck) Sing.

鹿が壷のウツロイイグチはとても綺麗だ。或いは他の場所のウツロイイグチと違いがあるのかもしれない。色は濃く、茶色はむしろ明るく赤味がかっている・・・。





    
クロアワタケ Retiboletus griseus (Frost) Manfr. Binder & Bresinsky

この所、鹿が壷での発生が多いイグチだ。


 モミの木の下、モミの木の枝から出ていた。





   
?? ミドリスギタケに近い種だと思っている・・


 さて、やっと昼になったところだ。せっかくここまで来たのだから、これからのシーズンのために、氷ノ山周辺を探索しておくことにした。


 鹿が壷から山崎を過ぎ、北上する。しばらく走り、右に入り若杉峠に向かう。そこには小さなスキー場があるのみできのこを散策するような環境はなかった。


 さらに進み、右に入り、何とか渓谷沿いの道を進む。山をひたすら登り辿りついたのは「氷ノ山 中央駅」。こんな山の上で駅といわれても困るのだが、大段ヶ平という名前が付いている。




辺りはススキ野原だ。ほんの少し早く秋が来ている。

 いつもは景色がよく、多くの人を集めているのかもしれない・・・。今日は、下界も霞んでいる。





 山を国道9号に向けて降りてゆく。途中、滝があり、周囲に花が群れていた・・・。










 途中、ブナの木が混じるところもあったが、きのこを観察するような場所も無く、結局、何もせずに戻ってきてしまった。
コメント (2)
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