この週末は何となく体が疲れていて、遠出ではなく地元を少し散策しようと思っていた。金曜日の蛍狩りもあって、朝起きて活動を開始したのは11時を過ぎていた。
今年は例の綺麗な池のある山を観察しようと考えていたことを思い出し、大事なことをすぐ忘れる・・・、その山に向かった。細い道を走り池の脇の車一台がやっと駐車できるスペースに車を置き、歩いていった。
この前ここに来たのはいつだったろうか・・、山は新緑に包まれていて、気持ちもウキウキしてくる。日のあたる道の脇にはヤブヘビイチゴの実が真っ赤に色付いている。
ヤブヘビイチゴ
池の堤防の斜面にはニセホウライタケ?がまとまって出ている。
ニセホウライタケ
そして、刈り取った草の株の間からトガリツキミタケが数本頭を覗かせていた。
トガリツキミタケ
やがて道は山に入って行き、道の両脇には木々が新緑を纏っている。薄い黄色の花を房状に付けた木、分らない・・・。
分らない木
*ガンピ というそうだ。コウゾ、ミツマタとともに和紙の原料となる・・
道の脇の影の部分を良く見ると、両側にフデリンドウの花の後が無数に続いている。
フデリンドウの花のあと
何だ・・・、岡山まで行って少しのフデリンドウの花に出会い感激していたころ、自分のすぐ近くでこれほど沢山のフデリンドウが咲いていたのだ。
その近くにはタツナミソウの仲間が綺麗な花を付けていた。
タツナミソウの仲間
タツナミソウの分類によれば下部の葉が大きなものはシソバタツナミソウ、ホナガタツナミソウ、トウゴクシソバタツナミソウの3種ということだ。茎の毛がかなり長いのでトウゴク・・かと思うのだが、分らない。
しばらく歩き、薄くらい林の縁にウラスジチャワンタケが出ていた。
ウラスジチャワンタケ
そして、そのすぐ近くにはスジオチバタケ・・横の枯れ枝をどかそうとしたら傘が破れてしまった・・・。
スジオチバタケ
今朝まで雨が降っていたせいか沢の水量は多い。沢の上はヤマボウシなどの木々が覆っている。
細い山道を登っていく。道の脇にはシライトソウが咲いていた。
シライトソウ これも好き・・・。
この頃、草花の観察ばかりしていたので目が利くようになってきたのか・・・、こんな若い草を観て何の仲間が分るようになってしまった。
タツナミソウの仲間(別種??)
多少、大きくなったものも目に付いた。
まだ若く特徴がはっきりしない。来週には沢山花をつけているだろうから、また来よう。
きのこの定点観察ではないけれど、一月に一度は来てなるべく沢山のきのこを観察したいと思っているが、草花ばかりが目に付くことが多くなっている。
(続く)