今日は嬉しい。ある方の御好意で、偶然「Ta cigarette apres l'amour」を予定よりもずっと早く聞くことができた。1968年はいろんな芸術の分野で愛の行為の意味が問われていた時代だったように思う。この曲を聴いて68年の空気が蘇ってきた。
この曲が発禁になったことは以前に書いたが、歌詞の内容に問題があるというより、当時行われていた、禁煙キャンペーンが、邪魔をした影響のほうが大きかったのではないだろうか。少なくとも今の時代から見れば、歌詞にきわどさは見当たらないように思う。
日本にも昔「ベッドでタバコをすわないで」という名曲があった。共に大人の味わいがある曲だと思う。
情事の後の一服。心ときめく震えるような愛の交歓も、タバコの煙の登場により、すべからく情事になってしまうのだ。愛の重さから人を解放させる、タバコの煙。
男であろうと女であろうと、火をつけ煙を吐く方は、ひと時、官能の余韻に浸りたいのだ。タバコの煙は言葉に対する煙幕だ。
訳出に際してはJacquesと3週間以上前から質疑応答を重ねてきた。Charles Dumontが歌っているのに、気がついたら勝手に主人公を女性に設定して訳していた。官能と精神性の両方満たさないと気がすまないのは、女の方だと思うからだ。
(Bruxelles)
Charles Dumontの「Ta cigarette Apres l'amour」を「Toi Le Poete」に放り込みました。こちらで、誰でも30秒なら聞ける。この貴重な曲を聴いてみましょう。私は今日は聞けないけれど。残念!ちゃんとCharles Dumontで聞けるかどうかはしたがって今のところわかりませんが。
近々Charles Dumontを「Music Cross Talk」でも取り上げてみたいと思っています。
今日はMarianne Oswaldの「Evidement bien sur」「Le chant des canons」「Mes soeurs,n'aimez pas les marins」「Viens gosse de gosse」を聞いた。それほどガラガラ声でも、絶望的でもない。ただ教師だった父親が狂死している。(駄洒落ではない!)
彼女の作品リストはこちら。
彼女が出演した映画に関してはこちら。
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今日は「Du Soleil Levant」にBarbaraやColette Renardが歌っている
「Tais-toi Marseille」を入れました。訳はまた後ほど。
非常に耳に馴染みやすい曲。Barbara初期の歌唱。
顔をあまり意識しないで、その声をじっくり聞いてみてほしい。音域、声質、おそらく舌や口の形も似ているのかもしれない。まるで、まるで、でびっくりしてみて!
Barbaraをあまりご存じない方は、ここでBarbaraの曲を6曲聴ける。もちろん歌っているのはSuzanne Lainesse.息遣いまで完璧。そこにいるのは誰?
サイトはこちら。
Florent Pagnyの「L'aigle Noir」を聞いた。すごくよかった。この歌手についてしっかり調べてみたい。ものすごい迫力!Sardouのも聞きたいな。 ・・・
ただいま「MOI LA CHANTEUSE」にFlorent Pagnyの紹介文を書いています。時間がなくて中断していますが。続きはできるだけ早くと、思っています。後の原稿も沢山順番待ちしていますので。