魚を観察し取り方を編み出す

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神谷和宏　http://www.katch.ne.jp/~k-kami/　です。

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「魚をほしがっている人には、魚を与えるのではなく、
魚の取り方を教えなさい」といいます。
それは、ティーチングです。

魚の取り方を教えるためには、
教える人がその方法を知っていなければなりませんし、
教えたからといってできるようになるとは限りません。

魚をほしがっている人に本当に魚を取らせるためには、
その人に魚をよく観察させ、
その人自信が魚の取り方を編み出すように
しなければならないのです。

それができれば、
その人は魚の取り方を編み出して
魚を取れるようになるだけでなく、
鳥も、ウサギも捕れるようになるでしょう。

つまり「観察させ、取り方を編み出させるスキル」が、
コーチングのスキルなのです。

コーチングの特徴の１つは、
コーチもプレーヤーもまだ達成したことのないことや、
まだ扱ったことのない分野で、
知識や経験が何もないところから雄々しく行動し、
結果を出すことができることです。

物事の結果を出せたというその経験は、
これからの答えのない時代、
枠組みの崩れた時代、
絶えず変化する多様件の時代には、
欠かすことのできないセンスをもたらしてくれます。
これからの時代は、ティーチングよりコーチングです。