人生を楽しませる人になる

人を楽しませる側になると、
人生を2倍生きているような感覚になります。

世の中を大きく分けると、
2種類の人がいます。
「楽しむ側」と「楽しませる側」です。

例えば、音楽です。
音楽には「作曲する人」と「聴く人」がいます。

それぞれは、
別々の立場に思えますが、
少し誤解があります。

作曲家は、
聞く側も兼ねています。
どういうことでしょうか？

音楽を聴くと、
自分が気持ちがよくなりますね。
やる気や元気が出てきたり、
リラックスできたりなどです。

しかし実際のところ、
作曲家は自分が音楽をつくると同時に、
その音楽を自分が聴いています。
作曲と同時に、
音楽鑑賞も楽しんでいるのです。

私は、原稿をよく書きます。
このメルマガも同じです。
文章を読むと、
知識を得たり、
元気をもらったりできますね。

作者と読者の立場は別々のように思えますが、
少し違います。
作者は読者も兼ねています。
作者は自分が文章を書くと同時に、
書いた文章を読書しています。
書く楽しみを味わいながら、
読む楽しみも味わっているのです。

元気や知識を最も得ているのは、
作者本人です。

自分が「こういうのを読みたい」という文章を、
自分が書いています。
書いた瞬間に、
自分が読んで元気になります。
だから疲れないのです。

楽しむ側もいいですが、
楽しませる側は、
もっと楽しいですよ。

楽しませる側は、
楽しむ側も兼ねます。
人生を2倍生きているような感覚になるのです。