夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

帰りたくない…。

2012-04-21 21:27:11 | その他
元町からさんきたを経て地下鉄に乗り、今は新神戸駅で帰りの新幹線を待っているが、短い時間とはいえ、神戸を満喫してしまっただけに、帰るのがつらい。

1月に平松愛理のコンサートで来たときも、とんぼ返りだったし、次はゆっくり過ごせるように来たい。

写真は向かいホームに来た東京行き「さくら」。初めて間近で見た。

三宮へ

2012-04-21 20:04:16 | 旅行
学会が終わってから三宮に出てきて買物のあと、街歩きを楽しむ。昨年夏の例会以来、久しぶり。

夕方から夜に移る時間帯は、街のたたずまいも刻々と変化していく。一方で、人々が大勢街に繰り出してきて、活気が溢れてくるのを感じ、気分が高揚してくる。

夕食は南京街近くの洋食屋アシェットでとった。ハンバーグとハヤシライスのセットが美味しい。また、世界各地のビールを楽しめるということで、デンマークのツボルクを頼んでみた。

今は珈琲店にしむらで酔いをさましながら、生徒の読書感想文を読んでコメントをつけている。なかなかよく書けているのが多く、嬉しい。

神戸の夜を楽しめるのもあとわずか…。。

例会に参加。

2012-04-21 17:59:10 | 研究
神戸の武庫川女子大学で行われた例会に参加。

女子大としては最大だそうで、その規模の大きさに驚く。小説家の湊かなえの母校でもあったはず。

研究発表は3本。頓阿日次家集についての発表が素晴らしく、聴いていてドキドキした。このように入念に調べあげ、行き届いた発表が理想だ。

今日は時間を遣り繰りして、やっとのことで参加したため、途中で睡魔に負けるアクシデントもあったが、やはり研究の最前線に触れることができたのはよかった。

「アーティスト」観ました。

2012-04-20 20:59:23 | 映画
アカデミー賞(作品賞)受賞作というのもあるが、先月、映画館で予告編を何回も見ていて、好印象だったので、ぜひ観に行こうと決めていた。

1927年、サイレント映画の大スター、ジョージ・ヴァレンティンは、映画の舞台挨拶で、女優志望のペピー・ミラーと知り合い、彼女が世に出るきっかけを作ってやる。

2年後、所属するキノグラフ社(映画製作会社)がサイレント映画の製作を中止したことを新聞で知る。ジョージは社長に談判に行くが、「大衆は声を求めている」と言われ、「君はトーキーを作れ、僕は自力で名作を作る」と袂を分かってしまう。

ジョージは、銀行に借金を重ねて映画を完成させるが、映画は不入り、妻にも去られてしまう。一方、ペピーは、キノグラフ社のトーキー映画第一作に主演し、一躍人気女優になる。

さらに2年後、ジョージは酒浸りの日々を送っており、あるとき衝動に駆られ、昔の自分のサイレント映画のフィルムを全て焼き払おうとして火事を起こしてしまう。幸い、愛犬が警官を呼びに行き、火事から救い出され、一命はとりとめる。

新聞で事件を知って病院に駆けつけたペピーは、ジョージが一本の映画のフィルムだけは大事に抱え込んでいたことを知る。それは、ジョージが初めてペピーと共演した映画だった。ペピーはジョージを自分の家に看護婦ごと引き取る。ようやく意識を回復したジョージは、つき添ってくれていたペピーと抱き合う。

ペピーは次の主演作にジョージとの共演を望み、社長を脅迫して了解を取り付け、脚本を渡すが、ジョージはプライドが許さない。また、破産した自分がオークションで手放した私物も、ペピーがすべて買い戻していたことを知って、ジョージは衝撃を受け、ペピーの家を飛び出す。以前火事を起こした自宅に戻り、拳銃を手にするが、なかなか引き金を引けないでいるところに、ペピーが馴れない車を運転して慌てて飛び込んでくる。泣き笑い、二人は抱き合う。

ペピーは改めて映画の共演を頼むが、ジョージは「過去の男の声なんて、誰も聞きたがらないさ」。ペピーは、「名案があるの。私を信じて」。

名案が何だったかは、見てのお楽しみとさせていただくが、文句なしのハッピーエンドで、脚本の素晴らしさを感じた。また、全編を通して映像も音楽も美しく、作品賞を受賞したのもむべなるかな、と納得の出来映えであった。

ただ残念だったのは、こんなにいい映画だったのに観客が少なかったことで、450席もあるシアターなのに、私の他には1人しかいなかった…。もっと多くの人に観てもらいたい。犬も可愛いし、これだけでも得した気分になる。

水辺のカフェ 三宅商店

2012-04-19 17:42:31 | その他
これが喫茶店?と疑うような外観なのだが、古民家風のカフェであった。

この春に退職されたH先生が以前、よい店だと言っていたので、一度行きたいと思っていたのだ。

地図で見るよりかなりわかりづらいところにあったが、倉敷酒津公園からしばらく歩いてなんとかたどり着いた。

川沿いの窓際の席で、とても眺めがよかった。向こう岸では風を受けて、桜の花がさかんに散っている。今夜の雨で、残りなく散ってしまうだろう。惜しむらくは、花の盛りに来たかった。

もっとも、私自身は風流とはほど遠く、一時間半ほどかけて、明日の授業の予習をしていた。しかも内容が、消費社会と現代人って(泣)。でも、はかどったからいいけど。

今度は、もう少し余裕のあるときに来たいな。