夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

春のおとずれ

2015-02-24 22:24:26 | 日記
昨日に続き、岡山市内では黄砂の飛散により、街全体に靄がかかったように霞み、遠くが見えない。
今年もそういう時期がやってきたかと思いながら、濁ってよどんだ空を眺める。
ここのところ空気がぬるみ、春の訪れを実感する毎日だが、洗車してもすぐ車体に白く塵が積もるのをやや憂鬱に思いながら出勤する。

校庭の梅は開花が進んだが、私の愛する校舎の谷間の梅(参照 その①その②)は、まだ蕾が固いままだ。
今年もやはり、3月の上旬まで待たないといけないだろうか。

勤務校は今日は入試日だったのだが、昼休みにひょっこり、昨春の卒業生が訪ねて来てくれた。
しかも、段ボール1箱分のジュースと、ビニール袋いっぱいのお茶を携えて。
卒業生には、
「来てくれるだけで嬉しいから、お土産まで気を遣わないでくれたまえ。」
と言っているのだが、自分たちの後輩にぜひ、ということらしい。
せっかくなので、ありがたくいただくことにした。

今日来訪した2人は、広島と兵庫の私大にそれぞれ進学したのだが、現在春休みで帰省中らしい。
そうだ、大学は夏休みも長いが、春休みも2ヵ月近く休めるのだ。

同じクラスの仲間たちが、今どうしているかという話題でひとしきり盛り上がった。
また、現在浪人中で、明日から国公立大学の前期試験を受験する者たちが頑張っているという話も聞き(彼らはラインなどで今でも連絡を取り合っているそうだ)、その成功を祈らずにはいられなかった。
卒業した生徒たちが、母校を忘れず、しばしばやって来てくれるのは、私たちの教育が決して教えっぱなしではなかったことを知らせてくれ、ほっとした気持ちにさせてくれる。