陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

加藤達也・産経新聞前ソウル支局長の解放

2015-04-15 15:14:14 | 朝鮮半島
 ウェブ・コラムで「朴槿恵大統領を侮辱した」として、ソウル地裁に提訴され、8ヶ月間も出国禁止措置を取られていた加藤達也・産経新聞前ソウル支局長がようやく解放され、4/14の午後遅く羽田空港へ到着した。

 この問題は、報道関係者への人権侵害、報道の自由への干渉の観点から、国際的にも各国マスコミの批判対象になり、日本政府は懸念を南鮮(韓国)政府へ伝えていた。帰国後もなお裁判は続くようであるが、加藤記者が無事帰国したことで彼の家族も安堵していることだろう。

 南鮮は、三権分立、法治主義、報道の自由においてこれまでも様々に疑問が持たれる国家である。国内の歴史教育は、「ファンタジー」と言われるほどに捏造が多く、それと反日思考が重なって、多くの日本人は辟易している。

 昨今とみに激しくなった日本人の嫌韓感情は、国交断絶の言葉が飛び交うほどになっている。加藤前支局長の謂れ無き拘束は、嫌韓感情を高めるのに大いに寄与したことは間違いない。

 この4~5年の日韓関係を見ていると、殆ど建設的な内容は感じられず、嫌韓感情、嫌日感情共にエスカレートする一方である。暫くの間は、双方共に距離をおいて干渉しないように図るのが上策であろう。福沢諭吉の<脱亜論>に戻るのも良いではないか。


 
韓国地裁「虚偽」と判断、加藤氏「異議なし」 
2015年04月15日 01時25分 読売新聞

 【ソウル=吉田敏行】韓国の朴槿恵大統領に対する名誉毀損の罪に問われ公判中の加藤達也・産経新聞前ソウル支局長(48)が14日午前、出国禁止措置を解かれ、同日夜、羽田空港に帰国した。

 加藤氏は空港で記者団に対し、「帰国してほっとしている」などと述べた。

 韓国政府は記事が真実ではないと立証することを最重視してきたが、ソウル中央地裁が公判で「記事のうわさは虚偽」との判断を示したことから、解除に踏み切ったとみられる。

 地裁は3月30日の第5回公判で、加藤氏がコラムで紹介した、昨年4月の旅客船事故当日の「朴大統領密会説」について、「合理的に疑いのない程度、虚偽だと証明された」と公判途中で異例の判断を示した。

 これについて加藤氏は今月7日に産経新聞に掲載した手記で「異を唱えるつもりはない」と表明。産経側は「謝罪した認識はない」(関係者)としているが、ソウル中央地検は解除理由の中で、加藤氏が「記事内容が虚偽という裁判所の判断に異議はないとして、今回の事件に遺憾を表明した」と主張した。韓国国内で受け入れ可能な解釈を示し、落としどころを探った形だ。

 加藤氏への出国禁止措置は昨年8月から8か月間続き、今月15日が期限だった。
http://www.yomiuri.co.jp/world/20150414-OYT1T50111.html?from=ytop_main2


参考

「脱亜論」を読む

http://blog.goo.ne.jp/charotm/e/8f4b6d8b35c9253c5fe17e5d0af54990

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