＜東京大空襲＞の犠牲者に追悼

　今日、３月１０日は、＜東京大空襲＞のあった慰霊の日である。昭和２０年（１９４５）のこの日は＜陸軍記念日＞であったが、未明より来襲したＢ２９の大編隊により、大量の焼夷弾を落とされ、東京市民約１０万名が尊い犠牲になった。改めて、犠牲者の方々に追悼の意を捧げる。

　この残虐な無差別爆撃を下命したのは、カーチス・Ｅ・ルメイ少将である。＜皆殺しのルメイ＞と言われたこの人物は、戦後の昭和３９年（１９６４）に、我が国政府から勲一等旭日大綬章を受けた。犠牲になった人々の霊は、それを企画した卑屈な日本人をどう捉えたであろうか。

　２個の原爆投下と言う残虐な振舞いと共に、米国が行ったこの非人道的行為を私達は決して忘れてはならない。


東京大空襲６４年で慰霊 遺族、石原知事らが参列

　約１０万人が死亡したとされる東京大空襲から６４年の１０日、犠牲者を納骨している東京都慰霊堂（墨田区）で、春季慰霊大法要が執り行われ、遺族らが参列した。

　石原慎太郎知事は追悼の辞で「（世界には）戦渦に巻き込まれ、飢餓や貧困に苦しむ人も大勢いる。戦争の悲惨さを語り継ぎ、平和な世界を次世代への財産として引き継いでいかなければならない」と述べた。

　大法要は都慰霊協会が主催。参列した三笠宮寛仁さまや遺族代表らが焼香して犠牲者の冥福を祈った。慰霊堂には関東大震災の被災者の遺骨も納められている。

　東京大空襲は太平洋戦争末期の１９４５年３月１０日、３００機を超える米爆撃機Ｂ２９による空襲で下町を中心に大きな被害が出た。

　都は同日を「平和の日」と定め、１０日午後から都庁舎（新宿区）で記念式典を開く。
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009031001000303.html

（参考）

　＜東京大空襲＞慰霊の日に「皆殺しのルメイ」を想う