国際政治学者・藤井厳喜氏は、欧米の政治情勢に詳しく、該博な知識と共に分かり易い表現で問題点を指摘してくれる。
さて、傍若無人とも言える北朝鮮の独裁者・金正恩委員長が行う核実験と弾道ミサイル実験は、朝鮮半島の情勢緊迫化を招き、それはかつて見られない程に東アジアの不安定化を齎(もたら)している。折から実施されている米韓軍事大演習(3/1~4月末)を考慮すれば、近々米国が「斬首作戦」(Decapitation)遂行に踏み切る可能性が高い。韓国内に米国陸軍が配備中のサード・ミサイルシステムが稼働するのは4月中旬、また韓国大統領選が今年(2017)5月9日に行われて、韓国は親北朝鮮化するのは必定だ。
北朝鮮では、新たに核爆発実験準備中との情報も流れる中、4月6日前後にフロリダ州で行われるトランプ/習近平首脳会談直後に米軍進攻が決断されるとの見方が根強い。
しかし、藤井氏は米軍進攻作戦がこの数ヵ月中には行われないだろうと予測している。
【藤井厳喜】 マット安川のずばり勝負 2017年3月24日
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