陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

鈴木宗男議員が実刑確定で刑務所入り

2010-09-17 20:46:50 | 国内政治:議会と政党
 私は北海道出身だが、鈴木宗男衆議院議員(北海道比例ブロック)に言い知れぬ嫌悪感を覚える。人として節操が無い上に、選良が持つべき品位に欠けるからだ。故中川一郎氏に眼を掛けられたにも係わらず、恩を仇で返すような振る舞いが目立った。品の無さでは、政界随一の田中真紀子氏と互角の勝負と言える。斡旋収賄罪が確定して、彼は2年近く臭い飯を味わうのだろうが、意外と刑務所の中で芸達者振りを発揮し、人気者になるのかも知れない(笑)。

 今回の判決確定で、刑期終了後も5年間は国会議員に立候補出来ない。彼は、62歳だから、再起するとしても7年後、その時は68-69歳になっているから、恐らく世間から忘れ去られているだろう。

 鈴木氏が最高裁に控訴中の被告人であるのを知りながら、衆議院外務委員長に指名したのは横路孝弘衆議院議長、それを是としたのは民主党国会議員である。その任命責任は無いのだろうか?このような事態になるのは、見えていたはずなのだが、外交経験者の少ない民主党の人材不足を露呈するような人事であった。


鈴木宗男議員の実刑確定、失職 近く収監
2010.9.16 18:36

 受託収賄やあっせん収賄など4つの罪に問われ、上告を退けられた新党大地代表の衆院外務委員長、鈴木宗男被告(62)の異議申し立てについて、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は棄却する決定をした。懲役2年、追徴金1100万円とした1、2審判決が確定した。国会法と公選法に基づいて、議員を失職した。決定は15日付。

 鈴木被告は近く収監される見通し。服役期間からは、捜査段階などの勾留(こうりゅう)期間の一部が除かれる。また、公選法の規定で、刑期を終えてからも5年間は立候補できない。

 現職の国会議員が実刑確定で失職したのは、ゼネコン汚職事件であっせん収賄罪に問われた元建設相の中村喜四郎衆院議員以来で、衆参両院事務局によると戦後4人目。

 2審東京高裁判決によると、鈴木被告は北海道開発庁長官だった平成9~10年、島田建設から北海道開発局発注の工事受注について請託を受け、現金計600万円のわいろを受領。官房副長官だった10年8月には、行政処分を受けた製材会社やまりんから、処分による損害を随意契約で取り戻せるように林野庁への口利きを依頼され、500万円を受け取った。

 このほか、10年分の政治資金収支報告書に虚偽の記載をした政治資金規正法違反罪や、衆院予算委員会の証人喚問で偽証した議院証言法違反罪も認定された。
 鈴木被告は故中川一郎衆院議員秘書を経て昭和58年の衆院選で初当選。当選8回で、昨年9月から衆院外務委員長を務めていた。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/trial/100916/trl1009161838010-n1.htm
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