陸奥月旦抄

茶絽主が気の付いた事、世情変化への感想、自省などを述べます。
登場人物の敬称を省略させて頂きます。

呆れた柳田法務大臣の答弁(追記あり)

2010-11-17 02:03:29 | 国内政治:議会と政党
 11月16日午前に行われた衆議院法務委員会で、河井克行委員(自民、比例広島ブロック、47歳)が柳田稔法務大臣に対し厳しい質疑を展開した。河井氏は、尖閣ビデオに写る巡視船<みずき>とシナ漁船の位置関係について、「追跡」の言葉の意味を柳田法相に問うたが、彼は言葉をはぐらかすばかり、そこで業を煮やした河合委員は、柳田法相の祝賀パーティ(11/14)でのコメントを紹介し、法相としての答弁責任が不適切と論断した。


「法相は答弁2つ覚えておけばよい!」 柳田法相、国会で陳謝
2010.11.16 21:06

 沖縄・尖閣諸島沖での中国船衝突事件などで「個別事案への回答は差し控えたい」を連発してきた柳田稔法相が「これで国会を切り抜けた」と自慢していたことが発覚し、16日の衆院法務委員会で陳謝した。

 柳田氏は14日、地元・広島市で開かれた大臣就任祝賀パーティーで「個別の事案は…」と「法と証拠に基づいて適切にやっている」という常(じょう)套(とう)句2つを紹介。「法務相はいいですよ。2つ覚えておけばいいんだから。何回使ったことか…。これでだいぶ切り抜けて参りました」と発言した。

 これを自民党の河井克行氏が「国会議員への答弁をばかにすることは、国民をばかにすることだ」と追及。柳田氏は「身内の会合だった」などと釈明したが、収拾がつかず、最後は「誤解を与えるような発言をおわびします。委員会審議では真(しん)摯(し)な答弁を心がけたい」と頭を下げた。
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/101116/plc1011162107020-n1.htm


 河合委員のビデオ画像に関する指摘は、実に的を得ており、答弁する柳田法相には大臣としての資質を疑わせるものがあった。この記録は、衆議院ビデオライブラリーで容易に閲覧出来る。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php?ex=TD

(追記:11/18)

 今日の参議院では、柳田法相の罷免を求める声が相継いだ。それを伝えるNNNニュースの動画。



 これは、senna5706 氏の提供。

http://www.youtube.com/watch?v=4KNAVb5e9LQ

 これまでの国会審議で2つのフレーズを39回使って、まともな答弁をしなかったという。末期的な菅政権を象徴するような存在である。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 齋藤健衆議院議員の鋭い質問... | トップ | sengoku38 氏の逮捕は見送ら... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

国内政治:議会と政党」カテゴリの最新記事