民主党は、予定されていた参議院本会議をすっぽかして、大挙支那大陸へお出掛けのようである。そこで、民主党衆・参議院議員の一人ひとりに次のように尋ねたい:あなた方は、チベットやウィグルで起きている残虐な事件をどのように考えるのか;また、法輪功信者に対する残酷な生体内臓摘出をどのように受け止めているのか;それに、尖閣諸島近傍の石油・ガス掘削を中止させないのか。
答えはまず返ってこないだろう。それよりも<日中友好>が大事なのだ、東アジア共同体構想の実現を急ぐべきだと言いはぐらかされるだけだ。
産経新聞によると、
民主党の大量訪中で衆参本会議中止 与党カンカン
12月3日19時2分配信 産経新聞
民主党の小沢一郎代表ら衆参46人が訪中する余波を受けて、6、7日の衆参本会議が中止に追い込まれた。これによりNHKの命令放送を廃止する放送法改正案の衆院本会議の採決が週明けにずれ込むなど、15日の会期末までの国会日程はますます窮屈となり、与党側は不満タラタラだ。
衆参本会議の中止は、民主党の山岡賢次国対委員長が3日午前、自民党の大島理森(ただもり)国対委員長に電話で申し入れた。
大島氏は、参院外交防衛委員会で定例日(火曜、木曜)以外の7日に新テロ対策特別措置法案を審議することや、厚生年金救済特例法案を3日の衆院本会議で可決することを条件としたが、山岡氏も訪中するため、週後半の与野党折衝は中断を余儀なくされることは確実だ。
大島氏は3日午後に開かれた自民、公明両党の衆参国対委員長会談で、「極力国会運営に支障がないようにしなければ…」と厳しい表情で述べ、状況を説明。出席者は「40人以上が会期末に国会を空けるとは非常識も甚だしい」など不満をあらわにした。
3日夕の自民党役員会でも、鈴木政二参院国対委員長は「訪中団は参院だけで25人。参院定数の1割を占めており、いかにも多すぎる」と怒りを爆発。伊吹文明幹事長は「議員の第一の公務は審議に参加することだ。歳費に見合う活動をしてもらわねば」と皮肉った。
参院民主党は参院自民党に対し、閣僚が海外出張する際に出発前の日程報告や帰国後の報告書提出を求める文書を送り、「実現しない場合はそれなりの手段に出る」と通告したばかり。それだけに参院自民党幹部は「他人に厳しく、自分に甘い連中だ」と怒りが収まらない。
これに対し、民主党側は「本来なら国会は閉会している時期だ。自民党の都合で会期が延びただけで、批判はお門違いではないか」(幹部)と反論している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071203-00000946-san-pol
それ程に、参議院とは暇な職場なのか?国会議員一人につき、その維持に年間3億1千万円も掛かっていることを彼らは考慮しないのだろうか。ブログ<台湾春秋>さんも、呆れて次のようにコメントしている。
国会を中断して北京詣でをする民主党・小沢一郎
2007/12/4(火) 午前 10:24
民主党の小沢一郎は、多数の党幹部や後援会関係者・400名を引き連れ、12月6日から3日間訪中する。胡錦濤国家主席や中国共産党幹部と会談。民主党と中国共産党の「交流機構」の初協議を行うそうだ。テロ特措法審議中の国会は、そのため2日間中断される。
テロ特措法という日本の将来を決するような重要法案の審議を中断させてまで、大名旅行をする意義があるのか。真の中国との交流が出来るのは民主党くらいに思いあがっているが、民主党に必要なのは、独裁者・胡錦濤の機嫌を自民党と競り合うことではない。
中国人評論家・石平氏によると、いま中国では、若者と仕事のない流民の不満によって、毎日のように暴動が起きている。例えば、「女性が警察に暴行された」という噂が、あっという間に広がり、何万人もの市民が警察に押し寄せる。
不満が蓄積され、みんなが暴動を起したがっている。政権は、それを全部、政治の力・国家の暴力で抑え込んでいる。警察は常に体制側で、労働運動や暴動を弾圧する側に回っている。11月30日の大紀元時報も次のように報じている。
「広東省東莞市の愛高電子工場の従業員・数千人は、11月27日、工場側が食費を大幅に引き上げたことに抗議し、ストライキに入った。これに対し、千人近い警官と警察犬数十匹が動員された。警察犬は従業員を襲い、警官は従業員を殴打した上、何人かを連行した。
ストライキは28日も続いた。武装した警官数百人が工場周辺の通路を塞ぎ、ストライキ中の従業員を、工場へ強制的に押し戻した。従業員の沈さんは、“警察は悪者同然だ。女性従業員を警棒で殴り、足げにした。床に倒れて動けなくなった女性もいる”と語った。
従業員の黄さんによると、11月22日に会社側が、一方的に食費の30%以上引き上げを発表したことから、従業員の不満が高まり、会社へ交渉を求めた。それを無視されたのがストライキの原因という。従業員は合理的な解決を求めたが、会社側は応じなかった。
黄さんは、“食費の暴騰だけではなく、工賃は低く、労働環境も良くない。16人が1つの小さい一室に詰め込まれ、食事もまずい。従業員は、ひどい生活条件に耐え続けてきたが、会社側の横暴なやり方に怒りが爆発した”と訴え、ストライキは続けるという。」
民主党は中国の人権状況を考えないのか。今さら中国共産党との交流でもあるまい。日本の対中戦略は、共産党以後の中国を考えるべきだ。そこを考えるのが野党の役割である。中国はいずこに向かうのか。日本として、どんな中国になってほしいのか。民主党に求められるのは、そうしたことへの新たな対応であり、独裁者にしっぽを振ることではない。
http://blogs.yahoo.co.jp/kim123hiro/50707451.html
先日は、高村外相、額賀財務相を始め閣僚が訪中して、ハイレベル経済会談をしたばかりである。相継ぐ日本政府要人や国会議員達の訪中は、一体何を意味しているのであろう。現時点での対中経済投資は、あの国のバブル経済を益々不健全に膨らませるだけであり、大陸の国土を取り返しが就かぬ位に公害で汚染させることに気が付かないのだろうか。
中共を介して、自民党と民主党は既に「大連立」を実行しつつあるようだ。中共に絡む利権では、小沢民主党(旧田中派+旧社会党)と福田政権に共通の得失があると私は想像している。それは、道義や人権とは全く異質の内容である。
鳩山幹事長は、先日ダライ・ラマ法王と会談し、チベットの人権問題に理解を示す振りをした。その上でこのような独裁政権へ媚を示す。民主党のやっていることは、表面上支離滅裂である。
(参考)
国会維持費用の無駄使い:額賀問題を寂しく思う
答えはまず返ってこないだろう。それよりも<日中友好>が大事なのだ、東アジア共同体構想の実現を急ぐべきだと言いはぐらかされるだけだ。
産経新聞によると、
民主党の大量訪中で衆参本会議中止 与党カンカン
12月3日19時2分配信 産経新聞
民主党の小沢一郎代表ら衆参46人が訪中する余波を受けて、6、7日の衆参本会議が中止に追い込まれた。これによりNHKの命令放送を廃止する放送法改正案の衆院本会議の採決が週明けにずれ込むなど、15日の会期末までの国会日程はますます窮屈となり、与党側は不満タラタラだ。
衆参本会議の中止は、民主党の山岡賢次国対委員長が3日午前、自民党の大島理森(ただもり)国対委員長に電話で申し入れた。
大島氏は、参院外交防衛委員会で定例日(火曜、木曜)以外の7日に新テロ対策特別措置法案を審議することや、厚生年金救済特例法案を3日の衆院本会議で可決することを条件としたが、山岡氏も訪中するため、週後半の与野党折衝は中断を余儀なくされることは確実だ。
大島氏は3日午後に開かれた自民、公明両党の衆参国対委員長会談で、「極力国会運営に支障がないようにしなければ…」と厳しい表情で述べ、状況を説明。出席者は「40人以上が会期末に国会を空けるとは非常識も甚だしい」など不満をあらわにした。
3日夕の自民党役員会でも、鈴木政二参院国対委員長は「訪中団は参院だけで25人。参院定数の1割を占めており、いかにも多すぎる」と怒りを爆発。伊吹文明幹事長は「議員の第一の公務は審議に参加することだ。歳費に見合う活動をしてもらわねば」と皮肉った。
参院民主党は参院自民党に対し、閣僚が海外出張する際に出発前の日程報告や帰国後の報告書提出を求める文書を送り、「実現しない場合はそれなりの手段に出る」と通告したばかり。それだけに参院自民党幹部は「他人に厳しく、自分に甘い連中だ」と怒りが収まらない。
これに対し、民主党側は「本来なら国会は閉会している時期だ。自民党の都合で会期が延びただけで、批判はお門違いではないか」(幹部)と反論している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071203-00000946-san-pol
それ程に、参議院とは暇な職場なのか?国会議員一人につき、その維持に年間3億1千万円も掛かっていることを彼らは考慮しないのだろうか。ブログ<台湾春秋>さんも、呆れて次のようにコメントしている。
国会を中断して北京詣でをする民主党・小沢一郎
2007/12/4(火) 午前 10:24
民主党の小沢一郎は、多数の党幹部や後援会関係者・400名を引き連れ、12月6日から3日間訪中する。胡錦濤国家主席や中国共産党幹部と会談。民主党と中国共産党の「交流機構」の初協議を行うそうだ。テロ特措法審議中の国会は、そのため2日間中断される。
テロ特措法という日本の将来を決するような重要法案の審議を中断させてまで、大名旅行をする意義があるのか。真の中国との交流が出来るのは民主党くらいに思いあがっているが、民主党に必要なのは、独裁者・胡錦濤の機嫌を自民党と競り合うことではない。
中国人評論家・石平氏によると、いま中国では、若者と仕事のない流民の不満によって、毎日のように暴動が起きている。例えば、「女性が警察に暴行された」という噂が、あっという間に広がり、何万人もの市民が警察に押し寄せる。
不満が蓄積され、みんなが暴動を起したがっている。政権は、それを全部、政治の力・国家の暴力で抑え込んでいる。警察は常に体制側で、労働運動や暴動を弾圧する側に回っている。11月30日の大紀元時報も次のように報じている。
「広東省東莞市の愛高電子工場の従業員・数千人は、11月27日、工場側が食費を大幅に引き上げたことに抗議し、ストライキに入った。これに対し、千人近い警官と警察犬数十匹が動員された。警察犬は従業員を襲い、警官は従業員を殴打した上、何人かを連行した。
ストライキは28日も続いた。武装した警官数百人が工場周辺の通路を塞ぎ、ストライキ中の従業員を、工場へ強制的に押し戻した。従業員の沈さんは、“警察は悪者同然だ。女性従業員を警棒で殴り、足げにした。床に倒れて動けなくなった女性もいる”と語った。
従業員の黄さんによると、11月22日に会社側が、一方的に食費の30%以上引き上げを発表したことから、従業員の不満が高まり、会社へ交渉を求めた。それを無視されたのがストライキの原因という。従業員は合理的な解決を求めたが、会社側は応じなかった。
黄さんは、“食費の暴騰だけではなく、工賃は低く、労働環境も良くない。16人が1つの小さい一室に詰め込まれ、食事もまずい。従業員は、ひどい生活条件に耐え続けてきたが、会社側の横暴なやり方に怒りが爆発した”と訴え、ストライキは続けるという。」
民主党は中国の人権状況を考えないのか。今さら中国共産党との交流でもあるまい。日本の対中戦略は、共産党以後の中国を考えるべきだ。そこを考えるのが野党の役割である。中国はいずこに向かうのか。日本として、どんな中国になってほしいのか。民主党に求められるのは、そうしたことへの新たな対応であり、独裁者にしっぽを振ることではない。
http://blogs.yahoo.co.jp/kim123hiro/50707451.html
先日は、高村外相、額賀財務相を始め閣僚が訪中して、ハイレベル経済会談をしたばかりである。相継ぐ日本政府要人や国会議員達の訪中は、一体何を意味しているのであろう。現時点での対中経済投資は、あの国のバブル経済を益々不健全に膨らませるだけであり、大陸の国土を取り返しが就かぬ位に公害で汚染させることに気が付かないのだろうか。
中共を介して、自民党と民主党は既に「大連立」を実行しつつあるようだ。中共に絡む利権では、小沢民主党(旧田中派+旧社会党)と福田政権に共通の得失があると私は想像している。それは、道義や人権とは全く異質の内容である。
鳩山幹事長は、先日ダライ・ラマ法王と会談し、チベットの人権問題に理解を示す振りをした。その上でこのような独裁政権へ媚を示す。民主党のやっていることは、表面上支離滅裂である。
(参考)
国会維持費用の無駄使い:額賀問題を寂しく思う
小沢氏は余計な旅行をしてかえって評価を下げた感じですね。首相の器ではないと思いますね。