昨年暮れも押し迫った12月14日の午後10時20分頃、ヘリコプター護衛艦<しらね>が海自・横須賀基地停泊中に同艦戦闘指揮所(CIC)から出火し、8時間燃え続けて大きな損害を出した。その時、乗組員4名が負傷。
ここへ来て、その火事の原因が明らかになった。時事通信が伝えるところによると
2008/02/24-14:42
中国製保冷温庫が原因か=隊員が無許可持ち込み-護衛艦火災
昨年12月、海上自衛隊の横須賀基地(神奈川県)に停泊中の護衛艦「しらね」(基準排水量5200トン)で発生した火災で、隊員が無許可で持ち込んだ「保冷温庫」が原因だった可能性が高いことが24日、判明した。防衛省首脳が明らかにした。保冷温庫は中国製で、戦闘指揮所(CIC)で隊員が飲む缶入り飲料を冷やしたり温めたりする目的で使われていたといい、何らかの理由で過熱、発火したとみられる。
護衛艦の修理には約60億円が必要といい、同省は関係者の処分を検討している。同首脳は「他の艦艇でも同様に無許可で持ち込まれた電化製品がないか調べている」と説明した。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200802/2008022400091&rel=j&g=soc
<しらね>は、基準排水量5200トン、全長159m、最大速度32ノットで哨戒用ヘリコプター3機を搭載する。当初は、より大型の艦形(DLH)になるはずであったが、4次防政策上の制約でこのサイズになった。石川島播磨㈱・東京で建艦される。1980年3月17日就役だから、艦齢28年を迎える。同型艦に<くらま>がある。
<しらね>の艦影、詳しい諸元などは下記 url 参照。
http://weapons-free.masdf.com/sea/japan/shiraneddh.html
三次元レーダー制御盤、武装関係制御盤、通信施設は<しらね>の頭脳部分、それを焼いてしまっては、使い物にならない。建造費は500-600億円程度を要していると思われるが、28年間の原価償却で簿価はかなり低いと想像する。
それでも、次世代の本格的ヘリコプター護衛艦<ひゅうが>(16DDH,基準排水量13500トン)は、竣工が2009年3月であり、それまでは<しらね>を大切に用いなければならぬ。私用の電気冷/温蔵庫(シナ製)を艦の心臓部CICに持ち込むなど、意識の低い乗組員がやったとしても、これらを指揮監督する幹部が見過ごしていた事は許されない話だ。
このタイプの電気冷/温蔵庫(シナ製)を知人が以前使っていた。ご他聞に漏れず3ヶ月の連続運転で壊れてしまったらしい。価格は1万円位。考え方によっては、1発2億円位の誘導ミサイルでも2-3発発射しなければ、今回のような致命的打撃を<しらね>に与える事は難しいであろう。それを僅か1万円ほどの機材で完璧に成し遂げたのだから、多分某国海軍はほくそ笑んでいるに違いない。
先日のイージス艦<あたご>の操艦状況と言い、危機管理に関して海自の幹部自衛官は一体どうしたのか。旧海軍の見かけだけは踏襲しているが、その精神においてプロ意識も無ければ愛国心に欠けると言われても仕方が無いであろう。
装備はSM3の導入など益々高度化し、艦体の運動性能も大いに向上して行く。私は、時代に合わせて必要な兵器や最新装備を早期導入することに賛成である。しかし、それを操作する自衛官の資質が劣れば、幾ら立派な道具立てであっても「いざ」と言う時に役に立たない。昨年からの機密漏えい事件を含めて、海上幕僚長以下幹部自衛官の猛省を期待する。
ここへ来て、その火事の原因が明らかになった。時事通信が伝えるところによると
2008/02/24-14:42
中国製保冷温庫が原因か=隊員が無許可持ち込み-護衛艦火災
昨年12月、海上自衛隊の横須賀基地(神奈川県)に停泊中の護衛艦「しらね」(基準排水量5200トン)で発生した火災で、隊員が無許可で持ち込んだ「保冷温庫」が原因だった可能性が高いことが24日、判明した。防衛省首脳が明らかにした。保冷温庫は中国製で、戦闘指揮所(CIC)で隊員が飲む缶入り飲料を冷やしたり温めたりする目的で使われていたといい、何らかの理由で過熱、発火したとみられる。
護衛艦の修理には約60億円が必要といい、同省は関係者の処分を検討している。同首脳は「他の艦艇でも同様に無許可で持ち込まれた電化製品がないか調べている」と説明した。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200802/2008022400091&rel=j&g=soc
<しらね>は、基準排水量5200トン、全長159m、最大速度32ノットで哨戒用ヘリコプター3機を搭載する。当初は、より大型の艦形(DLH)になるはずであったが、4次防政策上の制約でこのサイズになった。石川島播磨㈱・東京で建艦される。1980年3月17日就役だから、艦齢28年を迎える。同型艦に<くらま>がある。
<しらね>の艦影、詳しい諸元などは下記 url 参照。
http://weapons-free.masdf.com/sea/japan/shiraneddh.html
三次元レーダー制御盤、武装関係制御盤、通信施設は<しらね>の頭脳部分、それを焼いてしまっては、使い物にならない。建造費は500-600億円程度を要していると思われるが、28年間の原価償却で簿価はかなり低いと想像する。
それでも、次世代の本格的ヘリコプター護衛艦<ひゅうが>(16DDH,基準排水量13500トン)は、竣工が2009年3月であり、それまでは<しらね>を大切に用いなければならぬ。私用の電気冷/温蔵庫(シナ製)を艦の心臓部CICに持ち込むなど、意識の低い乗組員がやったとしても、これらを指揮監督する幹部が見過ごしていた事は許されない話だ。
このタイプの電気冷/温蔵庫(シナ製)を知人が以前使っていた。ご他聞に漏れず3ヶ月の連続運転で壊れてしまったらしい。価格は1万円位。考え方によっては、1発2億円位の誘導ミサイルでも2-3発発射しなければ、今回のような致命的打撃を<しらね>に与える事は難しいであろう。それを僅か1万円ほどの機材で完璧に成し遂げたのだから、多分某国海軍はほくそ笑んでいるに違いない。
先日のイージス艦<あたご>の操艦状況と言い、危機管理に関して海自の幹部自衛官は一体どうしたのか。旧海軍の見かけだけは踏襲しているが、その精神においてプロ意識も無ければ愛国心に欠けると言われても仕方が無いであろう。
装備はSM3の導入など益々高度化し、艦体の運動性能も大いに向上して行く。私は、時代に合わせて必要な兵器や最新装備を早期導入することに賛成である。しかし、それを操作する自衛官の資質が劣れば、幾ら立派な道具立てであっても「いざ」と言う時に役に立たない。昨年からの機密漏えい事件を含めて、海上幕僚長以下幹部自衛官の猛省を期待する。
三笠も陸奥も爆沈しております。
さすが伝統を引き継ぐ海上自衛隊。
ちなみに、原因は特定できてないって知らないの?というか特定不能。焼け落ちたCICからは証拠は見つかりません。
頭わるwwww