日本国憲法第9条にはこう書いてある。
- 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の
発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決す
る手段としては、永久にこれを放棄する。 - 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。
国の交戦権は、これを認めない。
7月23日(水)付け植草一秀氏のブログ「知られざる真実」によると、小沢一郎
氏がロイターのインタビューに答えて以下のように論評したそうである。
(ロイターのインタビューから当該部分を転載)
──集団的自衛権行使容認を閣議で決定する手法について。
「この問題は、解釈する余地がない。
第9条は、他の国の紛争に自衛権を発動してはならない、と書いてある。
解釈する余地がない。
条文に書いてない時に(ケースで)、解釈が生まれる。安倍氏は当初、憲法改
正に取り組もうとしていたが、雰囲気が悪くなっていくにつれ、だんだん言わな
くなった。
これは、9条の改正を主張するのが筋道で、それが正しい為政者のやり方だ。
安倍氏がやりたいのであれば、国民に憲法9条改正を発議すればよい」
集団的自衛権の問題は、小沢氏のこの説明に尽きる、という植草氏の意見に
Edも全く同感である。
これほど明確に他国と戦争をしてはならないと書いてあるのに、一体どこをどの
ように解釈すれば「集団的自衛権」なる交戦権が認められると云うのだろうか。
詭弁、曲解、屁理屈のゴリ押し以外の何ものでもない。
安倍内閣は憲法9条の改正が難しいから正規の手続きを経ずに憲法内容を改
変する行為に突き進んでいる。これは憲法第99条が定める憲法尊重擁護義
務を蔑ろにする、明らかな憲法違反行為である。
既に3人の勇気ある方が安倍晋三氏を憲法違反の罪で最高裁に提訴している
が、野党は何等有効な手を打てず自公の暴走を許している。唯手をこまねいて
傍観しているだけの野党では、力も金もない非力な我々一般国民と変わらない
ではないか。
せめて昔の社会党くらい気骨ある野党が誕生しないものだろうか。このままで
は日本の将来が危うい。われわれの孫たちを愚かな政治家が引き起こす他国
の戦争になど絶対送ってはならないと思う。
つまり「専守防衛」という名目で日本は東洋のイスラエルよろしく強力な武力を備えています。
無抵抗で国民が殺され領土を奪われるなどということは今の日本では事実上ありえないのです。
これまでも、そしてこれからも「国民を守る」のは決して軍隊ではありません。それは為政者の都合の良い言い訳です。
本当に国を守る、国民を守る、というのなら戦争をしないことです。戦争は国を滅ぼすものです。
政治家の詭弁に騙されて集団的自衛権などという愚かな考えに同調するのは大変危険なことだと思います。
でも、若しも周りの国から攻めれれた場合、日本は無抵抗で国民は殺され領土は取られても良いのでしょうか?
私は最低限の軍備を持って、国民を守って貰いたいと考えています。