Ed's Slow Life

人生終盤のゆっくり生活をあれやこれやを書き連ねていきます。

退き際

2012年10月22日 | Weblog

              

日曜日の朝、車を走らせながらラジオを聴いていた。

若い女性司会者の声で年金の話をしていた。支給開始年齢と定年の年齢、そし
て日本の年金制度が破綻する怖れと若い人はもらえなくなる惧れなどについて
極軽いタッチでコメンテーター氏とやり取りしていた。

彼女の話では、定年年齢が伸びることに対する街の人たちの”声”として、定年
が「60才では早すぎる。あと数年は働きたい」という人と、「もう疲れるから、60
才を過ぎたら働きたくない」という人が大半、のような感じに受け取れた。

                                   

よくスポーツ選手などが、歳を重ねて自分の身体能力に限界を感じて、引退を決
意する記者会見などを観るにつけ、サラリーマンが”仕事”を辞める潮時について
は、自分の意志ではなく会社の規定で一律に決められてしまうことにEdは個人
的にはやや違和感がある。

Edの勤める会社の米国本社では、特に決められた「定年」というものはなく、年
齢が55才に達したら、あとは自分の好きな時に辞めてよい決まりになっている。

仕事を通じてEdが知遇を得た人の中には、55でさっさと辞めてしまい、充実し
た第二の人生を送りたいという人がかなり多い。しかし退職後やりたいと思って
いたことも、実際にイザ始めてみると半年から数年で飽きてしまい、また別の仕
事に再就職したりしている^^!

Edはできるだけ長く仕事を続けていたいほうだから、辞めろと言われるまでは働
き続けたいと考えている。けれども矢張り潮時というものはある。同僚から邪魔に
思われたりプライドを傷つけられたりしてまでは、働きたくない。そこに自分で決め
るという場合の難しさがある。

最近Edのやるべき仕事量がめっきり減ってきた。客先の生産調整によるトランス
ミッションの出荷台数減少もあり、QCクレームの件数が少ない。加えて部品の不
具合まで減ってきた。喜ぶべきことではあるが、自分で自分の首を絞める結果に
なったのは皮肉ではある・・・^^!

ま、それはともかく、今後の見通しでは数が一番多い中型トランスミッションは出
荷前検査を省いて納入する傾向がますます強まるので、ますますEdの出番は
少なくなると思われる。

そろそろ潮時なのかもしれない・・・