テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

エイガの、ひみつ。

2013-03-21 21:36:06 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 すみれェ、ばくはつゥ!」
「がるる!ぐるぐるがる!」(←訳:虎です!急速開花です!)

  

 こんにちは、ネーさです。
 サクラに負けじ!と、我が家の庭では昨日から
 スミレちゃんたちが咲きまくってくれちゃってます。
 踏んでしまわないように、と注意して歩きながら、
 さあ、今日も読書タ~イム!
 本日は、こちrを、どうぞ~!

  



 
                 ―― 映画道楽 ――



 著者は鈴木敏夫(すずき・としお)さん、画像の文庫版は、
 2005年に刊行された同名の単行本に加筆修正し、2012年11月に発行されました。
 鈴木敏夫さん、と聞いて即座に、
 あっ!あの御方ね!
 と分かっちゃうのは……ふっふっふっ、
 かなりのジブリファンさんとお見受けいたしますよ♪

「えッ? じぶりィ!!」
「ぐるるるっ?」(←訳:とするとっ?)

 宮崎駿さん、高畑勲さん、押井守さん……
 現代日本を代表する監督さんたちの作品プロデュース請負人といえば、
 株式会社スタジオジブリの代表取締役、
 鈴木敏夫さん!

 テディちゃ、虎くんも、
 映画公開時の宣伝や舞台挨拶のニュース映像で、
 鈴木さんのお姿を拝見したこと、ありますでしょ?

「ふァいッ! ありまスゥ!」
「がるるるぐるるっ!」(←訳:サンダルでしたっ!)

 そ、そうね、
 サンダル(草履?)を愛用し、
 記者会見にもサンダルを引きずって現れる鈴木さん。

 この御本は、
 ジブリの制作現場秘話をからめつつ、
 鈴木さんの映画体験、
 映画制作論、
 企画から立ち上げ、宣伝など、
 《映画》に関するあれやこれやを綴ったエッセイ……
 いえ、一種の映画理論本、ですね。

「ひッとさくゥ、れんぱつゥ!」
「がるがっるるぐっる!」(←訳:賞もいっぱい獲った!)

 宮崎駿さんと鈴木さん、
 御二方が映画制作に乗り出したきっかけは、
 或る企画会議で、
 原作のないものは映画化できない、と
 冷たく言われたためでした。

 そこで宮崎さんは提案するのです。

   じゃあ、原作を描いちゃいましょうか?

 そうして、
 漫画『風の谷のナウシカ』が
 宮崎さんのペンによって紡ぎ出されることになりました。

 ただ、この原作漫画の連載終了まで
 10年もかかるとは、
 鈴木さんも予想していなかったようですが。

「ぷふふッ♪」
「がるるっ♪」

 罪のないバクチ?や、
 タイアップ企業との駆け引き、
 公開日時をめぐっての騒動、
 監督さんたちとのはてなき議論……

 ジブリファンの方々には面白くてたまらない、
 映画マニアさんには興味津々&垂涎の打ち明け話に加え、
 巻末の『文庫のためのあとがき』にも
 ワクワクさせられます。
 プロデューサーさんがこんなに元気なら、
 ジブリの新作も、スゴイものになりそうですね!

「かぜたちぬゥ!」
「ぐるがるる~!」(←訳:早く観たい~!)

 映画も活字も大好きさ!という皆さま、
 ぜひ一読を~♪
 
 
 
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手に手に花の色。

2013-03-20 21:41:08 | 美味
「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
 ひゃふァ! おはながァ~!」
「がるる!ぐるるがるぅ~!」(←訳:虎です!満開になるぅ~!)

 こんにちは、ネーさです。
 週の半ばは、さあ、読書タイムじゃなくてお花見タイム!
 と言いたいところ……ですが、
 3月20日現在の東京・八王子市のサクラは――

  

「もぅッ、さいてるゥ!」
「ぐるるるぅ!」(←訳:こんなにぃ!)

 いいえ、誤解なさらずに!
 上の画像は、早咲きの品種のサクラちゃんなんです。
 そして……

  

 こちらのサクラちゃんも、
 濃い目のピンク色はとてもきれいなのですけれど、
 早咲きのお花です。
 河津桜の系統みたいね。

「むむゥ? それじゃあッ!」
「がるるがるるる?」(←訳:ソメイヨシノは?)

 東京の都心部と違って、
 八王子市周辺のソメイヨシノは
 一分、二分咲き、の程度でしょうか。
 今週末か、来週の前半が見頃になりそうです♪

 あ、でもね、
 サクラちゃんだけじゃないのよ!
 春のお花は、ほら、ここにも!

  

 上の画像は、蕗の薹(フキノトウ)!
 この子が、やがて大きな蕗(フキ)に!

「なるんでス!」
「ぐるる!」(←訳:可憐だ!)
「……でもォ~やぱりィ!」
「がるるるぐる!」(←訳:お花見の仕度!)
「しなくちゃッ!」

  

 という次第で、
 サクラ関連のお菓子を『MUJI』さんで探してきましたよ♪
 《桜のロールケーキ》と、
 《桜のクリームサンドクッキー》!

  

 《桜のバウム》に~♪

  

 《桜のひとくち大福》!もありました♪♪

「どのォ、おかしもォ~」
「ぐるるぅ!」(←訳:ピンクぅ!)

 お花見といえば、お酒さ!という御方、
 いいえ!お団子よ!という方々も、
 お花の下、
 花の色のお菓子で
 なごやか~なおやつタイムを過ごされますように。


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うさこちゃんに、会いたくて♪

2013-03-19 21:29:18 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ひゃわわ~ッ!」
「がるる!ぐるぐるるる!」(←訳:トラです!タイヘンです!)

 こんにちは、ネーさです……。
 え~、ただいま、ネーさのPCは絶賛リカバリー中です。
 この文章はネーさ弟のPCを拝借して作成しておりますが、
 なんか勝手が違うわね~…
 それでも!始めましょう読書タ~イム!
 本日は、こちらを、どうぞ~!

  



 
             ―― ディック・ブルーナさんの絵本のつくりかた 新装版 ――



 編者はみづゑ編集部の皆さん、画像の新装版は2013年1月に発行されました。
 ブルーナさんといえば……

「ふァいッ!
 みッふぃ~ちゃんッ!」
「ぐっるぅがぅるるがるるるるるー!」(←訳:ミッフィちゃんのおとうさんだー!)

 はい! そうですね!
 当初、日本では『うさこちゃん』と呼ばれたりしましたが、
 現在ではすっかりミッフィーちゃんの呼び名が定着しております♪
 白くて、
 小さくて、
 完全2頭身!のミッフィーちゃんと、仲間さんたち♪

 ミッフィーちゃんが世に出たのは、
 なんと半世紀以上も昔の、
 1955年のこと。
 作者のブルーナさんは、そのとき28歳でした。

「わおゥ!」
「がる!」(←訳:若い!)

 1963年、デザインに手が加えられ、
 私たちがよく知るミッフィーちゃんの形に生まれ変わって、
 そうね、
 実質的には世界制覇したも同然よ!

 世界中の子どもたち、大人たちにも愛されて、
 絵本はいまも版を重ねているんですものね。

「つよいィぜッ!みッふぃちゃんッ!」
「がるるぅ!」(←訳:やるなぁ!)

 作者ブルーナさんへのインタビュー、
 ミッフィーちゃんを描く様子、
 ラフスケッチ、
 ブルーナさんのアトリエ、
 ミッフィーちゃんと育てた街・オランダのユトレヒト……。

 この御本では、
 ミッフィーちゃんの魅力が
 あますところなく紹介されています。

「にほんのォ、ゆうめいィなァ、くりえいたーさんもォ~」
「がっるぅーぐっるがるる!」(←訳:ミッフィーちゃん大好き!)

 くまモン君たちの大先輩であるとも言える、
 キャラクター界の女王、
 ミッフィーちゃん!

 明日3月20日は、
 休みが取れたぞ!
 テーマパークへ行ってキャラぐるみさんたちと遊ぼう!と
 予定しておられる方々も多いことでしょう♪
 その帰りに、
 もしも本屋さんに寄る機会がありましたら、
 探してみてくださいね、
 ミッフィーちゃんと
 ミッフィーちゃんを愛する人の
 あったかな心がギュギュっと詰まったこの御本を~♪

 ……私ネーさは、PC回復作業に勤しまねばなりませんが、
 どうか皆さまは、

「すてきなァ、きゅうじつをッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:楽しんでね!)


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嵐、のち晴れ?

2013-03-18 23:10:18 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 ぐゥふァ! きょうふゥ~ちゅういィッ!」
「がるる!ぐる!がる!」(←訳:虎です!砂が!埃が!)

 こんにちは、ネーさです。
 お肌も髪もピリピリになってしまった強風の一日でしたね。
 強風には強風で対抗すべく、
 本日の読書タイムは、
 空をも切り裂く勢いの、こちらの御本を、さあ、どうぞ~!

  



 
                ―― 空飛ぶ広報室 ――



 著者は有川(ありかわ・ひろ)浩さん、2012年7月に発行されました。
 前回記事では警察小説――警察を舞台にした小説作品を
 御紹介いたしましたが、
 こちらの作品の舞台は自衛隊ですね。

「おしごとォしょうせつゥ、でスゥ~♪」
「ぐるるがるるぐる~??」(←訳:どんなお仕事なの~??)

 ええ、そうですね、
 警察のお仕事が多岐に渡っているように、
 自衛隊のお仕事もまた、
 内容はさまざま、
 種類もさまざま、
 海に、空に、陸に、と広く日本の国土を覆っています。

 ただ、御本の表紙を一瞥(いちべつ)すれば、
 推測の手掛かりになるモノが写っていますでしょ?

「うむゥ! こうくうきィでスねッ!」
「がるるぐるぐる!」(←訳:たぶん最新鋭の!)

 今しも最新型の、
 最新型ではなくとも高性能極まる戦闘機に搭乗しようとしているのは、
 この御本の主人公、
 空井大祐(そらい・だいすけ)さん。

 小っちゃな頃から
 戦闘機パイロットになるのが夢で、
 それも超一流の精鋭パイロットから成る《ブルーインパルス》の一員に
 なりたくてなりたくて、
 ひたすら頑張ってきました。

 
 その夢に、あともうちょっとで手が届く!
 というときに、
 空井さんを待ち受けていたのは……

 交通事故でした。

「えッ? じこォ?」
「がるぐるるっ!?!」(←訳:怪我したのっ!?!)

 空井さんに落ち度はなく、
 生命にかかわる重篤な傷を負ったのでもありません、が。

 結果として、
 彼は戦闘機のパイロットには不適格、とされてしまったのです。

 資格は剥奪され、
 もう二度とF-15戦闘機の操縦席に座ることは、無い――

「えええェ~ッ!」
「がる~っ!」

 いえ。いえいえ。いえいえいえ!
 それで終わりだなんて、許しません!
 それで終わっちゃうなんて、
 ええ、有川さんの作品の主人公として、有り得ませんともー!

「でスよねッ!」
「ぐぅるがるるるる~?」(←訳:じゃあどうするの~?)

 空井さんの新たな任地、いえ、お仕事の場は
 “航空自衛隊航空幕僚監部広報室”。
 航空自衛隊の広報官さん、ですね。

 戦闘機のシートから、デスクワークへ。
 たいへんな方向転換ですが、
 広報官ってデスクに向かっているだけでは
 務まらない激務なのだと、
 まもなく空井さんは知ることになります。

 自分たちの活動を知ってもらう……
 簡単じゃないんですよ、これが。

「やまありィ、たにありィ~」
「がるる!」(←訳:嵐あり!)

 嵐ののちには、
 真っ青な青空が広がる――
 そんな風に上手くゆけばいいのですけれど、
 空井さんのお仕事ぶりや如何に?

「あおぞらッ、かもーんッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:だといいね!)

 実写ドラマ化されて、
 近日放送!と聞きましたが、
 まずは御本の方で、お愉しみくださいな~♪

 おなじく有川さんの『空の中』『海の底』も
 おすすめの“お仕事小説”ですので、ぜひ!
 
 
 
 


 
 
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任命あれば、何処へでも!

2013-03-17 23:19:43 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 よいしょッ!」
「がるる!ぐるぅっ!」(←訳:虎です!んしょっ!)

 こんにちは、ネーさです。
 気温の上昇に浮かれ、勢いで春のプチ大掃除など始めてしまいましたよ♪
 その合間にも読書タイムは忘れずに、
 本日ご紹介いたしますのは、こちら~!

  



 
                  ―― 初陣 ――



 著者は今野敏(こんの・びん)さん、単行本は2010年に、
 画像の文庫版は2013年2月に発行されました。
 『隠蔽捜査3.5』と副題が付されていますが、
 副題、というよりは、シリーズ題、でしょうかしら。

「にんきのォ、しりーずゥ、でスねッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:舞台は警視庁!)

 ええ、そうなんですよね。
 シリーズ第一作から順に、
 『隠蔽捜査』、『果断』、『疑心』、『転迷』と長編作品が刊行されていますけれど、
 こちらの御本『初陣』は連作短編集。
 なので、
 長編作品とはちょっとスタイルの違う警察小説となっています。

「しゅやくさんがァ~」
「がるるるる!」(←訳:入れ替わり!)

 《隠蔽捜査》シリーズの長編版で、
 主役、というか、物語を牽引する役目を果たしているのは、
 東京・大森署の竜崎伸也(りゅうざき・しんや)署長。
 そして、
 警視庁の伊丹俊太郎(いたみ・しゅんたろう)刑事部長が
 竜崎さんの補佐的存在として登場します。

 短編版、となると……
 主役を務めるのは、
 伊丹刑事部長さん!

「けいじぶちょうッてェ、えらいのかなッ?」
「ぐるぐるがるる!」(←訳:えらいらしいよ!)

 竜崎署長さん、
 伊丹刑事部長さんも、
 警察官僚、いわゆる“キャリア”さんです。
 
 御本の冒頭に収録されている『指揮』では、
 伊丹さんの人事異動が背景になっていますよ。

 福島県警本部の刑事部長の任に在る伊丹さんに
 内示が出ました。
 春からは、東京の、警視庁の刑事部長に!

「ふァ~! けいしちょうッ!」
「がるるるっ!」(←訳:なんか凄っ!)

 そうね、
 伊丹さん自身も、同じように思ったようです。
 
 首都の治安を預かる警視庁は、
 やはり別格!
 全国を代表する警察の刑事部長になるんだ!と考えただけで、
 緊張に身が引き締まります。

   いや、待て待て。
   任地を離れる瞬間まで、
   俺は福島県警の刑事部長なんだ。

「むむゥ! そのとおりィ、でスねッ!」
「ぐる~!」(←訳:でも~!)

 新任者への引き継ぎも間近、となったとき、
 県内で事件が発生しました。
 伊丹さん、
 捜査本部を立ち上げ、
 現場で刑事さんたちを指揮しますが、
 熱意とは裏腹に捜査は進捗しません……
 まるで、彼の覚悟を試すかのように。

 困りはてた伊丹さんの脳裏に、
 ふっと浮かぶのは、
 旧知の竜崎さんの顔。

   あいつだったら、どうするだろう?

「どうするかなぁ??」
「ぐるるがるる~?」(←訳:訊いてみれば~?)

 伊丹さんと竜崎さん、
 ふたりのコンビネーションが活きる短編8作は、
 ミステリ好きさんも
 警察小説好きな御方も
 楽しめる作品ばかりです♪
 シリーズ未読の方々も、
 読みやすいこの短編集から入門なさってはいかがですか~?

「がんばれェ~、いたみさんッ!」
「ぐるるがるる!」(←訳:初陣は金星で!)
 


 

 
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くま一色!

2013-03-16 23:13:03 | くま
「こんにちわァ、テディちゃでス!
 あはァ! でたもんッ!」
「がるる!ぐるるるがるる!」(←訳:虎です!人気者だモンね!)

 こんにちは、ネーさです。
 ええ、来てくれましたよ、あの人気クマちゃんが!

  

 『グリコ』さんの、
 《ポッキー ミルクココア》!

 パッケージが、くまモン君~!!
 裏面では熊本県の名所も紹介されていますよ。
 えーと、こちらの箱裏面にあるのは……

  

「おほしィさまッ??」
「ぐるぐるがっる!」(←訳:清和高原だって!)

 美しい星々を観測できるという清和高原(せいわこうえん)に想い馳せつつ、
 ふっふっふっ♪
 パッケージでチョチョイっと遊んでみますれば――

「あはァ~♪」
「がるぅ~♪」

  

 はい!可愛い耳の出来上がりです!
 こういうところがくまモン君の人気の源なのね!

  (と、おや? ここでピンポーン♪とお届け物が……?)

「ネーさッ!
 たッ、たいへんでスゥ!」
「ぐるるがる~!」(←訳:これはあの~!)

  

 えっ? こ、これはっ!

「もしかしたらァ?」
「がるがるる!」(←訳:もしかして!)

  

 きゃー!!
 『ゴディバ』さんの《ムースダムール ベア》ちゃんじゃないの!

 
「ほわいとでーのォ、おくりものォ!」
「ぐるるー!」(←訳:豪華だー!)
「それにィ、できゃいッ!」

 そ、そうね、
 できゃい、いえ、思いのほか大きなクマちゃんです。
 店頭に飾られていた時は
 大きいな~とは考えなかったのですが……
 (下の画像を御参照あれ!)

  

 美味しいくまモン君に、
 抱っこしてみるとモコモコふっくら♪なゴディバクマちゃん……
 クマ一色?の週末となりました。
 楽しくて、嬉しくて、ありがた~いクマの嵐!

 
「くまもォ、とうみんからァ、めざめるゥ、はるッ!」
「がるるぐるる!」(←訳:サクラ咲く春!)

 クマ一族とともに、
 皆さま、穏やかな休日を~♪




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それは、砂漠の蜃気楼…?

2013-03-15 23:24:57 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 いよいよォ、あしたあたりィ~!」
「がるる!ぐるるぐるがるるる?」(←訳:虎です!桜の開花が東京でも?)

 こんにちは、ネーさです。
 東京都心部と違い、ここ多摩地域の桜はまだ眠っているようですが、
 開花までのひとときは、
 さあ、読書タイムですよ!
 本日は、こちらを、どうぞ~

  



   
                   ―― エリア51 ――



 著者はアニー・ジェイコブセンさん、原著は2011年に、日本語版は2012年4月に発行されました。
 英語原題は『AREA51 ; AN UNCENSORED HISTORY OF AMERICA'S TOP SECRET MILITARY BASE』、
 『世界で最も有名な秘密基地の真実』と日本語副題が付されています。

「ひみつゥきちィッ!!」
「ぐるがるるっ?」(←訳:あの有名なっ?)

 前回記事で『モンスター大図鑑』を御紹介した流れで、
 この御本もトンデモ系なのかっ?
 と早まらないで下さいね。

 ええ、この御本は、あの、
 何かにつけてUFOや宇宙人と関連して語られることの多い、
 米国の軍事基地をテーマに書かれたものです。
 けれど、決してトンデモ本じゃありません!
 とても真面目な、ノンフィクション作品なのです。

「まじめにィ、ひみつきちッ??」
「がるがるぐるる?」(←訳:そこからUFOが?)

 ……《伝説》が始まったのは、1947年のこと。

 1947年7月、
 ニューメキシコ州ロズウェルに正体不明の物体が落下しました。
 その物体は郡保安官事務所と軍によって回収され、
 ロズウェル陸軍飛行場を経て、
 ネヴァダ州ネリス試験飛行場内の或る施設に運び込まれた――

 その施設こそが、
 エリア51。

 というのが、一般に知られている『ロズウェル事件』ですね。

「うむゥ! ほんとゥかなッ?」
「ぐるるがるるる!」(←訳:砂漠の基地だね!)

 著者・ジェイコブセンさんは、
 先ず、エリア51の成立ちに注目します。

 ラスヴェガスまで100㎞と少し、のネリス空軍基地。
 いったい何者が、
 ここに数々の、エリア、と冠される実験場建設を命じたのか?
 その目的は?
 どれほど巨額な費用が投じられたのだろう?
 どのような人間が、組織が、
 実験場に出入りしているのか?

 UFOのお話でしょう?と思って読む御方は
 腰が引けてしまうかもしれませんね。
 手に取っていただければ分かりますが、
 実は、
 厚さ3㎝になるこの御本の、
 ほぼ9割近くが
 20世紀中頃~後半にかけての戦史、
 軍事技術史、
 そして戦略史と、
 東西冷戦の裏側についての文章なんです。

「えェッ? せいじィ??」
「ぐるっ??」(←訳:戦争っ??)

 御本の終わり近くになって、
 ようやく、ジェイコブセンさんは
 大胆な推測に踏み込みました。

 歴史の、どのような狭間、
 暗い空白から、
 『ロズウェル事件』とエリア51がこぼれ出てきたのかを、
 長期の調査と
 大量の資料をつなぎ合わせることによって
 謎の物体の真実に迫ってゆきます。

 物体に乗っていたのが《何》であったのか、も……!

「えええェ~ッ!?!」
「がるるっ!」(←訳:まさかっ!)

 正直に申しますと、
 ジェイコブセンさんの《結論》には
 疑問の余地あり、かもなぁ~…とも思うのですが、
 一見、いえ、一読の価値あり!な
 挑戦作&労作です。
 未確認飛行物体マニアさんに、
 SF好きさん、
 歴史好きさんに、
 おすすめの一冊ですよ♪
 休日の読書タイムに、ぜひ!

「こんやもォ、ほしぞらにィ、さがそうッ!」
「ぐるがるる!」(←訳:謎の物語を!)



 
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~ 誰よりもモンスターを ~

2013-03-14 23:29:47 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 おまたせェしましたッ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!とびきりです!)

 こんにちは、ネーさです。
 そうです!とびきりです!
 前回記事ラストでお約束した通り、
 本日ご紹介いたしますのは……
 ええいっ!論より証拠!
 こちらを、どうぞ~!

  



 
               ―― モンスター大図鑑 ――



 著者はジョン・ランディスさん、原著は2011年に、画像の日本語版は2013年1月に発行されました。
 英語原題は『MONSTERS IN THE MOVIES』、
 『SF、ファンタジー、ホラー映画の愛すべき怪物たち』と日本語副題が付されています。

「きゃーッ! おばけッ♪」
「ぐるぅ!がるっ!」(←訳:わあっ!狼男っ!)

 お化け……オオカミ男……
 怪しい!怪しいですね!
 御本の題名も、
 『でんしゃだいずかん』とか『はたらくじどうしゃじてん』とか、
 チビっ子向けの絵本みたいだわ……!

 と思ってしまうのは、ええ、あながち間違いではありません。
 この御本の、『モンスター大図鑑』たる題に偽りなし!
 本当に、一冊まるごとモンスターばっかり!

「きゅうけつきィ!」
「がるるがる!」(←訳:ゾンビもね!)

 いまどきモンスターなんて……そうお思いですか?
 ええ、最初の数ページはね、
 ホントに『はたらくじどうしゃじてん』のノリだわね~と呆れ、
 つい油断してしまうかもしれません。
 けれど、読み進むにつれ、
 著者・ランディスさんの本気具合が判ってくると、
 感動がじわじわと押し寄せてきます!

 ちょっと好き♪
 っていうレベルじゃありません。
 この著者さん、本当に、真剣に、心底から、
 命懸けでモンスターを愛しているんだわ!

「ほんもののォ、もんすたーまにあッ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:筋金入りだよ!)

 『ブルース・ブラザーズ』!
 『星の王子ニューヨークへ行く』!
 そして
 M・ジャクソンさんのPV『スリラー』を作ったランディスさんの
 映画愛と知識は海よりも広く深く、
 幾百幾千幾万ものフィルムから
 《モンスター》と怖れられるに足る闇の天使たちを
 拾い上げてゆきます。

 吸血鬼、狼男、ゾンビ、といった
 誰にも思い当るモンスターたちだけではなく、
 ランディスさんにかかれば、
 キング・コング、
 半魚人、
 死神、
 ドラゴン、
 スター・ウォーズヨーダさんたち宇宙人、
 それにヴァン・ヘルシング博士もモンスターにカウントされちゃいますよ♪

「しゃしんがァ、こわいィッ!」
「がるるぐるがる!」(←訳:最強に怖い写真!)

 ランディスさん、
 写真一枚ずつにキャプション、というか、コメントを添えていますが、
 これが実に斬新かつ的を射た寸評となっています。
 モノによっては、もう抱腹絶倒~!

「ぷふふふふッ♪」
「ぐるるる!」(←訳:爆笑です!)

 嬉しいことにランディスさん、
 日本映画も丁寧に観て下さっているようですよ。
 近年のジャパニーズホラーはもちろん、
 『藪の中の黒猫』(新藤兼人さん監督、1968)を

 
   この映画を初めて見たのは
   ロサンゼルス・カウンティ美術館内の映画館だったが、
   悲鳴を上げる人が溢れかえっていた。
   素晴しい!

 と激賞~!

「むむゥ! ちょッとォ、びッくりィ!」
「がるるぐるるがる!」(←訳:すごい選択眼だね!)

 傑作・名作・迷作・珍作・怪作・駄作から
 ランディスさんが選び抜いた《モンスター》ギャラリーへ、
 さあ、映画マニアさん&映像好きさんは
 ぜひ御訪問を!

 私ネーさ、個人的に感激したのは
 『マッド・サイエンティスト』の章で
 『ロッキー・ホラー・ショー』のフランクン・フルター博士に出会えたこと!
 なぁるほど、博士もモンスターの一種だったのですね~♪

 
「きょうふのォ~せかいィへッ!」
「がるぐる~!」(←訳:ようこそ~!)

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花は、紅♪

2013-03-13 23:12:52 | 美味
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 もふゥ! きょうはァ、あかッ!」
「がるる!ぐるぐる!」(←訳:虎です!紅色です!)

 こんにちは、ネーさです。
 はいっ!
 今日も、パチリっと!

  

 本日は、紅梅さんに御登場いただきま~す♪

  

「うむッ! げんきなァ、べにいろッ!」
「ぐる~るがるるる!」(←訳:すご~く目立つよ!)

 まだ春は浅く、色彩に乏しい木々が多い中で、
 この濃ゆい紅色はとにかく目立ちます♪
 100メートル離れていても、
 あっ!あそこに紅いお花が!と分かっちゃいますね。
 紅白の梅が咲きそろえば、
 そろそろ桜も~…?

「さきまスよッ♪」
「がるるるぐるがる!」(←訳:福岡では開花宣言!)

 関東各地の開花宣言を心待ちしつつ、
 ここでティーブレイク!
 さあ、こちらを、どうぞ~♪

  

「おおォ~ッ♪」
「がる~っ♪」

 上の画像は、
 フランスのショコラ専門店『マルキーズ・ドゥ・セヴィニエ』さんの
 《プラリネ・アソート》!

 蓋を開けると……

  

「ひゃふァ! しょこらのォ、かおりィ~!」
「ぐるがぅるるるがる~!」(←訳:上質ショコラの芳香~!)

 『マルキーズ・ドゥ・セヴィニエ』さんは
 フランスの老舗ショコラ屋さんなのですが、
 日本には、まだ直営店舗が無いのです。
 輸入食材のお店などで見かけたら、
 ショコラマニアさんは、ぜひトライしてみてくださいね。
 お味は……そうですね、
 ショコラらし~いショコラ!
 というところかしら♪

「くちどけにィ、こだわりィ、ありッ!」
「がるるるぐるーるがるぐる!」(←訳:ミルクもビターもいけます!)

 週の半ばの疲れを、
 美味しいショコラで癒したら……
 ふっふっふっ♪
 次回記事では、もうとびきりの!
 ステキに素晴らしい一冊を御紹介いたしますよ~!
 しばしお待ちくださいね!


  
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フィルムは語る?

2013-03-12 23:21:06 | ブックス
「こんにちわッ、テディちゃでス!
 はいッ! よォ~いッ、どんッ!」
「がるる!ぐるるー!がっるるぐぅるるるー!」(←訳:虎です!違うよー!かけっこじゃないよー!)

 こんにちは、ネーさです。
 本日の読書タイムは、ええ、かけっこ実践編ではありません。
 このところ、ノンフィクション系の御本紹介が続いたので、
 バリバリのフィクションに針をぐいっと合わせてみましょう♪
 さあ、こちらを、どうぞ~!

  



 
                ―― スタート! ――



 著者は中里七里(なかやま・しちり)さん、2012年11月に発行されました。
 『START!』と英語題名も付されているこの御本は、
 『おやすみラフマニノフ』『いつまでもショパン』等で知られる中里さんの
 書き下ろしミステリ作品ですよ♪

「ふむふむゥ! そういえばァ~」
「ぐっるるがぅるるぐるーるっる…」(←訳:かけっこじゃないスタートって…)
「えいがッ??」

 先頃『さよならドビュッシー』は映画化されましたが、
 そうね、
 かけっこ以外で
 はい!スタート!
 という掛け声から始まるもの、といったら、
 映画、
 もしくはTVドラマの撮影でしょうか。

 先頃は中山さんのデビュー作品『さよならドビュッシー』が
 映画化されました。
 この御本も、映画に関係深い、いえ、深いどころか、
 映画制作そのものが、
 物語の骨子になっています。

「だからァ、すたーとッ!」
「がぅるるぐるー!」(←訳:キャメラ回せー!)

 ……う~ん、それがねえ、
 よぉし進めろ撮影!回せキャメラ!と
 言いたいのはやまやまなんですけど、
 そうも行かないのよ。

 ほら、映画の制作って、大事(おおごと)でしょ?

「ふァいィ~! たいへんなのでスゥ!」
「ぐるるがるがる!」(←訳:資金が要るよね!)

 映画は水物(みずもの)。
 当たるかどうか、分かりゃしない。
 コケたら破産しかねない。
 でも、フィルムの魔力にハマってしまうと
 脱け出したくても脱け出せない――

 主人公の宮藤映一(くどう・えいいち)さんも
 映画という魔界に囚われた人間のひとりです。

「むゥ? なにごとォでスかッ?」
「がるがるぐるるるー!」(←訳:突然走り出したよー!)

 朗報です!
 フテ腐れて昼間からお酒を飲んでいた宮藤さんが
 一瞬で目を醒まされてしまうほどの
 大朗報です!

 宮藤さんが師と仰ぐ偉大な映画監督、
 大森宗俊(おおもり・そうしゅん)さんが
 新たな作品の制作に取りかかった……!

 世界中が注目する大森監督の新作に、
 宮藤さんは助監督として参加することになりました!

「おおッ!やったでスねッ!」
「ぐるるがぅるるるぐるるー!」(←訳:これでキャメラを回せるー!)

 ……う~ん、それがやっぱりねえ、
 何人もの、いえ、何百人ものスタッフが集うプロジェクトともなると、
 トラブルと無縁ではいられないんです。

 製作者からの横槍、
 主要キャスト間の不協和音、
 資金難に口論、
 そして――

 事件が!

「さつえいじょはァ、おおさわぎィ!」
「がぅるるがるっるぅるる~?」(←訳:キャメラ止まっちゃうの~?)

 映画製作と同時に進行する不穏な事件。
 謎解きと、
 撮影も同時進行?
 宮藤さんの、ギリギリの踏ん張りは……?
 クランクアップは……?

 ベタ、と言われかねない展開は
 《エンタ》に徹したがゆえ、でしょうか。
 映画好きさん、
 ミステリ好きさんに、
 おすすめの一冊ですよ~♪

「ちからァ、つきるまでッ!」
「ぐるるがるぅるがぅるるる!」(←訳:回さなきゃねキャメラを!)



 
 

  
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