まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.263 東大寺、鹿と人の光景

2015-09-25 10:09:36 | ふうけい
おはようございます。



休日の特にどこへ行くとも予定のない日の朝、近所の店に朝食を食べに行った後、相棒をJR奈良駅から東へ伸びる三条通へと走らせる。坂を上り興福寺の五重塔の前を撮り過ぎ春日大社の参道へ、今回は久しぶりの東大寺走り、朝早い時間の鹿と人との情景を中心にお送りしていこうと思います。









鹿は鹿せんべい売りのおばちゃんが怖いとか、寄って来たら邪険に追い払われるからだそうです。東大寺の参道から更に上って行って若草山に近い所へと行ってみる。時間は旅館や店が開店準備を始める頃、鹿は何かを期待するかのようにシャッターの前で待っていて、シャッターが開くと店の中まで入って行こうとするが、結局追い払われてしまいます。しかし気の毒だと思ったおばちゃんは何か持って来てくれたようで、良かったですね。







もう少し先へ進んだ所の店の前では鹿の大群が待ち伏せしています。山の斜面だけではなく、道にもたむろしていて通せんぼ、そして人の好さそうなおばちゃんが登場、でも鹿は落ち着いて状況を見守っています。何ともマナーを心得ている鹿さんたちと言ったところですか。







この後、二月堂から鐘楼前を通り過ぎて大仏殿前へ。その途中にある店でも鹿の待ち伏せの被害を受けている店が、そこには「鹿せんべい」の文字が、鹿は文字が分かるのかも。大仏殿前へ下りてくると観光客がいっぱい押し寄せてきていた、それも外国人が多く、自撮り棒を手に鹿と一緒に記念撮影をしている。ここは相棒を押し歩き、人の波をかき分けながら南大門へ、昔はここの仁王の厳つい顔つきが怖かったが、今やコント番組のキャラクターにされてしまうようになってしまいました。










東大寺の参道はまだまだ人が増えてきて、鹿せんべい売場前はもうカオスな状態に。でも奈良県民からすると観光客がこれほど押し寄せて来てくれるのはとても嬉しいこと、一時期は観光客が減って観光都市奈良のメッキもはがれたかと思われたが、この情景を見たらまだまだ捨てたもんじゃないな、と思えてくる。外国の人にとっては奈良は京都の付属品みたいに思えるかも知れないが、実際に足を運んでもらって、奈良には奈良の良さがあると言うことを知って帰ってもらえたらありがたいことです。
帰りに奈良町近くのもちいどの商店街へ、その通りに流れている放送が生で行われているFMスタジオの前を通り過ぎる(最後の写真)。DJをやっているのは乾龍介氏、『おはよう朝日です』の司会をやってはったのがもう30年以上前のこと、でも当時のままの名調子は今でも健在でした。今回はここまでとしておきます。     まちみち

No.262 大東市

2015-09-24 09:52:57 | みち
おはようございます。



奈良から生駒を過ぎて四條畷市に入り、田原地区の住宅地の上り坂を行き着いた所、道が阪奈道路と合流する所から大東市に入ります(下の写真1枚目)。今回は古堤街道を中心に大東市を走って行きたいと思います。『大東市』大阪府の中では地味な部類に入るんでしょうか、どことなく四條畷とイメージが被るし東大阪とは名前が被る、しかし自分(一人称としては大阪への重要な通り道でもあり、南北には旧街道がいくつか貫いていて、自転車で走るには重要なポイントになっている所です。


それではその大東市を、阪奈道路の生駒山上口バス停付近から走って行ってみましょう。






車が多く通る阪奈道路を慎重に下ってまずは龍間交差点、ここから一旦旧道へと入り再び阪奈道路へ、反対車線の歩道を進んで旧道との分岐点へと至る。この旧道は車はそれほど通らないが急なカーブが連続する下り坂、眼下に大阪の町を見下ろしながら走ることになるが、ここは慎重に行かなければならない所なので風景を楽しむ余裕はない。下りの一番急な所を下り着いた所が阪奈道路との交差点、そこを更に下ると中垣内の町並へ、ここからは古堤街道を走って大東の中心地へと向かうこととする。








微かに旧街道の雰囲気を漂わせている町並の中を突き進むと写真2枚目、3枚目にある東高野街道との交差点へとたどり着く。道の両側には大小の石の道標が立っていて、ここが昔の交通の要所だったと言うことをうかがわせている。道を更に進むと国道170号線との交差点、さっきの東高野街道も旧国道170号線なので、二つの同じ番号の大小異なる国道を通り過ぎることになる。ややっ、右側に見えるは大阪桐蔭高校ではないか。
道を更に西へと進んでやがて石の壁が堤防となっている寝屋川が流れる場所へ。大東市の中心地となるJR住道駅付近はJR学研都市線は高架線、そのすぐそばにあるアーケード通りの一角の目立たない所に写真5枚目にある道標が立っている。その先で交わる賑やかな商店街が以前ここでも紹介した河内街道、そしてJR住道駅前へとたどり着く(写真6枚目)








古堤街道走りはJR住道駅から寝屋川を渡った少しわかりにくい場所から再開、道は狭くて微妙な曲がり具合と所々古い町並の中を通り過ぎて行く。その中でも旧街道の雰囲気を漂わせている町並が繰り広げられている諸福界隈、街道の一角には写真4枚目にある道標と常夜燈が立っている。古堤街道はこの先JR鴻池新田駅から続く道と交差した後、近畿自動車道によって途切れてしまうことになる。再び街道が出現するのは近畿道を越えた所から、ここはもう大阪市に入ってしまうので、古堤街道走り大東市編はひとまずここまで。






旧街道がいくつか交わる大東の町だが、その街道沿いではあまり古い町並を見ることはそんなにないが、意外な所で古い町並と出会うことができる。それは門真市との境界に近い府道21号線と161号線に囲まれた所、少し入り組んだ普通の住宅地の中に一角だけ、時代が変わってしまったような古い町並が存在する、それが写真にある御領の町並。詳しいことはこちらをご覧いただくとして、今回はここまでとしておきます。      まちみち


No.261 各駅巡り・三岐鉄道(7)

2015-09-23 09:53:45 | 鉄道
おはようございます。



三岐鉄道北勢線の各駅巡りの旅は今回が最終回となります。前回は星川駅まで走りました、早速続きを行ってみることとしましょう。







写真1枚目、蓮花寺駅の駅舎に到着です・・・って、あれ、ひとつ駅が飛んでないか?ついにやってしまったルートミス、暑さと疲れと焦りのせいか判断力が鈍ってしまっていたみたいで・・・。星川駅を出て線路を渡ろうと思うと道が途切れていた、仕方なく駅前を北側に通る国道421号線を行くことにする。この国道がここから長い坂道となって山へと向かって行く、どこかで曲がって次の在良駅へ向かえばいいか、と思ったが道は上りが続くばかり。やっとあったと思った曲がり角を行ってみるとどこかの会社の駐車場でその先は行き止まり、そして上り着いた所で東名阪を越える。その先で右に曲がる道があったのでそちらに入るが、道は住宅地の中を抜ける急な下り坂、そしてたどり着いたのが星川から二つ先の蓮花寺駅。結局今回は在良駅はあきらめることに、後で地図を見たらそれほど距離はなかったので戻れば良かったと後悔しているが、この時はもう気持ちにそんな余裕はなかった。








桑名市の中心が近くなって北勢線の駅も残り少なくなってきた。線路に沿う道は旧街道の雰囲気を漂わせている町並が続いていて、そんな中を西別所駅、馬道駅と通り過ぎて行く。両駅とも通りから少し外れた場所にあり、町に近い所にある駅なのに人の姿を見かけることはなく、いかにもローカル線の駅と言った感じ。馬道駅ではこの路線を走ってきて初めてフリーでホームに入ることができた。





国道421号線に出て近鉄益生駅に近い踏切を渡ると、終点の西桑名駅はもう近い。やがて進行方向左側に北勢線の線路、その向こう側にはJR関西本線、更に近鉄名古屋線と線路が広がってきて、桑名駅付近の鉄道は正に賑やかだ。三岐鉄道北勢線の起点となる西桑名駅はJR、近鉄桑名駅のターミナルからは少し離れたロータリーの片隅にある。写真1枚目にあるように目立たない感じの小さな入口だが、駅は結構賑わっている、よその者から見るとナローゲージのローカル線も、地元の人たちにとってはやっぱり大事な足なのだろう。三岐鉄道三岐線、北勢線、走る前は地方の弱小ローカル線だと高をくくっていたが、決してナメてはいけないと言うことを嫌と言うほど思い知らされた今回の各駅巡りの旅だった。


この後は奈良までの交通費を少しでも浮かそうと言うことで、旧東海道を四日市宿まで走ることにする。ここまででももうヘトヘトな状態だったが、旧街道走りとなるとまた別のスイッチが入ったみたいで、それほど疲れを感じることなく結構スムーズに走ることができた。









旅の終わりは写真6枚目、JR四日市駅前で西日を真正面の浴びながらの相棒を折りたたむ、帰りは奈良までJR関西本線を輪行、と言うことで長い日帰りの旅は終わった。三重県には今回走った二つの路線以外にもまだまだローカル線が多く走っています、次はJR紀勢本線~参宮線の各駅巡りの旅をお送りしていく予定です、今回はここまでとしておきます。      まちみち





No.260 聞き込み!ローカル線気まぐれ下車の旅(その3)

2015-09-23 00:20:59 | 日記
おはようございます。




やってましたねえ、一昨日『聞き込みローカル線気まぐれ下車の旅』近江鉄道+信楽高原鉄道編。ついこの間までここでも10回近くに渡って各駅巡りをお送りしてきた路線だったので楽しみにして見たのですが、んん~、何かサクッと終わってしまいました。まあ、その後に信楽高原鉄道も行かなければならなかったので時間的にも仕方なかったのかも知れない、確かに信楽高原鉄道は2日で10個の名所登録は厳しそうなので、近江鉄道と抱き合わせにしたんでしょう。
旅人は林家三平と多岐川華子、2人とも2世タレント、林家さんの方はいろいろと話題の家族、多岐川さんはソガ隊員の娘ですか。そう言えばこないだアンヌ隊員が『まれ』に出てたな、すみません、関係ない話です。








今回は近江鉄道の車両と2人が下車した駅を中心に写真を貼り付けています。4枚目は最初に下車した彦根口駅、あれだけ滋賀が好きだと公言していた自分(一人称)ですが、恥ずかしながらこの彦根市の七曲りの古い町並のことはほとんど知りませんでした。ここでも古ぼけた駅だと言うことしか紹介してなかったし、まさしくああ、お恥ずかしいったらありゃしない、と言った感じです。写真5枚目、2つ目の名所登録のあと女子中学生と歩いていた時にこのひこね芹川駅が映ってました。ルールでは下車した駅から戻った駅からは乗れないみたいです。しかもその後道を尋ねた女性は彦根駅を教えていたし、この辺りは結構波乱含みな感じでした。






近江鉄道は今回が2回目、奈良には1回も来てないのに・・・。最初の旅はこの番組が始まって3回目、旅人は森田順平と南明奈、この回ではカンカン先生が単独行動が過ぎた印象がある。聞き込みシーンも実はあの時あの駅で学生さんに聞いていたとか、近江八幡や酒蔵巡りの行程をパートナーにお構いなく勝手に決めてしまったり。番組がスタートして間もない頃でまだそれほど縛りがきつくなかったのかも知れないが、この間久しぶりに録画したのを見たら結構違和感があった。名所登録した駅も鳥居本、彦根、近江八幡、日野、水口城南の5駅だけ、それだけに2度めの今回は期待したんですが、今回も中山道沿いの駅はシカトされてしまいました・・・。





写真3枚目は八日市駅、名所登録はならなかったけどドッペルゲンガーが出る公園には笑わせてもらった。まあ実際に出たら名所登録どころか放送事故になってしまうやんか、と思うが、ここで20分も待ったとはまた呑気な事だこと。この公園については上の地図にて場所を示しています。






この番組、最近は2度目の路線が増えてきて、前の方でも記しましたがまだ1度も来てもらってない地元民としては少し寂しい気持ちです。『こころ旅』でもシカトされてしまってるしね、近畿も他の県は2回目来てるのに。手紙がある限りは行くって言ってるんなら手紙書きまくったるわ、だから次こそ奈良へ来てぇや!話が逸れてしまいましたが番組が始まって1年半、前回が73回目の放送、長く続いてくれるのは見てるこちら側からするとありがたいことです。毎回違う旅人が、名所登録や宿泊先確保で苦労する姿をほぼ素で見せてくれるわけだから。長くやっているとマンネリやらネタ切れでつまらなくなったり、挙句には最終回とかなってしまうのですが、そんなことのないようにこの先も長く続けていって欲しいです。決して地上波ゴールデンとか欲は出さないで・・・で、早く奈良にも来ると言うことで、またまたお願いしておきます、BSジャパン様!と言うわけで、今回はここまでとしておきます。      まちみち

No.259 明日香村、案山子ロード

2015-09-22 18:32:53 | ふうけい
おはようございます。


旬ネタは熱いうちに打っておいた方が、と言うことで前回に続いて今回も明日香村、前回予告した通り案山子ロードを紹介していきたいと思います。








彼岸花が咲き乱れる稲渕へ向かう上り坂、その行き着いた所にある橋の袂から下りて行く道があり、橋の下をくぐった所から案山子ロードは始まる。まず最初に出会うのが直売所、店員さんはもちろん案山子、ここから農道の左右を彼岸花をバックにして50体以上の案山子が道行く人たちの目を楽しませてくれている。自分(一人称)もここは相棒を押し歩き、人が多いので気をつけて進まなければならない。それにしても写真3枚目の案山子は見るからにリアルだ、4枚目の右側の案山子も・・・失礼、これは本物の人間だ。








案山子ロードは毎年行われているとのことで、今年のテーマは「田んぼで働く人」、なるほど、どの案山子もそのテーマに沿って作られている。中にはアリが働く姿(写真1枚目)の他、今回ここには載せていないがタコや透明人間、挙句には『暗殺教室』の殺せんせーをモチーフにした案山子も立っている。後はもう余計な説明や長々とした文章は要らないでしょう、その先の農道に並び立つ案山子たちのいろいろな表情をご覧ください。
















今回ここに載せた写真は全体の約半分に満たない数のもの、田んぼで働く人々と言っても、喜怒哀楽いろいろな表情もあれば、テーマから引き出したアイデアもいろいろでした。棚田のオーナーなど個人で作ったものもあれば、近隣の小学校やデイサービスセンターで作ったものもあり、中には近鉄橿原神宮駅作というのもありました。そして出品された中から投票で最優秀作品を選ぶイベントが20日に行われたとのこと、さて、その最優秀作品に選ばれた案山子は・・・上の写真の中にあります、どれやと思いますか?今回はここまでとしておきます。     まちみち