まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.300 兵庫ローカル線巡り(1)・始まりは電車旅

2015-10-30 09:44:29 | 旅行記
おはようございます。



兵庫のローカル線を巡る旅、今回から旅行記としてお送りしていきますが、その第1回目は相棒と走り始めるまでの輪行の話です。まあ、これだけで1回分使ってしまうわけですから、例の如く長い話になってしまいそうなのはもう目に見えていることだと思いますが、そこんとこは毎度のことご了承お願いいたします。


出発は朝一番のJR奈良駅、前日が帰りが遅かったので少し寝不足気味で頭が痛い、そこは旅のテンションが忘れさせてくれることだろうが、電車移動で少しでも睡眠はとっておきたいところ。新今宮で大阪環状線に乗り換えるが、新しくなった環状線各駅の発車メロディー、タイトルが『新世界』だからこの曲だがこの駅にはいかにも不似合い、ここはチエちゃんの主題歌が良かったと思うが・・・
梅田からは阪神電車、朝早い時間は近鉄との直通がないので毎回このルートで神戸まで出ている。新開地で神戸電鉄に乗り換え、その乗り換え口にはほのかにカレーのにおいが漂ってきたが、ここは売店で買ったランチパック2個で空腹を満たすことに。時間はまだ7時を過ぎたばかり、4両編成の小野行の電車は空き空きの状態で新開地を発車していく。
電車は地下区間を抜けて地上に出てもずっと車体を斜めにさせたまま、急カーブでは線路を軋ませる音を鳴らしながら神戸の町中を山の方へと向かって上って行く、まるで箱根登山鉄道を思い出させる感じだ。今日は土曜日なので湊川、長田で学生さんが乗り込んできて車内は結構賑やかになった。電車は更に六甲の山並の中を上り続けて、やがて鈴蘭台へと到着する。有馬温泉方面との分岐店となる大きな駅で、神戸方面はたくさんの人が電車を待っている。この時にはまだ今日の旅の最後がこの駅になるとは思わなかった。

電車は座席が半分くらい埋まった状態で粟生線へと入る。それにしてもいい天気だ、今回の旅は三木から走って北条鉄道線を巡って、最終的には室津まで行く予定、これは漁港でいい夕景が見れそうだなあ、と期待をそそられる。電車は粟生線の住宅地とローカルな雰囲気の町並が相成った風景の中を走り抜けて行く、反対側の神戸方面の電車は結構混んでいる様子で、この線が廃線になるかも知れないと言う噂など全く感じられない。しかし事態は深刻だと言う、いつかはこの路線を巡って走ろう、早い方がいいのかも・・・などと車窓を見ながら考えていて、それならいっそのこと、今日走ってみようかという考えが浮かんできた。さて、どうしたものか?いきなり浮かび上がってきた選択に決着がつかないまま電車は三木駅に到着、とりあえずここで下りることにする。






次の電車は15分後の粟生駅、決めた!予定変更だ、室津はまたいずれの機会として今日は神戸電鉄各駅巡りだ。しかし北条鉄道も捨てがたい、と言うことで電車を乗り継いで北条町まで行って、そこからは前回とは逆方向に神戸方面に向けて走ることに決めた。乗り継いだ電車内で携帯の地図サイトを開いてルートを確認、最初に予定していた三木鉄道の廃線跡巡りを絡めたいので、一部粟生線で巡れない駅が生じるのは仕方ないが何とか先の予定を立てることはできた。走り始めの時間が遅くなるので、とりあえず行ける所までと決めたができれば鈴蘭台までは行ってみたい、しかしそうなると最後に木津~藍那間の大難関が待ち受けている、その辺りは走りながら考えるか。





終点粟生駅で乗越し精算、金額はたったの70円に拍子抜け、早速向こう側のホームに停まっている北条鉄道のディーゼルカーに乗り換える。連絡していたJR加古川線の電車からもお客さんが乗り込んできて、車内は半分くらい埋まった状態で粟生駅を発車、ディーゼル車両は懐かしい響きのエンジン音を唸らせながら最初のカーブを過ぎて行く。
やがて車窓には田園風景が広がり、いかにもローカル線の風景だなあ、と感じさせられる。この後は相棒と走ることになる景色、とりあえず車窓を眺めながら予習と言うことでポイントになる場所を探しておく。車内には見るからに鉄と言う感じの兄ちゃんが2人、旅行らしい感じの年配のご夫婦、一人旅らしい若い女性は車窓を携帯のカメラで撮影している、途中の駅からは地元の人たちも乗ってきて、車内は結構賑やかな感じだ。
この路線はローカル線によくある本線の街の駅が始発で終点の田舎の駅に向かうのとは逆で終点が市の中心駅なので、北条町に向かうほど車内は賑やかになってくる。『聞き込み!ローカル線』では「あっち(粟生方面)行ったら何もないで」と言っていたが、まさにその通りな感じで結局は初の名所登録未達成となってしまった。もし逆方向で行っていたら達成できたかも知れないが、まあ面白かったから良しとしておきますか、田代さやかには未達成キャラを返上させてあげるようまたどこかの路線でリベンジさせてあげてやってください。





終点北条町駅では20人くらいの乗客が下りて行った、自分(一人称)は輪行バッグ持参なので一番最後に下車、ホームで旅の記念として列車を撮影することに、決して鉄行為ではないのでお間違えのないように。前回ここに来た時には相棒をお休みさせた場所で今回は立ち上げ、いきなりの予定変更とはなったが走り始めたらそんなことはもう関係ない、兵庫のローカル鉄道を巡る旅・再びはいよいよここから始まります。長々とした文章、失礼しました、今回はここまでとしておきましょう。        まちみち

No.299 北近江の旅(4)・高月の小さな町並

2015-10-29 10:03:50 | 旅行記
おはようございます。




北近江の旅、前回は木ノ本宿までやって来ました。ここからは北国脇往還をたどるように進んで春照を目指して行きたいと思います。早速スタート、その前にまずは前回告知しました木ノ本宿の風景をフォトチャンネルにてお送りすることとします。

木ノ本宿


それでは改めて、北国脇往還の旅のスタートとしましょう。








木ノ本宿の終わりの地点にある道標から道をジグザグに進んで広い道へと出る。次の信号までは国道365号線と国道303号線の重複区間、底を過ぎて少し先の交差点を左に曲がり、国道沿いの農道を走る。周囲の畑は黄緑一面の実った稲穂、もう刈り取られている所もある。旧街道はその先の井口の集落の中をジグザグに進んで写真4枚目、雨森バス停へとたどり着く。集落はこの先で終わり、その場所には写真5枚目にある石碑が立っている、こんな田舎の町からアジアとは何ともスケールがデカい気もするが・・・







初めて北国脇往還を走ったのは2月の大雪が降った後で、この辺りは奈良では見ることがないような雪が積もっていた。道はこの先川沿いを走ることになるが、その時は道が雪に埋もれていて走ることができなく、仕方なく国道を走って行くことにした。その川沿いの道、秋もそろそろ本番に差し掛かろうとしているこの時期、川原の広場に咲く秋桜はまだ見頃には少し早い感じ。上の写真にあるように風景は緑一面、道を覆う木々のトンネルも1ヶ月もすると赤みがかかってくることだろう。







この先に架かる阿弥陀橋を渡って馬上の集落へと入って行くと、水の流れが速い小さな川に出会う。その一角に立つのが写真1枚目にある古い石の道標、表面の浮き上がった指が木ノ本方向を示している。ここから直角に曲がって民家が川に沿う通り、緩やかに穏やかな時間が流れている雰囲気の集落の中を通り過ぎて、道は再び国道365号線と合流する。










旧街道は途中で脇に逸れて行く所があるが、そちらは特に見所もないのでそのまま国道を進むことに、無粋に車が行き交うのは仕方ないことだが、周辺の山里の風景は目を飽きさせてくれない。進行方向左側に見えるのは小谷山、浅井長政の居城小谷城があった所、対して前方右側に見える小高い山が虎御前山。織田信長が小谷城を責めるに当たって前線を置いたのがこの山、ここから睨みを効かされたら浅井軍もたまったもんではなかっただろう。浅井三姉妹の一番下、江が生まれたのはその戦の真っ只中、ここからが三姉妹にとっての波乱万丈の物語の始まりとなります。
国道を逸れて郡上の町並へと入って行くと、やがて写真5枚目の表示の立つ場所へとたどり着く。その一角には小さな水車があって水の流れに合わせてカラカラと回っている。小谷城への入口となる所はこの先に行った所にあるバス停が立つ所から、自分(一人称)はあれだけ大河ドラマがどうだかとか言っていますが、この山にはまだ一度も上ったことがありません。行ってみたい気もするが自転車では行けなさそうだし、バスだと時間が決められてしまうし、歩きだと時間がかかりそうだし・・・。次回はその大河『江~姫たちの戦国』の話を絡めて、この先へと進んで行ってみようと思います、今回はここまでとしておきましょう。       まちみち

No.298 各駅巡り・近鉄生駒線

2015-10-28 09:58:09 | 鉄道
おはようございます。




今回は各駅巡り、地元奈良県内を走る近鉄生駒線を紹介していきたいと思います。各駅巡りとなると毎回シリーズものとして何回かに分けてのお送りとしているのですが、今回はサクッと1回だけで終わらせます、早速行ってみることとしましょう。








スタートは近鉄生駒駅、ケーブル線を巡ってを宝山寺方面から下りてきた続きとして進んで行きます。生駒駅は地上にあるイメージだが、線路に沿う道は駅から下り坂になるので生駒線は高架を走るようにして次の駅へと向かって行く。道は川を隔てて線路に沿う形で進んで、国道168号線の旧道と合流してすぐに最初の菜畑駅へとたどり着く。
近年国道168号線は新しい道ができて交通の便は良くなったが、狭い旧道の方はそれでも相変わらず車の通りは多い。写真3枚目は菜畑駅近くの交差点に立つ道標、「寶山・・・」とあるので多分宝山寺のことだろう。ここから旧国道を車に気をつけて走って、国道から少し外れた民家が密集した中にあるのが次の一分駅、ホームはひっそりとしているが電車は15分毎の運転なので慌てることはないと言う感じなのだろう。








次の南生駒駅、駅を出てすぐの所にある踏切を通っているのは国道308号線、以前ここでも紹介した国道らしからぬ道で、国道168号線と交差した後は山を上って行って暗峠へと続いている。各駅巡りはこの後も線路沿いを進んで、ニュータウンの入口にある萩の台駅、更に住宅地の高台の道を進んで次の東山駅へとたどり着く。駅前には広々としたロータリーがあって、バスがこの付近の線路の両側にあるニュータウン方面に向けて発車している。








さて、次の駅は旧国道168号線沿いにあるのでその道に下りたいのだが、西へ向かう広い道は下りるどころか坂道を上って行くばかり。結構高い所にあるニュータウンの中を迷い込んだように走って、その後急な下り坂を進んで行くと、やっとこさと言う感じで次の元山上口駅へとたどり着く。
ここからは走り慣れた国道168号線旧道を進んで行く、やがて景色は開けて平群の町中へと差し掛かって次の平群駅、ここはさすがに町の中心駅とあって人の行き来も多く活気がある所だが、駅舎は小さくていかにも古ぼけた感じがする。更に旧国道を進んで行って、道の駅がある所で新道と合流、横を沿って流れる川に架かる橋を渡って集落の中を進んで行くと次の竜田川駅へとたどり着く。夏の生駒市内を走った時の各駅巡りはこの駅までとして、残りは別の日に行くことにした、と言うことで今回はここまで・・・とはしないで、引き続き各駅巡りを続けていきます。







国道25号線竜田大橋交差点から住宅地の中の結構な激坂を越えた所にある勢野北口駅、近辺にはスーパーなどがあって賑やかな所、ホームで電車待ちしている人も多い。生駒線は北に行くと生駒から近鉄で、南に行くと王寺からJRで大阪へと行けるので、運行本数も多くローカル線とはかけ離れたイメージがある。ここから川沿いの道を進むと、いつも大阪方面へ行く時に使う走り慣れた道を通って次の信貴山下駅、きれいな駅舎に広々とした駅前、昔はここからケーブルカーが信貴山へと向かっていたが、廃止された後は整備された道となって駅前から伸びている、ちょっと走るのをためらってしまいたくなるようなベタ踏み坂だ。
三郷町役場前を通って大和川を渡ると、その向こう側には近鉄線が大きくカーブを描いて渡っているのが見える。道と線路はこの先で踏切で交差するが、その先にあるのが終点の近鉄生駒駅。改札のすぐ横にはJR王寺駅の改札、JR駅を沿って歩いて行った先には近鉄田原本線の新王寺駅と、この辺りは鉄道の密集している。近年王寺駅北口はきれいに整備され、バスが入って来れる広いロータリーや商業施設もできて更に賑やかな所となった。今回はちょっとサクッと急ぎ足な感じで近鉄生駒線を巡りましたが、この先にある新王寺駅から田原本線を巡る走りも近いうちにお送りしようと思っております、とりあえず今回はここまでとしておきましょう。      まちみち

No.297 竹内街道(2)・羽曳野市

2015-10-27 10:07:17 | みち
おはようございます。




今回は竹内街道を巡って行く旅の第2弾、前回は堺市内を走って三原ロータリーまでやって来ました、早速続きへと行ってみることとしましょう。






厳つい感じで立ちはだかる美原ロータリーだが、街道自体は一直線の道で横断歩道を渡ってすんなりと通り抜けることができる。ここを過ぎると羽曳野市に入り、竹内街道は府道から逸れて細い道へと入って行く。道は普通の住宅地の中を抜けるように続いているが、所々にある古い町並や緩やかにうねったカーブ、その傍らに立つ古い道標に旧街道の雰囲気を感じることができる。










写真1枚目から3枚目にかけては、野中寺に近い所にある古い町並とその一角に立つ道標と常夜燈。ここを通り過ぎるとまた普通の住宅地の中の道となるが、少し展望が開けてその風景の中にいくつかの古墳を見ることができる。羽曳野、藤井寺のこの周辺は大小数々の古墳が点在している、行く行くは世界遺産を目指している百舌鳥・古市古墳群と言われている所、この先竹内街道は羽曳野の中心地に差し掛かって行く。
羽曳野市も大阪府の中ではどちらかと言うと地味な存在に当たる方、市の中心駅となるのは近鉄南大阪線の古市駅だが、市域の駅は河内松原駅の次の恵我之荘駅から、その後近鉄線は藤井寺市内を走って古市駅で再び羽曳野市に入ると言うことで、少し変な感覚にとらわれてしまうようである。それを表すかのように地図では羽曳野市は少し崩れたVの字の形になっていて、それが関係しているのかどうかは分からないが市章もVの字を模っている。ちなみにここは前にも書いた通りダルビッシュ有の出身地でもあります。








街道は外環(国道170号線)を通り過ぎて古墳沿いの道を通り抜けて旧国道170号線の交差点へ、この辺りが羽曳野市の中心地に当たる所で、横断歩道を渡るとすぐに近鉄古市駅へとたどり着く。大きな駅前の踏切を渡ると道は狭くなり、やがて東高野街道との交わる場所へと差し掛かる、その一角には石の道標が立っていて、ここが京と高野山、堺と奈良を結ぶ道の重要なポイントだった場所だと言うことを示している。






竹内街道は住宅地の中の狭い通りを抜けて石川に架かる橋へ、その傍らには国道166号線の表示が立っていて、さっき通ってきた近鉄古市駅手前の交差点からはこの狭い道が国道だったと言うことを思い出した。端を渡ると町から外れた場所となり、いよいよ竹内峠へと向かっての走りとなる。そのスタートとなる場所には河原に立つ大きな2基の石の道標、ここまでは町中であまり旧街道の風情は感じない所を通ってきたが、ここからは雰囲気もガラリと変わった地域を進んで奈良方面へと進んで行くことになります。その話については次回に続くとして、今回はここまで・・・とその前にひとつ訂正を。自分(一人称)前回の竹内街道編で、もしくはその前からかも知れませんが、堺から東へ伸びる道を外環と書きましたがそちらは正しくは中央環状線、『中環』でした。外環は羽曳野を通る国道170号線のこと、ごっちゃごちゃになってしまっていましたね、これはしたり・・・と言うことでその件をお詫びすることとして、今回はここまでとしておきましょう。       まちみち

No.296 各駅巡り・JR紀勢線、参宮線(旧伊勢街道の風景)

2015-10-26 10:18:19 | 鉄道
おはようございます。



今回は各駅巡り、JR紀勢線、参宮線編を前回の続きからお送りしていきます。





JR高茶屋駅を後に引き続き伊勢街道を走って、やがて雲出川を渡って松阪市へと入る。バスが通る道から再び伊勢街道の狭い道へと入って行くと、旧街道の雰囲気を漂わせる町並の中を通って上の写真にある月本追分へとたどり着く。道を挟むようにして大きな常夜燈と古い石の道標が立っていて、ここから分かれる道はその道標には「いがご江なら道」とある。伊賀越えと言うことだから、ここから国道163号線へ出て上野の方に向かう道だと思うが、その道がどのようなルートをたどっているかは地図で確認してないので分からない。いずれまたこの辺りの道を探って走ってみようと思っている。






ここから先もいい雰囲気の町並が続き、その途中では道標をいくつか目にすることになる。そのどれにも「さんぐうみち」とあるので、ここが伊勢参りのメインルートであったことは間違いない。と言うことでこの先も伊勢を目指して走ることになるのだが、今回の本来の目的は紀勢本線の各駅を巡る走り、そう言えばさっきの駅を出てから線路はほとんど見ていない。さて次の駅へと向かうこととしよう。






その六軒駅は旧街道が国道23号線の高架をくぐった所から少し外れた場所にある。伊勢参りで賑わったであろう街道の町並とは一変して、周辺は田園風景が広がっている中に簡素な造りの駅舎が建っている。ここももちろん無人駅、そして無駄に長いホーム、ちょうど松阪方面への列車が入ってきた、1両だけのやけに軽く見える車両は長いホームにはもったいなさすぎる。列車はここで反対側からの列車との交換待ち、やがてその反対側のホームにやってきたのは4両編成の快速列車、あっと言う間に走り過ぎて行った。この快速『みえ』、せっかくの立派な車両を使っているのに、近鉄に戦わずして負けている感じがしてならない、何とかいい対策を考えて近鉄に一矢を報いる手を考えてほしいところだ。





写真1枚目は六軒駅のすぐ先にある川に架かる橋の一角に立つ大きな古い道標、そこには「いがごへ追分」「やまとめぐりかうや道」と彫られている。ここが初瀬街道との分岐点となる所、道標では更に奈良を越えて高野山まで行けることを示している。さて、この先伊勢街道はここから旧街道の雰囲気を漂わせた町並の中を通って行くことになるのですが、この辺りでは結構たくさん写真を撮りました。全部をここに貼り付けるわけにもいかないので、その風景についてはフォトチャンネルにてお送りしたいと思います。

伊勢参宮街道(六軒~松阪)








旧街道にあるJR紀勢線の踏切、ちょうどカンカンカンカン・・・と鳴ったので列車を撮影することに、やってきたのはJR名松線の1両だけの車両。三重のローカル線の中でもまさにザ・ローカル線と言った感じの路線だが、災害からの復旧がまだ済んでなく列車は途中の家城駅までとなっている。こうなると全面復旧させる気があるのかとも言いたくなるが、明るい兆しは一応あるみたいである。やがて旧街道は松坂市内の中心地へと差し掛かって行き、次の松阪駅へとたどり着く。大きな駅だが近鉄との共同の使用となっていて、駅前や構内は賑わっているがお客さんはほとんど近鉄の方に流れていっている感じ。津~松阪間は近鉄が迂回している分JRに有利に見えるが、やっぱりみんな近鉄を選んでしまう辺り、JRは勝負をあきらめている感じありありだ。
さて、JR紀勢線はこの先多気方面へと進んで参宮線へと入って行くのですが、この辺りルートが川で途切れてしまうところがあるので、少し迂回してドラマの舞台にもなった相可方面へと向かって行くこととなります。その模様については次回と言うことで、今回はここまでとしておきましょう。       まちみち