まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.827 伊丹空港、離陸、着陸

2017-09-29 10:42:34 | 写真
おはようございます。













伊丹空港を目指しての走りは前回、阪急十三駅手前に架かる十三大橋で阪急電車を写真に撮ったところで終わり、その後は阪神高速空港線に沿う道を進んで空港に近い所へと向かいます。上空では「グォォォ~ッ」とエンジン音を響かせながら飛行機が空港へと向かっている、奈良からだと空の高い所でトンボが飛んでいるかのようにしか見えない飛行機も、この辺りまで来ると手に届きそうなくらいの大きな姿で機体を揺らしながら飛んでいると言うよりは宙を浮いている感じ。こんなに大きな飛行機を見ることができるなんて羨ましいと思ってしまうが、地元の人からするとやっぱりこのエンジン音は迷惑なんだろうな~、まあでも自分(一人称)も滅多に見れないものを見にここまで来ているんで、無責任なこと言ってしまうのはご了承ください。
そんなわけでまずやって来たのは飛行機撮影の一大ポイントとなっているいつもの河川敷、写真1枚目を見ても分かる通りたくさんの人たちが飛行機が来るのを待ち構えています。今までは川の向こう側で狙っていたのですが、今回は滑走路に近い所に陣取りました、ややっ、空の向こうに一点の光が、早速飛行機がやって来たようです。その光の点はだんだん大きくなってきてやがて飛行機の姿がはっきりしてくる、皆カメラを向けている、間もなく轟音と共に機体がもう地上すれすれの所を通り過ぎて行ってすぐに柵の向こうの滑走路に下り立つ。着陸の瞬間は柵に邪魔されてはっきりとは見えない、一番下の写真では機体が柵のつるに絡みつかれてしまっているよう、大きな機体がつるに絡まれてもがいている、そんな間抜けな妄想・・・いや、これは「想像の翼」と言います、『花子とアン』の再放送が始まったのでフレーズを使ってみました。さて、カメラを向けていた人もこれで一仕事終わった感じで、またしばらく次の機体が来るまでは皆それぞれの時間となる、今回も結構長い時間粘っていたのですがその時に撮った写真は一番下にフォトチャンネルにて公開させていただきます、「こいつ相変わらず自己満足のへたっくそやな~」とか思いながらでもご覧いただけたらありがたいことです。







場所を変えて伊丹スカイパークへとやって来ました、ここは言わば伊丹空港の観客席と言った感じ、滑走路が近くにあるので離陸、着陸する飛行機を大きく見ることができる。飛行機と言えばドラマでは『グッドラック』『スチュワーデス物語』かな、思い出すのは。『スチュワーデス物語』はJALだったかな、確か・・・、石立鉄男が「世界中の空に鶴のマークに飛ばしたい」と言ってました、「夏・夏・夏・夏ココ~ナッツ~♪」でお馴染みの『二人のアイランド』(石川優子&チャゲ)も確かJALのCMで使われていました。一方の『グッドラック』はANA、「I have You have」のやりとりがカッコ良かった印象、あと木村拓哉が堤真一に向かって「あんたじゃなきゃダメなんだよ!あんたといっしょに飛びたいんだよ!!」と叫ぶシーンでは結構泣きました、古い話ばかりですみませんねえ。ここで撮った写真も下のフォトチャンネルにて、「相変わらず変わり映えのせん写真ばっかしやな~」とでも思いながらでもご覧いただけたらありがたいことです。







最後にやって来たのは空港の一番北側にあるエアフロントオアシス下川原、洒落たネーミングですがただの丘の展望台です。さっきの河川敷からでは離陸する飛行機は背しか見えなかったですが、こちら側からだと滑走路がこちらに向いているので飛行機が腹を見せながら飛び立って行くところが見られます。今回の撮影でも望遠機能を駆使、今までこの機能を使ってなかったから着陸してターミナルに戻って行く飛行機はここから撮っても小さくしか見えなかったんだよね~。望遠機能を使うとそんな機体も手に掴めるくらいな大きさで枠に収まってくれる、そして最後の写真にあるようにここはもう伊丹市の北の端なのに、はるかに遠くにあるはずの梅田の空中庭園を見ることができるんですね。ちょっと熱気で蜃気楼みたいに浮かび上がった写真になってしまいましたが、こんな所からあんな建物が見えると言うのをカメラで実感できると言うのもいいですねえ、本当にありがたい機能です。まあしつこいようですしそんなに大事な話でもないのですが、ここで撮った写真も下のフォトチャンネルにて公開しています、「もうしつこいけどそんなに言うなら暇なことやしちょっと見といたろか~」とでも思いながらご覧いただけたら本当にありがたいことです↓↓↓


伊丹空港 離陸、着陸



そんなわけで伊丹空港を目指す走り、これにて終了、朝、奈良を出て八尾、東大阪を経由して、北浜のレトロなビルディングを巡って、京阪、阪急電車を写真に撮って・・・といろいろと織り交ぜた旅路でした。最後と決めた飛行機が滑走路から飛び立ち上空でクルリと弧を描いて小さく空の向こうへ消えていくと自分(一人称)もここを去ることに、走りの終わりはJR福知山線の伊丹駅、駅前に自転車をたためる広い場所がないのでちょっと迷惑になるかなと思ったが駅とイオンモールを結ぶ跨線橋の真ん中で相棒をたたむことにする。ちょうど尼崎から始発の奈良行直通快速に乗ることができた、さすがにここまで走り詰めだったので電車の中ではほとんど寝ていたらしい。この直通快速、朝と夕方に上下4本ずつ、せっかく線路がつながっているので奈良と神戸、姫路、福知山などを結ぶ電車も設定してほしいが、まあ需要となると?なのは仕方ないところ、JR西日本が展開するアーバンネットワークも奈良にはちょっと不親切な気もします。そんなわけでまた次回もお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。         まちみち




No.826 播磨の旅(2)・登録有形文化財巡り、北条鉄道編

2017-09-28 11:09:00 | 文化財
おはようございます。











前回から始まった播磨の旅、当初は姫路へ行くはずだったのが山陽電鉄のトラブルで急遽予定変更、新開地駅で神戸電鉄に乗り換えて加西市へとやって来ました。前回はその旅の始まり、北条鉄道法華口駅で下車して飛行場跡を見に行ったのですが、何の予習もなくの走りだったため道に迷ってしまいました。今回はその続きと行きたいのですがちょっと道を逸れて登録有形文化財巡りをお送りしていきたいと思います、その巡りの対象となるのは北条鉄道の連続する3駅、まずは今回の旅のスタートとなる法華寺口駅からです。
北条鉄道を青から乗車して3駅目、法華口駅は前にここでもお伝えしました、風情のある駅舎、駅前にある三重塔、駅舎の中でパン屋さんを営む駅長さんといろいろなテレビや雑誌にも取り上げられたことのあるお馴染みの駅。この駅に来るのは4回目、今回は文化財巡りを目的としてこの駅で下車しました、まあ前回来た時は各駅巡りが目的でまだ文化財をそれほど気にしてなかったからですが、でも駅舎に掛かっているは気になってました。まあ風情のある木造の駅舎は見るからに文化財と言った感じ、おやおや、写真4枚目にはトイレが写ってしまっています、あまり気持ちのいいものではないですねえ。そう言えば近くの『』に行ったら必ずトイレの扉が開けっ放しなんだよなあ、食事しに来てるのにあまり気分のいいものではない。ところがお客さんだけじゃなく店員までが扉を閉めてくれない、一度店員に注意すると渋々顔で扉を閉めに行ったが、これって扉は閉めないのが正解なの?・・・とまあ話が逸れてしまいましたが、この写真にはちゃんと意味がある。実は駅舎と共にこのトイレも文化財登録されている、トイレが文化財ってのも変な感じだが扉の上にはそのことを証明する登録書が掲げられている。













次の播磨下里駅も登録有形文化財、駅舎は木造で低い石段を上って構内に入ると正面に待合室、右手側に1面だけのホームがある。この駅は駅舎とホームが文化財登録されていて、ホームにプレートが掲げられている、そんなに広くないホームだがいろいろな小者の飾りつけや庭が整備されたりと、ボランティア駅長さんが努力されている印象を与えてくれる駅である。
写真6枚目からあるのが次の長駅、は駅の入口の目立つ所に掲げられている。初めてこの駅に来た時にこのプレートを見たのが今の登録有形文化財巡りのきっかけになったと思う、それまではこのプレート自体は奈良町などで何気なく見たりはしていたが特に意識もしてなかった。その時は多分駅が文化財と言うのが珍しかったからだと思うが、それが今や登録有形文化財巡りがこのブログを支えてくれている企画となったことからすると、この駅はいわば聖地と言ったところでしょうか。小さなこじんまりとした木造の駅舎、ホームはいかにもローカル線の雰囲気が漂っていて何もないと言っていいほどの周辺の風景に溶け込んでいる、そんな何もない所に文化財が3つも並んでいる、これも一種のロマンとでも言うところでしょうか、まあ感じ方は人それぞれなのでしょうが。










上に並べた写真は登録有形文化財に選定されている駅、どこもここではお伝えした駅ばかりです、と言うことはこの近辺でしか巡っていないと言うこと、全国にはまだまだたくさんの文化財の駅があります、また機会を見つけて巡って行きたいと思っています。写真5枚目、近鉄宇治山田駅はこの間行ってきたところ、これまで何度も訪れた駅でしたがこの時は文化財を意識しての来訪としています、それについてはまたいずれ枠を設けてお送りしたいと思っています。さて、今回お送りした登録有形文化財巡り、北条鉄道編で訪れたのはどれも歴史を感じる古い木造の駅、雑然とした町中ではなく田園風景が広がるのどかな雰囲気の中にある駅ばかりでした。奈良にもあるんだよなあ、万葉まほろば線に古い木造の駅が3つ連続して、前にBSプレミアムの木造駅舎の特集の番組で紹介されていたから結構有名なんじゃないかなと思うけど、そろそろ文化財に登録ってのも考えてもらえたらどうだろう。さて、播磨の旅、次回は普通に走りの模様をお送りしていくことに、その時もまたお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。          まちみち


No.825 大正区

2017-09-27 10:12:17 | まち
おはようございます。









水辺にこだわった今年の夏の走り、まずは大阪方面へ、最終的には大阪港を目指しての走りは前回が初回、大和川沿いの自転車道を進んで大阪市内へと入りました。大和川から外れて近鉄南大阪線沿いの道へ、雰囲気が旧街道っぽいと思いながら走っていたが後で調べるとこの道が下高野街道だった、まだ走ったことのない道なのでまたいずれ走りに行こうと思っています。その後は長居公園通りに入ってその通りの名前になっている公園へ、快晴の休日の午前、園内はたくさんの人で賑わっていて、陸上競技の大会も行われていた。中を進んで行くと上の写真にあるセレッソ大阪の本拠地ヤンマースタジアムの横を通り過ぎる、自分(一人称)はサッカーのことはよく分からないが、セレッソは一度あと一歩で優勝と言うところまで行きながら最後の試合で負けて優勝を逃したのは覚えている。大阪と言うとどうしても野球=阪神(T)の賀状が凄いのでサッカーとなると盛り上がらないイメージ、高校サッカーも大阪府は昭和50年以降は優勝してないんですよね、と言うか平成に入ってから近畿で優勝しているのって滋賀県だけ、滋賀県凄いな~、セレッソが強くなると少しは大阪も流れが変わるかも。














南港通へと入り西へ、阪堺上町線、南海高野線、阪堺線、南海高野線と賑やかな所を通り過ぎて行くが、北加賀屋交差点を過ぎると雰囲気も一気に寂しくなってしまう。途中で道を外れて新木津川大橋へと入る、見た感じは高速っぽい道だが自転車屋歩行者が通れる歩道もある、橋はものすごく高い所を通るので大阪の町が一望できる、なかなかいい見晴らしで大阪湾にある埋立地を結ぶ橋も臨むことができるが、眼下にある風景は雑然とした工場ばかりでたくさんの煙突が並んでいてあまり見ていて気持ちのいいものではない。橋の下りは三重のループになっているが眼が回ることはない、ここを下って行くと大正区に入り木津川と運河に囲まれた埋立地へと下り立つ、この埋立地には工場しかないのでここは大正方面への矢印を基にいち早く抜けて行くこととする。












運河に架かる橋を渡ると間もなく大運橋交差点、さっき通り過ぎた北加賀屋交差点以来工場ばかりで人気のない所を走って来たが、やっと活気のある場所へとやって来たと言う感じ。大正区と言うと運河に挟まれた中洲にあると言うイメージで区内に入るには橋を渡らなければならない、自分(一人称)は大正区に親戚があるのでここにはよく来たことがある。大運橋交差点の東側には木津川を千本松大橋があるが橋の両側はループになっているので眼鏡橋と呼んでいた、ここは自転車で走ることもできるが坂を上るのが苦手な人のために真下の川を渡る渡船も運行されている。
大正区の玄関口となるのは大阪環状線の大正駅、区内の主要な交通となるのは鶴町4丁目行きのバスで駅から南へと伸びるメインルートを進み、大運橋交差点で西へと折れる。写真3枚目にある大運橋跡、4枚目の昌運橋を渡りその先のT字になった交差点で右へと折れる、ちなみに交差点を真っ直ぐ行くと上のゾーンの写真にチラッと写っていたIKEAへと行ける。バス通りはこの交差点から北へ向けて走りやがて終点の鶴町4丁目バス停へとたどり着く、自分(一人称)の親戚の家もこのバス停の近くにあったのだが、ここによく来ていたのはもう30年も前のことだったので、その家がどこにあったのか、もしくはあるのかは分からなくなってしまった、今は疎遠になってますからね~、まあここは懐かしいと思うよりは新鮮な気持ちで町巡りと行きましょう。バスの終点となっている鶴町4丁目には写真にあるようにバスの営業所があり、そこにはオリックス(Bu)のラッピングバスも停まっていた、オリックスもシーズン序盤はなかなかいい出だしでNHKでは今年は強いぞ!とか言われていたが、案の定今年も落ち着く所で終わってしまいそう、何年か前にはマジックが出てあと一歩で優勝と言うところまで行きましたが・・・大阪って野球もサッカーも何かこういうチームばっかしですなあ、まあそれが大阪らしいと言うか持ち味なんでしょうかね~。さて、大阪の水辺を巡る走り、次回は水の上を進んでいよいよ大阪港へとたどり着くこととなります。水の上を進むって忍者かよ、まあそのくだりについてはまたお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。        まちみち

No.824 三重の旅春編(4)・輪中を走る

2017-09-26 10:36:28 | 旅行記
おはようございます。









三重の旅春編、そうなんです、実は夏にも三重の旅をしているのでタイトルを「春編」にしておかなければならないのでした、多分この旅が終わるのがまだ先なので見切発車で夏編もお送りすることになってしまいそうです。と言うことで前回の続きと行くのですが、写真の風景はまだ三重県には入ってない所、まだまだ愛西市、木曽川と長良川に挟まれた中洲をにある道を走ってやって来たのは↓↓↓

船頭平閘門


重要文化財と言うことで興味を引かれて立ち寄ったのですが、なるほど、歴史の積み重ねを感じる閘門であることは分かる、で閘門って何?と思って見ていると、木曽川の方から川巡りの船がやって来て係員の人が操作すると鈴を鳴らしながら門が開いて船が入って来た。この辺りは土地が低い所に大きな川が並んでいて水害が多かったことから木曽川と長良川をつなぐ水路を造って・・・云々かんぬんについてはwikiでもご覧ください。さあ、先へと急ぎましょう、ここを過ぎるともうすぐいよいよ三重県へと入ります。
















花が咲き乱れる斜面を右手に川よりも一段低くなった町の中を進んで行く、写真2枚目には伊勢湾台風時の水位が表示されているが自分(一人称)の背丈ははるか、その後ろにある民家の屋根と同じ高さの所にまで到達したことになっている。水害の多い所だと言うが、土地の高さが海面よりも低いわけだから災害も必然と言うことになってしまう、輪中・・・集落を洪水から守るために周囲を囲んだ堤防。また、堤防で囲まれた集落や、それを守るための水防共同体も指す(wikiより)・・・と呼ばれるこの辺りはさっきの閘門も含めていろいろな方法で水害から身を守る対策を施している。そんな危険と隣り合わせの町並も穏やかな青空の下で走るといかにものどかな風景と言った感じ、そう、悪いことなんか考えずにポジティブに行きましょう、って余所者が軽々しく言うわけにもいかないんですけど。木曽川に沿う堤防沿いの道を走っていると右手側には低くなった所に長島の町が見えてくる、地図を見ると二つの大きな川に挟まれた中洲は南北に長い島みたいなので長嶋と言う地名なのかと思うがそんな単純なものではない・・・と思ってまたまたwiki頼みで見てみるとこれが案外当たっていた。戦国時代には戦乱の舞台になったり、江戸~明治時代にはこの地方の政治の中心にもなったりと歴史に翻弄されてきた町も、今は水の流れに合わせるかのように穏やかな雰囲気に包まれている。












東名阪の下を通り過ぎると進行方向左手側に大きな鉄橋が二つ並んで架かっているのが見えてくる、ひとつはさっき渡ったJR関西本線、海側にあるのが近鉄名古屋線の鉄橋、二つの幹線が並行して川を経て県境を越えている。電車の写真を撮るにはいい所かな、まずはJR関西本線の方に電車がやって来た、狙って写真を撮っていると時同じくして今度は近鉄名古屋線の方に電車がやって来たがタイミングが合わなくて写真を撮ることができなかった。車両の両数だけ見るとJRは4両に対して近鉄は2両だがこちらは普通だろう、急行だと6両編成なので輸送力では近鉄が有利なのは明らかである。特急も頻繁に走っているのでここはもう近鉄が圧倒している感じだが、JRも特急や快速を増発させて何とか近鉄に一矢を報いようとしている。堤防を下りて近鉄線沿いの道を走っているとアーバンライナーが走って来たが、写真4枚目を見ての通り、銭湯の顔が途切れてしまった、ああ~相変わらずのへたっぴぶりでの披露となってしまいました。
更に線路沿いを行くと町中に入って来て、両線にある長嶋駅へとたどり着く、JRの方は駅舎はなく地下通路を通って2本の線路に挟まれたホームに行ける構造になっている、電車は昼間でも1時間に2本は走っているが待っている人は数人程度で長いホームを持て余している感じである。そこから程なく進んだ所にある近鉄長島駅、特にこれと言った特徴のない駅だが準急停車駅で名古屋までの時間もJRより早いので乗客数も賑やかさもJRを全く相手にしていない感じ。町の中心もこちらの方が近いから有利なのかも知れないが、JRで行こうと思っている人も近鉄の駅前を通ったら、やっぱり近鉄にしとこ~って思ってしまうかも知れない。いずれにしても二つの路線が並んでいると勝負が分かれてしまうのは仕方のないこと、どちらかは流行ってどちらかは廃れてしまう、これはもう宿命みたいなものだが、JRも黙ってはいないことでしょう、何とか近鉄に一泡を吹かせる一手を繰り出してほしいところです。さて、長嶋の走りはこの先、更に南へと進んで河口の方まで行ってみようと思います、その話についてはまた次回お付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。           まちみち


No.823 二上山、初夏の風景

2017-09-25 08:46:07 | ふうけい
おはようございます。













今回は二上山の風景をお送りしていきます、この時期だと稲が実り彼岸花が咲いて・・・となるのですが上に並べた写真はまだ田植えが終わった頃のもの、まだ夏も来ていない頃の写真で今回はお邪魔させてもらおうと思います。
奈良は盆地なので東西にある山はどこからでも見ることができる、条件が良ければ橿原辺りからでも若草山が見えるし、奈良市からでも普通に二上山や葛城山を見ることができる。二上山は奈良市からでも見た目に優しいと言うかやわらかいと言った感じの印象、その印象は間近から見ると更に際立ってくる。上に並べた写真はここでも前にお送りしたことがある映画『天使のいる図書館』のロケ地にもなった所、二上山と近鉄電車をバックに小芝風花さんが自転車で走っていた田園風景から撮ったものです。前に来た時は映画を見た直後だったので冬の真っ只中、草木も枯れて茶色い風景の中でしたが、今回は田畑が緑に色づいてきてこれより夏の準備が始まろうとしている頃の来訪となりました。もう今は秋で彼岸花が咲き誇る風景になっているであろうところですが、少しだけ季節外れの風景にお付き合いください。











田植えが終わったばかりの田んぼはまだ水面が目立ち、そこにゆらゆらと二上山の姿が映し出されている。自分(一人称)は休日だからここまで走って来ている気楽な身だが、農家の人たちには休みはないらしくこの時も付近では農作業に佇む人の姿が見える。少しでも動くと汗が噴き出してくる梅雨入り前の蒸し暑い日だが穏やかな風景はそんなことも忘れさせてくれる、そんな中を静寂を突き破るように踏切の音がひとつふたつと重なって聞こえてくる、電車がやって来るので畦道の中でカメラを構える。ここを走っているのは近鉄南大阪線、この区間は各駅巡りもしたことがありもうお馴染みの路線です。奈良と大阪を結ぶ路線はJR、近鉄を合わせて5路線あってもちろんそのどれもが通勤路線なわけですが、その中では南大阪線はどちらかと言うとローカル線っぽい雰囲気が漂っている。始発の阿部野橋駅は近鉄の駅の中では第1位の乗降客数、しかしその乗客はだいたいが南大阪エリアに住み人たちで、古市を過ぎると乗客数もガクンと減ってしまう、そりゃ~そうだ、ちょっと北へと行けば近鉄大阪線があるし、阿部野橋=天王寺からはJR大和路線も走っている、競争となるとどうしても分が悪くなってしまう。上の写真にあるように特急も2両編成、急行も4両編成、昼間はこれで十分なのだろう、そのローカル線っぽいところがこの二上山をバックに田園風景の中を走る姿に似合っていると言ったところか。その二上山、ここから見る姿は二つの山頂、雄岳と雌岳が並んでいて、多分一般的に二上山として受け入れられる姿を見ることができる場所だと思う。山の姿は見る場所によって変わる、例えば富士山は東海道新幹線から見るとあのいかにもって感じの富士山だが、富士宮市側から見る富士山は結構厳つい印象があった。二上山は奈良市からは雄岳だけしか見えないし、橿原からだと結構だらしない形に見えて仕方ない、間近の当麻町からでもそれほど~てな感じ、イメージにある二上山の姿はやはりこの場所から見る姿かな、自分(一人称)としては・・・・









さっきの場所から離れ国道165号線側へと出る、とは言っても国道は走らずに線路に近い所を通る細い道を進んで行く。二上山は目の前で更に大きくそびえている、標高500メートル程しかないそんなに高くもない山、もちろんNHKで特集されるような日本百名山にも入っていない、でもここが自分(一人称)にとっては百名山だ。と言うことでこの間の土曜日(23日)にはこの時写真を撮ったのと同じ場所へと走って来ました、やっぱり秋の風景、稲穂と彼岸花の風景は押さえておきたかったので。その模様についてはまあできるだけ近いうちに・・・とは言ってもお伝えしなければならない案件がまたまたズラリと順番待ちな状態なのでいつのことになるのやら、とりあえず近いうちに、とだけ言っておきましょう。
最後の写真にあるのは近鉄二上神社口駅前の踏切、ちょうどカンカンが鳴っていたので電車を狙おうと思っていたら通り過ぎたのが『青の交響曲』、即座に撮ったので中途半端に車体の一部とつなぎ目が写っただけになってしまった。これまで何度も四角い枠に収める機会はあったはずなのにどうしてもうまくいかない、余程この電車に縁がないとでも言ったところか。まあこれからもチャンスはあることだろうしここは気負いせずその機会を待つこととしましょう。そんなわけで連休で走りに出ていたのとその疲れが翌日に出てしまったために4日ぶりの更新となってしまいました、またお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。          まちみち