まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.258 明日香村、彼岸花

2015-09-21 20:51:46 | 
おはようございます。




連休2日目、昨日の北近江の旅の疲れもそこそことれていない状態でしたが、今日は明日香村へと走ってきました。明日香に行くなら秋のこの時期しかないと思っていたので、今日の走りは予定通り、おあつらえ向きの天気、田んぼには首を垂れるほどに実った稲穂、道端には咲き誇る彼岸花、そして稲渕地区では農道にズラリと立ち並ぶ案山子たち。案の定これだけに内容が濃い旅は1回ではまとめることはできないので、今回は彼岸花を中心にお送りしていきたいと思います。






写真は明日香村の手前にある藤原京跡の風景。1枚目は畝傍山、2枚目は耳成山、3枚目は天香久山と大和三山をそれぞれ撮ったもの。建物が全くなく緑色一色の広大な敷地、その中を通る狭い道の傍にはちらほら彼岸花の姿、主役はまだまだ先の方やで、と言う感じでささやかに咲いている。









明日香村に入ると彼岸花もその姿を誇示するかのように咲き乱れている、やはりこの風景が秋の明日香を象徴している。そして背高く実った田んぼの稲穂、緑色と赤色と明日香の風景のコラボレーションにカメラのシャッターが止まる暇がない。写真3枚目は以前にここでもお伝えした蘇我入鹿の首塚、大化の改新の時その首が飛んできたとされる物騒な場所も、彼岸花やその他色とりどりの花に囲まれて、血が流れた時代なんてなかったような風景を演出してくれている。


ここから明日香村の古い町並を抜けて石舞台古墳へ向かう道へ・・・と何だぁ!この渋滞は、狭い道には車にバスに大型バイク、レンタサイクルに歩いている人もいて、もうカオスな状態。ここは脇の道へ入って川沿いの遊歩道を通って稲渕地区へと向かう。







稲渕へと続く上り坂は一方通行なので車は少ないが、自転車と歩いている人はいっぱい、自分(一人称)も含めてそのほとんどが道の両脇に咲き誇る彼岸花のきれいさに目を奪われている。もうこの先は余計な文章はいらないでしょう、引き続き彼岸花の写真をご覧ください。







赤や白、黄色に赤が薄くなってピンク色と戦隊ヒーローみたいな彼岸花の乱れ咲き、ここは稲渕の棚田の中にある案山子ロードと言う農道、その道端にはコンテストによって出品された手作りの案山子が50体ほど飾られている。田畑で働く人々をテーマとした案山子はどれもいい表情をして、道行く人々を楽しませてくれていましたが、その模様については次回にお送りしたいと思います。そんなわけで、今回はここまでとしておきます。     まちみち


No.257 北近江の旅(1)・ダイジェスト版

2015-09-21 00:43:05 | 旅行記
おはようございます。

今日は4連休の初日、さて、どっか走りに行こうか・・・と言うことで、以前相棒のトラブルで行くことができなかった北国脇往還へ行ってきました。前回この付近を走ったのが去年の春だったので約1年半ぶり、今年初めてですがやっと行くことができました。今回はその旅をダイジェスト版、『こころ旅』で言えば月曜版みたいな感じでお送りします。なお、詳しい(と言うよりはしつこく長くダラダラ続く)旅の記録については、またいずれの機会にお送りしていこうと思っております。





旅の始まりはJR湖西線の永原駅、前にここでもお伝えしたことがあります、黄砂の雨に降られて長時間の雨宿りをした思い出の駅、そこから国道303号線の峠を越えて、写真2枚目にある塩津の町並へとたどり着きます。








賤ヶ岳を越えて木ノ本へ、ここからはいよいよ北国脇往還を走ることに。2011年に初めて走った特は冬で雪に覆われた町並、その後何度も走ったことがある道、経路についてももう慣れたもの、のはずだったが細かい所は忘れているもので、途中道を間違えた所も。首を垂れるほどに実った稲穂やいよいよ季節到来の秋桜が咲く道を通って浅井の城があった場所へ、そして大河ドラマ『江~姫たちの戦国』のドラマ館が開催されていた場所へ・・・





やあ、嬉しいな、放送が終わってもう4年も経つが今でもここでは『江』の世界は健在だ。今回は店の人の目を盗んで写真を撮らせてもらった、屋内なのでピントが少しボケてしまったが『江』の微笑はここまで走って来た疲れを忘れさせてくれる。写真3枚目は長浜の北国街道で見つけたガチャガチャ、悲しいかな200円のところに×が打たれて手書きで100円と記されている。






北国脇往還の走りは伊吹山のふもとにある春照の町並まで。宿場町には大きな常夜燈、古い石の道標、農業用水がゴウゴウと流れ込む小田分水(「やないだ」と読む)と見所がいっぱい、伊吹山が近くに大きくそびえていて、自分(一人称)はこの町が大好きです。









北国脇往還を離れて長浜へ、人がいっぱいであふれる北国街道は相棒を押し歩き。その後は琵琶湖岸、さざなみ海道を進んで米原市~彦根市~東近江市と経由して近江八幡へ。それにしてもこの区間、湖からの風がきつくて苦労した、朝から走りっ放しだったので疲れが襲ってきた感じで足が前に進まなくなった。そしてたどり着いた近江八幡の古い町並、ここも所々で相棒を押し歩きでの町巡り、気がつけばもう太陽は西の空の低い位置まで落ちていた。旅の終わりはJR東海道本線の篠原駅、約25年ぶりに訪れた駅だったが、その時の駅舎はついこの間長い務めを終えたようだった。
さて、この走りについては最初にも述べたように、また何回かに分けてお送りしていく予定です。例によって長くなると思いますが、どうぞお付き合いのほどよろしくお願いします、と言うことで今回はここまでとしておきます。        まちみち

No.256 大阪の市、一言イメージあるある

2015-09-19 11:44:33 | まち
おはようございます。



以前ここで摂津市の話を書きました、摂津市は地味だと言うテレビのバラエティー番組に反論する形でお送りしようと思ったら、やっぱり地味だったということになってしまいました。最後にフォローする意味でも他にも地味な市はあると書いたのですが、大阪府には33の市があって、大阪市や堺市のように全国に名の知られている市があれば、関西でさえも「そんな市あったか?」と思われている市もあります。今回はそんな大阪府33市のうち、政令指定都市の2市を除く31市を一言イメージでお送りしてみようと思います、奈良県民のてめぇが言うなって言われそうですが・・・


まずは淀川より北の地域から。





高槻市→ポンポン山・・・叩くと「ポンポン」と鳴るらしい山がある
茨木市→水川あさみ・・・出身地、姉様~
摂津市→なるみ、岡村・・・になってしまった。本来なら新幹線と言ったところか
吹田市→関西大学・・・千里が生んだ勇者は関大~♪
豊中市→大阪国際空港・・・空の玄関口
箕面市→箕面温泉スパーガーデン~♪・・・CM
池田市→『てるてる家族』・・・上野樹里との出会いはこのドラマから、近々ここで町巡り紹介の予定


「くもみ~、次は京阪沿線を行ってみるぞ」「ラジャー」




守口市→京阪モール・・・くらいしか思い浮かばない
門真市→運転免許試験場・・・地味な市の印象があります
寝屋川市→ナリタブライアン・・・冠名は成田山が由来
枚方市→京街道・・・街道巡りの重要なポイントとなる地はここでも何度か紹介しました
交野市→☆・・・星に関する地名が多いのがこの市の特長


続いては国道170号線を南へ進んで行きます。







四條畷市→角淳一・・・出身地、
大東市→大阪桐蔭高校・・・旧街道が交わる町、近々ここで町巡り紹介の予定
東大阪市→花園ラグビー場・・・「滝沢は思った、これを暴力だと言うなら出る所に出てやろうと・・・」
柏原市→国道25号線・・・自分(一人称)が生まれて初めて救急車で運ばれた町です
八尾市→河内街道・・・以前ここでも紹介させてもらいました
藤井寺市→近鉄バファローズ・・・今年も10.19がやってくる
羽曳野市→ダルビッシュ有・・・出身地、話は逸れるが西部の西口投手が引退するってよ
松原市→交通情報・・・松原ジャンクションはよく出てくるポイント
大阪狭山市→小池徹平・・・出身地、『婚活刑事』おもしろかった
富田林市→PL学園・・・国道170号線は高校野球最強高校を結ぶ路線か?
河内長野市→高野街道・・・高野山へ続く道が合流する、街道巡りに重要な町
和泉市→思い浮かばない、何かあったっけ、外環とか泉北高速線とか


最後は大阪湾に沿う町を和歌山方面へと向かいます。







高石市→南海電車高石駅を南へ10分ブ~ラブラ~♪・・・CM
泉大津市→阪九フェリー・・・泉大津港から九州へ
岸和田市→『カーネーション』・・・お昼にしよか!
貝塚市→水間鉄道・・・大阪南部を走るローカル私鉄
泉佐野市→関西国際空港・・・実は空港は田尻町、泉南市と3分割
泉南市→イオンモールりんくう泉南・・・南海樽井駅近く
阪南市→南海本線の風景・・・箱作~淡輪間は自分(一人称)が好きな車窓の風景


まあ、こんな感じです。こうやって見てみるとローカルなCMとかその町出身の有名人とかが、町のイメージをつくっているのが結構ありました。和泉市には申し訳ないことしましたね、と言うことで調べてみたら市の中心駅であるJR阪和線の和泉府中駅は特急『はるか』が停まるとのことで、堺市よりも格上やないか~、良かったなあ。今回はここまでとしておきます。     まちみち

No.255 近鉄生駒鋼索線

2015-09-18 10:21:51 | 鉄道
おはようございます。



以前、ここで生駒山から奈良県側の四條畷市を走った時の記録をお伝えしましたが、今回はその続きとして生駒を走った話をお送りしてみようと思います。


国道163号線の清滝峠を下って大阪府から奈良県に入り、国道168号線を南へと進む。田園風景が広がる中を走り抜けるとやがて町並は様相を変えてきて、生駒市の中心に当たる部分へと差し掛かって行く。阪奈道路、近鉄奈良線の高架をくぐり近鉄生駒駅へと続く坂道を上って行く。この先王寺方面へ近鉄生駒線各駅巡りの予定でスタートとなる生駒駅を目指したが、なぜかここで折り返すのはもったいない気になって駅前を通過してそのまま坂道を上って行ってしまった。ケーブルカーの駅前も通り過ぎ、結構急な坂道を宝山寺まで行ってみることに決めた、しかしここは道の未知、ではなくて未知の道、この坂道、克服できるのだろうか?





この上りはさすがにきつい、途中で電動アシスト自転車に追い抜かれた、普段は電アシには嫌悪感を示す自分(一人称)ではあるが、この坂道ではさすがにそれがなくては生活できないと言ったところだろう。上り坂はケーブルカーの線路に沿うように続くが、途中からはU字にカーブになって線路から離れて行く。その辺りはこんな傾斜のある地なのに家が建ち並び、普通に人が生活している所、食卓のテーブルが傾いてないんだろうか、寝てたら頭にちが上らないのか・・・とかアホみたいな考えが頭をよぎってくる、坂道の苦しさと暑さで思考回路がマヒし始めたか?やがて上り着いた所が宝山寺の駐車場、上の写真はその場で撮ったもの。しかしこの辺りにあるはずだろうケーブルの宝山寺駅は見当たらない、一体どこにあるのだろう?






『観光生駒』と掲げられたゲートを通り過ぎると宝山寺駅への表示があるが、どこも石段ばかりで自転車で行くことができない。仕方ないので相棒を民家の柵に括り付けて、徒歩にて石段を下りて行く、下りて行くと言うことはここは駅よりも高い所、宝山寺駅からは更に生駒山上遊園地までケーブルの路線が伸びているが、その線路がどこにあるのかは分からない、まさに未知の世界らしい宝山寺界隈である。





宝山寺駅は店が建ち並ぶ道のドン着きにあって結構立派な構えの駅、中に入ると生駒駅側のホームが2線、向かい合って遊園地側に1線のホームがあって、どの線にも車両が停車していた。遊園地行の方は花電車と言った感じのカラフルな車両、なるほど!ここを出るとケーブルカーはその先すぐにトンネルになるので、上の方では線路を見ることはなかったと言うことか。生駒側に止まっている車両は前面がワンコの顔を模ったもの、何とも派手派手な車両ではないか。








さて、生駒駅に戻ることに、と言うことでさっきあくせく上って来た坂道を下りて行くことに。上りもきつかったが下りはもう恐る恐る、慎重にゆっくりゆっくり下りて行く。その途中にケーブルカーの踏切がある、行きしなに見つけていた所で、相棒を傍に止めてそこで車両を撮影することに。写真にあるように線路は4本あり、ここから上を見ても下を見ても結構急な傾斜だと言うことを思い知らされる。ケーブルがカラカラと回り始めて。両方面から車両がやってきた、ちょうどこの踏切ですれ違うようになっているのか、あまりにもタイミングが良すぎる、そしてやってきた車両はワンコ顔ともう片方はニャンコさん顔の派手派手車両、ワンコと言うよりは大阪の派手派手なおばはんと言った方が適切か・・・







坂道を下り切ってケーブルカーの始発駅鳥居前駅へとたどり着く、が鳥居なんてどこにもないよ。駅前再開発でどっかに移設されたとのことだから駅名も改称すればいいのに。そしてすぐに近鉄生駒駅前、ここからは近鉄生駒線を各駅巡りで走って行くのですが、その記録についてはまたいずれ機会を設けてお送りすることにします、今回はここまでとしておきます。        まちみち

No.254 各駅巡り・JR加古川線(谷川駅からスタート)

2015-09-17 10:03:31 | 鉄道
おはようございます。



各駅巡りの旅は昨日で近江鉄道が終わり、しかし間髪も入れずに次の路線の紹介を始めていくこととなります。今回からお送りすることになるのは兵庫県内を南北に走るJR加古川線、山間の町をスタートしてほぼ全区間を加古川に沿いながら走り、日本のへそとなる西脇市やその他の兵庫中部の町を通り抜けて、大河ドラマ主演女優を育んだ町へとたどり着く路線。走ったのは夏の甲子園も真っ盛りの暑い日、例によって違反にはなりますが、イヤホンを耳にさしての野球観戦しながらの走りです。では、行ってみることとしましょう。






スタートはJR福知山線の谷川駅、電車を下りるとそのホームの先の方に行き止まりとなった線路があり、そこがJR加古川線の電車が発着するホーム。1日10本にも満たない全列車が西脇市止まり、いかにもローカル線と言った感じの路線である。ここには去年も来ていて、その時は国鉄鍛冶屋線廃線巡りから姫路、明石へと走った。駅前で相棒を立ち上げていると、待合室のテレビからは『おはよう朝日です』のテーマ曲が聞こえてくる、自分(一人称)が休みだからと言っても今日は平日だったのを完全に忘れていた。







走り始めは谷川周辺の町並、さんなん街道と言う愛称がつけられている道、谷川交差点を過ぎると最初の駅久下村駅へとたどり着く。素朴な雰囲気の駅舎、もちろん無人駅なのでホームへと入ってみる。町中にある普通に見慣れている駅と比べると、この駅のホームは異様に感じるほどに短い、長い編成の列車が来ないからだろう。








久下村駅を後にして先へと走り始める、道は大きな工場の敷地内を通り抜けて県道139号線へと合流する。加古川に沿う道は少し上り坂となって、やがて西脇市の表示が立つ場所を通り過ぎる。川と線路に挟まれた道はその先で民家が立ち並ぶ所へと差し掛かる、旧街道らしい雰囲気を感じる町並、お盆で墓参りに向かう人たちの姿もちらほら。次の船町口駅はその町並に溶け込むような場所にあって、あわや通り過ぎてしまうところだった。駅舎は簡素な感じのいわゆるカプセル型駅舎、もちろん無人駅、そして久下村駅同様に短いホーム、まさしくローカル線の駅と言った感じだ。








道はこの先も線路沿いで少し薄暗い木々が覆いかぶさる所を走り抜けて、田園風景の中に集落が並ぶ所へとたどり着く。次の本黒田駅はその町並の外れた所にある無人駅、ここは2年前に子午線巡り西脇市編の時に来たことがある。ホームに入った所にかかっている看板にあるように、ここは黒田官兵衛生誕の地、駅周辺にはその所縁の観光地が点在している。大河ドラマ『軍師官兵衛』はもちろん見ていたが、何か全体を通して地味だったなあ、と言う印象しか残っていない、でもヒラパー兄さんは頑張ってましたね。
そしてこの駅で今日初めての加古川線を走る列車を見かける、車両は1両だが車内は結構人が乗っているようだった、本数が少ないからここで見る列車の姿は結構貴重なものかも。ところで自分(一人称)失礼ながら、西脇市駅から谷川駅までの区間は非電化だと思っていました、前にこの辺りを走った時も見ていた列車だが、架線がかかっているのを意識してなかったから、ずっとそれをディーゼル車両だと思い込んでいたのですね、僕としたことが・・・と言うことで、今回はここまでとしておきます。       まちみち