まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.848 三重の旅夏編(1)・伊勢別街道の宿場町

2017-10-31 02:09:54 | 旅行記
おはようございます。





今回から三重の旅夏編を始めて行きたいと思います、まあ春編がまだ途中なのでしばらくは並行でのお送りとなりますが、またお付き合い願えたらありがたいことです、早速始めて行くこととしましょう。
スタートはJR関西本線の加茂駅、いつもは奈良から電車を乗り継ぐが今回は加茂駅まで自転車で走る、何でかって?寝過ごしたからですよ~♪時間的に厳しかったが相棒を漕いで漕いで走りまくって何とか2番列車に間に合った。ホッとして先頭の席に座っていると、帰省らしい親子が乗って来て子供が運転席の横に陣取った、運転者も気分が良かったのか、注意もせずにお茶のラッピング列車が見れるとか鹿がいるとかいろいろと親切そうにその子に教えていて、朝一番からなかなかいい光景だった。そのお茶のラッピング列車は伊賀上野駅で見ることができた、イメージキャラは横山由依か、この子は京都出身と言ってはいるけど実家は高の原らしいですね~ってじゃあ奈良出身と変わらへんやん、確か渡辺美優紀も高の原だったはずやし・・・。








と言うことで関駅で下車、相棒を立ち上げてまずは国道1号線を京都方面へ戻るように進む、目指すは写真1枚目、2枚目にある旧東海道関宿の西の入口に当たる所、今回の三重の旅はここから始まります。道はここから国道1号線と分かれてずっと旧街道の雰囲気が漂う町並の中を抜けて行く、上に挙げたのはそのほんの一部、ここはフォトチャンネルにて関宿の町並をお送りしようと思います↓↓↓

旧東海道関宿


町並は国の重要伝統的建造物群保存地区、旧街道は日本の道百選に指定されていて趣のある風景が続いている、朝早い時間なのでまだ町も動き出してない感じだが時間になると観光客を迎える町となる。町並に箔が付くのはいいと思うが、それを観光の手段にするのは自分(一人称)はあまり好まない、最近の古い町並はそんな感じで活性化しているが自然にありのままの姿であっても人は惹かれてやって来るはず、そんな町並であってほしいんだけど、人はなぜか手を加えたくなってしまうんですよねえ~、まあ仕方ないことか・・・。









そういう意味では関宿から東海道を南へ分かれて最初にたどり着く楠原宿は知る人ぞ知ると言った、余計な手を加えないでありのままの町並を見せてくれている感じ。ゆえに観光客が大量に押し寄せてやって来ることはないだろうが、通りがかりの旅人が歩いてみようと言う気分になりそうな町だと思う、古い姿を残している宿場町はそれでいいんではないか。関の町並から南へと分かれて名阪国道を越えた所にあり決して交通の便がいい所ではないが、旧街道の雰囲気が漂う町並と曲がり角が旅人にこれから伊勢へ向かう楽しみな気持ちに駆り立ててくれそうな所である。あ、ラジオだ、甲子園は第1試合がもう始まっている、神村学園vs京都成章は共に甲子園で決勝進出したことがあるチーム、特に京都成章は不名誉な記録を献上して以来の甲子園、果たしてその汚名返上となるのでしょうか・・・。













楠原の宿場町を後に峠へと差し掛かり、その上り着いた所からまた旧街道を進んで行く、ルート的には京の都から東海道を歩いてきた人がこの道を使って伊勢へ向かっていたのだろう。道は途中に古い建物や常夜燈を見ながら、関と津を結ぶ県道にまとわりつくようにして進みながら、次の宿場町である椋本の町並へと差し掛かって来る。ここもなかなかな趣のある旧街道の雰囲気が漂う町並が続く所、町の中心地にはバス停があり津駅までの運行便も設定されている。その近くには下3枚の写真にある道標と道路元標があり、この辺りが宿場町の中心地であることが分かる、道標には「右榊原道」とあるから榊原温泉のある方向へと道が分かれていると言うことだろう。榊原温泉と言うと今でその玄関口となるのが近鉄榊原温泉口駅、更にその南に行くと初瀬街道へとたどり着くので、この辺りは津や亀山と奈良を結ぶ交通の要所となっていた所とも言える。さて、この先は更に伊勢別街道を進んで行って津の中心地へと差し掛かって行くこととなりますが、その話はまた次回への続きと言うことで、またお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。         まちみち






No.847 カモユ~ラユ~ラ

2017-10-29 20:06:05 | 日記
おはようございます。





もう第2話が終わりましたが、『相棒』season16が始まりました。season15の最後では杉下右京と冠城亘に微妙な亀裂が入ったまま終わり、それが今回にどのようにつながるのかと思ったら、案外その関係はそのまんまで特命係が標的とされる前後編となっていました。ネットの掲示板では何か不評の嵐みたいでしたが、自分(一人称)は概ね『相棒』らしい面白さはあったと思いました、空気を読まずに捜査に踏み切る右京さんに冠城君は後方支援、あの前seasonの緊張感はどこへ行ってしまったか?のような感じでしたが、いずれはそのことも浮き彫りになってくることでしょう。特命係がいろいろな方面から標的にされる展開は相変わらずなのですが、いずれにしてもそのキーマンとなるのは内なる敵とも言えそうな冠城亘でしょう、2話の最後で右京さんが

「いつでも受けて立ちますよ!」

と言ったのが冠城君に向けて言ったかのようでした。まあ杉下右京と言うとこの名セリフ↓↓↓

「売られた喧嘩は買いますよ、そして必ず勝ちます!!」

この台詞はseason2の第2話で言ったものですが、この時のその相手が大河内だったんですよね~、その大河内も今や右京さん派、しかし今回は敵が多すぎる、この難敵をどうやって黙らせていくのか、この先も楽しみに見ていきたいと思います。








今回の前後編では水谷豊、中村俊介、榎木孝明と「浅見光彦」が3人も揃いました、榎木は光彦から陽一郎にシフトして中村と兄弟となっていました。そう言えばTBSの浅見光彦、速水もこみちから平岡祐太に変わるんだよな~、もこみちの光彦もなかなか良かったと思うんやけどな~、まあ『SWING GIRLS』の「A Boy」(古いなあ~)がどんな浅見光彦を見せてくれるか、楽しみに見てみることとしましょう。フジの方の浅見光彦はまだ中村俊介やったんかな~、中村も40を超えたことだしそろそろ次の人をとも思うのですが、永遠の33歳の光彦をできる人となると誰がいるかな・・・、3~5年ほど前なら玉木宏がピッタリかな・・・とも思ったが誰かいますかねえ。ちなみにTBSの竹村警部が寺脇康文、軽井沢のセンセのシリーズ読者としては絶対に考えられない人だし実際キャラなんて全然違う、なのに寺脇だと見てしまう、見たくなる、テレビを見ている人を自分のペースに引きずり込むことができる俳優さんなのでしょう。同じTBSで浅見光彦に起用されることになった平岡祐太がどこまでやってくれるか、見届けてあげることとしましょう。


プロ野球は日本シリーズ、正直言って興味ありません、横浜DeNA(Bs)に頑張ってほしいとは思うんですが1戦目のあの大差を思うとそれもどうかな~という気がします。それでも宮本慎也も古田敦也もDeNA(Bs)日本一と予想しているんですね、まあNHKの生放送で放送禁止用語を平気で言ってしまう人が予想しているわけだから、どこまで信用していいのかは分かりませんけどねえ。
その横浜DeNA(Bs)はセ・リーグ3位からのクライマックスシリーズを勝ち抜いての日本シリーズ出場、こうなるとまたいろんなところから異論が上がるんだよなあ~「3位のチームが日本シリーズに出るのはおかしい」って。でもこれってもう何年も前から決まったことだし今までにもあったことだから、今更このことをどうのこうのと言うのはおかしいことだと思う、これが現実だと受け止めなければならない。クライマックスシリーズは優勝チームに圧倒的に優位なルールとなっている、1勝のアドバンテージ、全試合本拠地、有利な日程・・・ってこれ今朝の東山紀之のニュース番組で言っていたことだが。でもこれを生かしきれなかった優勝チーム、例えば今年の広島(C)には決して慢心があったとかは自分(一人称)はそうは思わない、今回は広島以上にDeNAの勢いが優っていたと言うことでしょう。








3位チームが勝ちあがる条件は全試合アウェーで最低でも最初の3試合を2勝1敗、第2ステージの6試合を4勝2敗で乗り切ること、合わせて9試合を6勝3敗で乗り切るのは条件としては厳しいが、それをやってのけたDeNA(Bs)には勝つ毎にその勢いを増していき広島(C)を撃破に至ったと言うことでしょう。第1ステージの2試合目、あの甲子園での泥んこ試合となった阪神(T)戦、先に1勝していた阪神は先に点を取ってリードして5回で試合成立してしまえば第2ステージ進出と言う気持ちがありありな感じだった。上位チームに有利なルールだけに3位チームにとってはそれを勝つことで跳ね返していかなければならない、DeNAにはそのモチベーションの違いが雨の中での試合で如実に表れていました。第2ステージの広島(C)もこの雨のせいで気が削がれてしまったのでしょうか、勝ったのが5回コールドの試合だけで後は4連敗、セ・リーグ優勝チームがこんなもんではなかったはずでしょうが、ここは勝ち抜いた横浜DeNA(Bs)の方が勢いが優っていたと言うことでしょう。しかしこの勢いが日本シリーズでパ・リーグの覇者にどこまで通用するでしょうか、まあ見ないけどねえ・・・。それでも3位チームが日本シリーズと言うのが納得いかないと言うのなら、朝のニュース番組で古田氏は16チームに増やしてみればと提案していたが、自分(一人称)は今の12球団で3リーグ制にしてみたら、と以前ここで提案したことがあります、詳しくはNo.235で書いてますので、まあ暇やったらまたアホなこと言うとるわとでも思いながら読んでみてください。








さて、ここまで本文とは何の脈略も関係もない写真を貼り付けていますが、これは大和郡山市のとある池で撮ったカモたちの姿です、って見りゃあ分かるわな。この池、水は緑色で藻が浮いていてゴミも捨てられたりで見るからにきったない池なのですが、なぜかカモがたくさん住み着いてはユ~ラユ~ラと楽しそうに浮かんでいるのです、しかも最近は数も増えたようで、こんな汚い水でいいんかなと心配になってしまうくらい。

カモユ~ラユ~ラ


以前よく話題にされていたカモの家族の集団行動、その様子がここでも見れました、小さな体の子供が親鳥の後ろを「こうやって泳ぐんやで~」と教えられるかのようについて行ってました。群れから離れて一人で泳いでいるカモもいます、みんな楽しそうです、多分何も考えてないんでしょうねえ・・・次回もお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。           まちみち



No.846 紀ノ川に沿って(8)・・・各駅巡り、JR和歌山線、その7

2017-10-27 10:41:37 | 鉄道
おはようございます。
















「紀ノ川に沿って」とのタイトルでお送りしている旅の話はここまで主にJR和歌山線各駅巡りを中心にお伝えしてきました。前回はこの路線の中心ともなる橋本駅、しかし町の寂れ具合は何か、何かな~と言う感じでした、都心から離れた一都市となるとなかなか再生はしんどいと言った気もするのですが、往時は高野山へ向かう旅人を迎えていた宿場町、何とか次の一手で甦ってほしいところです。
さて、走りの方は橋本の町を抜けて大和街道へ、町中を抜けると田園風景が広がり今回まず最初の駅、下兵庫駅へとたどり着く。駅舎はなくホーム1本だけのいかにもローカル線の寂びれた駅と言った感じ、この路線の特徴は大きな駅(行き違いができる駅)→小さな駅(ホーム1本だけの駅)→の繰り返し、まあ和歌山線と同じ規模のローカル線はどこもそうだが。ホームに入ると何か愛嬌のあるキャラが描かれたイラストのパネルが飾ってある、それは次の隅田駅にもあって木造の駅舎は一面イラストが描かれていて、ホームも写真をご覧の通りである。これは近くの中学生たちの作品で、その作成の様子が駅構内にパネルで紹介されていた、なぜイラストが描かれたかと言うとその目的は落書防止とのこと、なるほど目には目を、と言うことか・・・ってこのイラストは落書ではなく立派な作品ですが。駅は県境の峠へと差し掛かる山の近くにあって寂しい雰囲気を受ける所にあるが、周辺には民家も多くさっきの下兵庫駅よりも乗降客数は多い。さて、走りの方は駅を後にして国道24号線へと出るとそこはもう峠への上りの始まり、ここまで走り続けてきた和歌山県ともそろそろお別れの時となる。












和歌山県から奈良県に入るのはこれが初めて、いつもは快適に下る坂道を今回は上って行くわけだが思ったほどのキツさは感じない。やがて県境の表示がある場所へ、道路の外れた所にはここで県の管轄が変わる標石が立っている、とりあえずこれを写真に撮って一旦ほんの少しだけ和歌山方面へと戻る。大和街道と書かれた案内風の道標があるのでそちらの方へと入って行く、国道は上りなのにこちらの道は下りになっていて旧街道の雰囲気が漂う町並の中を通り過ぎると橋があり多分その辺りが県境となるはず。今度こそ奈良県へ入ったかと思うと今度はとんでもない上り坂が待ち受けている、そりゃそうだ、国道はさっきの場所から上っていてはるか上を通っているので下りだった旧街道はここで更なる上りを強いられるわけである。一番最後の写真にある場所の先が峠の一番高い所、ここを通り過ぎると今度は一気に下りとなって五條市の市街地へと向けての走りとなる。










JR和歌山線、今回の各駅巡り最後の駅は大和二見駅、ここは前にも紹介している所なので今回は写真だけ、それにしてもこの時は写真3枚目、4枚目にあるように駅にたくさんの人が集まっていた、ホームの写真は断念して後は帰路に徹するだけとなった。時間はもう夕刻に差し掛かっていてタイムリミットも近い(はっきりした時間は決めてないが)、五條市内から近鉄橿原神宮駅まではまだ結構距離がある、とりあえず国道24号線を走って途中で吉野口方面へと行く道があるのでそちらに入って行こう・・・と決めていたがその道が分からずに通り過ぎてしまった。国道はここから風の森峠に向けての上り坂、ここまで長い距離を走って来たところにこの上りは辛い、と思ったらちょうどJR線が下を通っている所に狭い道が分かれていたのでそちらへと入って行った。線路沿いに行けば吉野口に早く行けるだろうと思って入って行ったが、道はだんだん山の中に差し掛かり不安が大きくなってくる、仕方ないので近くで農作業をしていたおばさんに聞いてみるとこの道はもう先には続いてなくて線路沿いには行けないとのこと。線路の向こう側にも道はあるがそちらには渡る橋もないとのこと、結局今来た道は戻ることになるが国道24号線を上って行って東佐味交差点の先を右へと曲がれば吉野口に通じる道へ出れると教えてもらった。おばちゃんありがとう!!と言うことで気を取り直して国道へ戻り坂を上って行く、教えてもらった道の途中には寺院がありそこでトイレ休憩、下3枚の写真はその場所で撮ったものです。道はその先で山へと入って行く、カーブが連続した下り坂は少しスピードが出過ぎて怖かったが山を抜けるとJR線の線路に沿う道に出ることができた。この道を行くと近鉄橿原神宮前駅へと行くことができるが、残念ながら時間が無くなってしまったので吉野口駅から輪行で帰ることにした、最終目的地にはたどり着けなかったが急造の行程にしてはよくここまで走って来れたものだ。そんなわけで各駅巡りの旅は是にて終了となるのですが、次回もう1回だけ枠を設けて登録有形文化財巡りをお送りしたいと思います、またお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。          まちみち



No.845 三重の旅春編・桑名宿

2017-10-25 10:55:22 | まち
おはようございます。


前項の終わりで「サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ」と書いたのですが、これは御存知淀川長治氏のお別れの時のフレーズ、小松政夫が眉毛が動くメガネをかけて物真似をしています。と言うことでこの前の土曜日で最終回を迎えた『植木等とのぼせもん』↓↓↓



やあ~ホントにいいドラマでしたねえ~、もう毎回泣きながら見てました。小松政夫役の志尊淳君がなかなかの好演ぶりでした、トッキュウジャー1号の後は『合唱部』朝ドラ主演女優を2人も生み出したドラマなどに出演して着実にステップアップしてきた感じでしたが、今回は飛躍するいいきっかけになるのではないでしょうか、本当に植木等大好きキャラを全編に渡って見せてくれました。谷啓役の浜野謙太、ドラマや映画ではチャラい3枚目役ばかりですがトロンボーンを持たせたらさすが!と言うところを見せてくれました、こいつよりにもよって上野樹里の夫役やったことがあるんやぞ、けしからん野郎だ。そして主演の植木等役の山本耕史、車椅子の文也君~鬼の副長~石田三成を経てホントにいい役者になりました、世の男たちにとっては堀北真希を奪っていったけしからん野郎だと言うことでしょうがもう許してあげましょう。ここ数話は主役をまっちゃんに譲っていましたが最終回はやはり植木等のターンでキッチリとドラマを締めてくれました。ドラマは最後本物の植木等の歌声で余韻もなくサラッと終わってしまったのですが、余計な御実弾、もとい、後日談をやらずに終わってしまう辺りがNHKらしくて良かったと思います、さあ、そろそろ本文へと行くとしますか・・・↓↓↓











国道23号線を通って揖斐・長良川を渡って桑名市へ入る、と言っても長島も桑名市だけど。国道を離れて川沿いを北へと進んで行くとやがて七里の渡し跡へ、ここは3月の養老鉄道各駅巡りで来たばかり、あの時はここが最終目的地で帰りの電車の時間を心配しながらの走りだったが、今回はまだ旅の途中での来訪、ここから旧東海道をたどって今回の最終目的地、JR亀山駅を目指して走ります。ここまで北へ南へまた北へとNの字を逆にしたように進んできたので、単純に言ってしまえば弥冨から桑名までのたった二駅を結構な時間をかけて走って来たことになる。亀山まではこの二駅の何倍もの距離、通り過ぎる宿場町は3つ、さて、果たして無事に亀山までたどり着くことができるでしょうか・・・。











旧東海道は桑名市の中心へと入って行くが、道はJR桑名駅や国道1号線からは少し離れた所を通っている。渡しを出た辺りには旧街道の雰囲気が漂う町並もあったが、市の中心地に近い所ではその雰囲気は宿場町によくあるカクカクと入り組んだ道で感じることができる。その道筋は行く先で写真3枚目にあるような標示が立っていて分かりやすい、途中には古い道標もあって、やっぱり旧街道巡りは忠実にルートを巡って行きたいところである。三重県の一番北に位置する桑名市、「その手は桑名の焼蛤」との言い回しでお馴染みだがその通り蛤で有名な所、さっき走って来た川沿いの道でもいろいろと蛤の店を見かけたが、自分(一人称)は食には興味はないのでスルー。自分(一人称)の桑名のイメージと言えば、近鉄もJRも特急が停まって、桑名駅ではいろいろな電車が見れる・・・ってことくらい、まあ鉄道好きな人にとっては楽しい所と言ってもいいでしょう。













旧東海道は南へと伸びているが桑名では町中をカクカクと入り組んだ道を進んで行って、どちらかと言うと東から西へと走っている距離の方が長くてあまり先へ進んでいるように感じない。国道1号線を横切ってJR関西本線の近くにある写真1枚目、2枚目にある火の見櫓が立つ場所へ、ここで直角に曲がってやっと南へ一直線に伸びる道を行くことになる。普通に民家が建ち並ぶ道には旧街道の雰囲気はほとんど感じられない、わずかにこの道の突き当りになる所に立つ写真5枚目、6枚目の常夜燈がその雰囲気を漂わせているくらい、しかし旧街道はここで川に行く道を遮られてしまい、向こうに渡るには一旦国道1号線に出なければいけない。橋を渡ってからはまた国道を離れて旧東海道へ、この後は近鉄伊勢朝日駅前を通り過ぎて富田界隈へ、この辺りではいくつかの登録有形文化財を巡ったのですがそれについてはまた別の機会でのお伝えとして、次回は四日市宿へと差し掛かって行くこととします、またお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう。          まちみち



No.844 山の辺の道から大和三山が見える

2017-10-24 10:45:54 | ふうけい
おはようございます。












9月の連休の1日目、台風が来てしまなみの旅を断念、しおしおした気持ちで近場を走ったのは前にお伝えしました。曇り空の下で結構沈んだ気持ちで走ったわけでしたが、所々で見つけた秋の風景はそんな気持ちにちょっとした光を差し込んでくれました、というわけで明けて翌日、台風も通り過ぎまだ曇り空の下でしたが、秋の風景を探しに出かけました。秋の風景と言うと今年も明日香村への走りを予定しているのですがそれは来週のこと、多分その時には秋本番の風景が見られることだと期待して、今回は行先は天理から桜井方面、帰りは馬見丘陵公園に寄ると言うルートに決めました、この項ではまず桜井にたどり着くまでの模様をお伝えしていこうと思います。
まずは天理市内、いつもの上ツ道から市街地へと入り駅前からは国道169号線を走る。天理市役所から少し行った所で写真1枚目、畝傍山が見えたので望遠で1枚、奈良は盆地で土地がまっ平だが条件が良ければ建物の間からチラッと大和三山を見ることができる。途中で国道を折れて山の辺の道へと入る、ああ~ありました、秋の風景、もうありきたりですが彼岸花です、満開とはいかないまでもなかなかいい具合に咲いています。沿道を彩る赤い風景の中にチラホラと見える白い彼岸花、自分(一人称)は明日香村で見たのが初めてだったが最近はいろいろな所で見かけるようになった。赤色でさえキチッと計ったようにこの時期に咲くのにそれに混ざって白色も、これもまた自然が為せる技なのか四季のある日本ならではの特権と言うか・・・いずれにしても普段に普通のことだが結構奇跡なことでもある、あ、「キセキ」は菊だったか。














場所は変わって桜井市に入って巻向界隈、この辺りでの見所と言うと巻向古墳群、邪馬台国があったとされる地でほぼ決まりと言った所なのですが、そんな人の思惑に左右される話は置いといて、JR万葉まほろば線の東側を通る山の辺の道へとやって来ました。ここで見たかったのは箸墓古墳と大和三山のコラボレーション、望遠機能で確保しておきたかったのですがそれが写真2枚目、一番手前にあるのが箸墓古墳、次が耳成山で一番奥が畝傍山、奥へ向かうにつれて緑色が薄くなっていく。この辺りでも彼岸花がきれいに咲いている、合わせてコスモスも、秋を代表する花だが時期的にはまだ早い感じなのか咲き具合は今一つ、彼岸花は来週あたりになるともっと咲くだろうしコスモスも10月になればあちらこちらで見頃となる。だんだん寒くなっていくが花を見るにはいい季節、またいろいろと走り回ってみたいと思っています・・・とこの頃はそう思っていたのだが、何だ!このところの雨の嫌がらせぶりは。先週の末から降り続いてこの日曜日には台風襲来とダメ押し、でも来週辺りは晴れそうなのでやっと走れそうな感じ、これからが秋本番と言ったところでしょうか、さあ、走るで~!!









山の辺の道は自転車では入って行けない所があるので、JR三輪駅周辺では町中の道を通り抜けて上の写真にある通りへとたどり着く。写真1枚目にある細い道が山の辺の道で、2枚目がその入口となる所、旧街道の雰囲気が漂う町並が軒を為す通りを進んで行くと、古代の市であった海柘榴市跡へとたどり着く。「海柘榴市」については以前にもここで取り上げたことがありますが、自分(一人称)のかじっただけの知識ではここが旧街道が交差していた所で、人々はその場所にあった市で買い物や娯楽を楽しんでいたと言うこと、まあ今で言うとイオンモールみたいなもんでしょうか。さて、走りの方はこの道を先へと進んで行って初瀬街道の宇陀ヶ辻へ、次回は桜井市にある旧街道を走ってみようと思っています、またお付き合い願えたらありがたいことです、今回はここまでとしておきましょう、サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ!!         まちみち