まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.254 各駅巡り・JR加古川線(谷川駅からスタート)

2015-09-17 10:03:31 | 鉄道
おはようございます。



各駅巡りの旅は昨日で近江鉄道が終わり、しかし間髪も入れずに次の路線の紹介を始めていくこととなります。今回からお送りすることになるのは兵庫県内を南北に走るJR加古川線、山間の町をスタートしてほぼ全区間を加古川に沿いながら走り、日本のへそとなる西脇市やその他の兵庫中部の町を通り抜けて、大河ドラマ主演女優を育んだ町へとたどり着く路線。走ったのは夏の甲子園も真っ盛りの暑い日、例によって違反にはなりますが、イヤホンを耳にさしての野球観戦しながらの走りです。では、行ってみることとしましょう。






スタートはJR福知山線の谷川駅、電車を下りるとそのホームの先の方に行き止まりとなった線路があり、そこがJR加古川線の電車が発着するホーム。1日10本にも満たない全列車が西脇市止まり、いかにもローカル線と言った感じの路線である。ここには去年も来ていて、その時は国鉄鍛冶屋線廃線巡りから姫路、明石へと走った。駅前で相棒を立ち上げていると、待合室のテレビからは『おはよう朝日です』のテーマ曲が聞こえてくる、自分(一人称)が休みだからと言っても今日は平日だったのを完全に忘れていた。







走り始めは谷川周辺の町並、さんなん街道と言う愛称がつけられている道、谷川交差点を過ぎると最初の駅久下村駅へとたどり着く。素朴な雰囲気の駅舎、もちろん無人駅なのでホームへと入ってみる。町中にある普通に見慣れている駅と比べると、この駅のホームは異様に感じるほどに短い、長い編成の列車が来ないからだろう。








久下村駅を後にして先へと走り始める、道は大きな工場の敷地内を通り抜けて県道139号線へと合流する。加古川に沿う道は少し上り坂となって、やがて西脇市の表示が立つ場所を通り過ぎる。川と線路に挟まれた道はその先で民家が立ち並ぶ所へと差し掛かる、旧街道らしい雰囲気を感じる町並、お盆で墓参りに向かう人たちの姿もちらほら。次の船町口駅はその町並に溶け込むような場所にあって、あわや通り過ぎてしまうところだった。駅舎は簡素な感じのいわゆるカプセル型駅舎、もちろん無人駅、そして久下村駅同様に短いホーム、まさしくローカル線の駅と言った感じだ。








道はこの先も線路沿いで少し薄暗い木々が覆いかぶさる所を走り抜けて、田園風景の中に集落が並ぶ所へとたどり着く。次の本黒田駅はその町並の外れた所にある無人駅、ここは2年前に子午線巡り西脇市編の時に来たことがある。ホームに入った所にかかっている看板にあるように、ここは黒田官兵衛生誕の地、駅周辺にはその所縁の観光地が点在している。大河ドラマ『軍師官兵衛』はもちろん見ていたが、何か全体を通して地味だったなあ、と言う印象しか残っていない、でもヒラパー兄さんは頑張ってましたね。
そしてこの駅で今日初めての加古川線を走る列車を見かける、車両は1両だが車内は結構人が乗っているようだった、本数が少ないからここで見る列車の姿は結構貴重なものかも。ところで自分(一人称)失礼ながら、西脇市駅から谷川駅までの区間は非電化だと思っていました、前にこの辺りを走った時も見ていた列車だが、架線がかかっているのを意識してなかったから、ずっとそれをディーゼル車両だと思い込んでいたのですね、僕としたことが・・・と言うことで、今回はここまでとしておきます。       まちみち