まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.940 岐阜の旅春編(1)・・・各駅巡り、名鉄各務ヶ原線&JR高山本線、その1

2018-05-31 08:44:57 | 鉄道
おはようございます。










GWに岐阜県内を走った話、今のところ一番新しい旅になるのですが今回からその記録をお送りしていこうと思います。ちょうど『半分、青い。』のこのシーン↓↓↓



の後、しかも自分(一人称)にとっては因縁のある五平餅・・・この話は以前にしています(No.928参照)、と言うことで岐阜へ行ってきたわけですが果たして五平餅を食べることはできたのでしょうか・・・。
JR岐阜駅までは奈良からずっと各駅停車、朝早い時間は快速運転していないから仕方ないが奈良を5時少し前に出発して岐阜到着が8時ちょっと前、3時間ずっと各駅停車と言うのも気が長い話だ。米原駅から乗車した特別快速は駅に停車するごとに乗客は多くなっていき、大垣駅手前では立ち客もたくさん、大垣を過ぎるとGWと言うのにラッシュ並みの混雑となった。岐阜駅は明るい雰囲気の高架駅、ここ3年続けて乗換えで利用しているが下りるのは初めて、階段を1階まで下りて駅の外へと出る、駅前では金ぴかの織田信長が目線のはるか上からお出迎え、やっと相棒と走れる時がやって来た。JR岐阜駅を出るとまだそれほど車の行き来が多くないバス通りを進んで行ってすぐに写真3枚目にある名鉄新岐阜駅、おっと~、今は名鉄岐阜駅なんだ、いつの間にか駅名が変わっていた、新名古屋も名鉄名古屋に変わっていたんだった。名古屋本線のホームと各務ヶ原仙のホームは別々の場所にあって連絡通路で結ばれている、少し先に曲がりこんだ踏切から各務ヶ原線のホームの様子を撮影する、本線のホームに比べると何かこじんまりとしている感じ、電車が停まっている横にチラッと線路が見えているが、その線路は以前に廃線巡りをしたことがある美濃町線の起点となっていた7番線の跡である。さて、岐阜の旅はこの先五平餅が食べられる所へと言うことで東へ向けて走ります、その味付けは名鉄各務ヶ原線とJR高山本線の両睨みの各駅巡りで進んで行くこととします。















線路沿いの道を進んでまずは田神駅、駅は町中に埋もれて一瞬見落としそうになるような場所にあった。駅の北側には山がありその頂上には岐阜城、望遠機能を利用すると肉眼でははっきりと見えない天守閣もくっきりと見える、子供の頃お城のプラモデルに凝っていていろいろ作ったことがあったが岐阜城は挫折した記憶がある。田神駅を後にして線路沿いの道を進んで行く、さっき岐阜駅に停まっていた電車が走り去って行った、あの形が名鉄の標準型だろうか、昔はもっと重量感のある電車が走っていたと思うが。
しばらく行った所で名鉄線は高架になってJR高山本線と交差、道は踏切になっていてちょうど列車が走り去って行った。そのすぐ先で高架線が国道156号線と交差する所にあるのが細畑駅、駅名表示が縦書きで「田」の字が重なっているので一瞬読みにくい感覚になってしまう。地上に下りて次の駅は切通駅、急行停車駅だと言うことだが2面2線のどこにでもある特にこれと言った特徴のない感じの駅、構造は上下線で駅舎、改札が分かれているが、各務ヶ原線はこの先この形の駅が多い。さあ、次の駅へと急ぎたいところだが、地図を見ると並行して走るJR高山線の最初の駅があるのでまずはそちらへと走ることに。この辺りは町の喧騒も落ち着いて田園風景が広がる所、その中を進んで高山線最初の駅、長森駅へとたどり着く、四角い簡単な造りの駅舎は筒抜け状態の無人駅、ホームは2面2線で向こう側には田園風景が広がっている、おやおや、ここからでも岐阜城が見えている、まさに岐阜のシンボルと言った感じで町を見守っているように存在している。










JR長森駅から南へ進むと今度は名鉄手力駅、ここも特にこれと言った感じの駅・・・と言うか名鉄線は以前にも各駅巡りをしているがこんな感じの駅ばかりだ。その割には大手私鉄らしく自動改札機は充実していてホームの様子は駅前の踏切からしかうかがうことができない、線路に入って写真を撮るわけにはいかないもんな、早見優みたいに怒られてしまう、ここは速やかに写真を撮って次の駅を目指す。次の高田橋駅は川の真横にあるからこの駅名なのか、寂しい場所にあるので乗降客数も少ないだろうなと思いwikiを見てみると案の定と言う感じだった。岐阜駅を出てからここまでほぼ名鉄各務ヶ原線に沿って走って来たが、川で道が途切れたのを機に川沿いに進んで最初の道へと入る、上の写真にあるように何かいい感じにうねっている道、地図で確認するとこの道が旧中山道らしい、ここは前に一度旧街道巡りで走ったことがあるがこの辺りはあまり印象に残っていない。加納宿を出てからはしばらく退屈な所が続くな~と思いながら走った記憶があるが、この先には旧街道の雰囲気が漂う町並も登録有形文化財もあることだし線路ともそれほど離れていないので、このまま旧中山道を進んで行くことにする。さて、そろそろ時間となったようです、この先も各駅巡りに街道巡り、登録有形文化財巡りもあって二兎追うどころか三兎も追っての旅となるのですが、いろいろと得ることができればと言ったところ、特に五平餅は得たいところなのですが・・・、次回も気楽にお越しくださいませ。             まちみち


No.939 今一番見たい女優、小松菜奈さん

2018-05-29 01:03:16 | 日記
おはようございます。


土曜日の夜はシネマサンシャイン大和郡山のレイトショーに行ってきました、見てきたのはこれ↓↓↓



と言うことで今回は1枠設けてこの映画のお話をしたいのですがその前に最近気になるこのニュース↓↓↓



についてちょっと語らせてください。


このニュースについてはもう世間では毎日いろいろなところで報じられています、悪質タックルの被害に遭った選手、被害を負わせた選手それぞれが痛みを被っているのに対し、日大側の監督、コーチ、その他いろいろな大人たちのあまりにも情けないと言うか腹出立しいほどの対応、もうその辺りは皆さんご存知のことだと思うしいろいろと思うことはあるでしょう。自分(一人称)が最初このニュースを見た時、そりゃああのタックルはないわ!と思った、こいつ何ちゅう奴や~とも思った、勝ちたいからにはここまでやるか~で一番最初に思い出したのがこれ↓↓↓



1992年夏の甲子園星稜vs明徳義塾の試合中に起こった出来事です、この時のタックルされた選手=松井秀喜、もちろん日大=明徳義塾になる、この時の明徳義塾、馬淵監督への批判も物凄いものだった。まあ今回のように被害を被った側がケガをしているわけではないから事情は異なるが、この場合は明徳義塾側が勝つために撮った作戦がこれで松井側がそれを生かしきれなくて敗れたと言うこと、結果がすべてと言うスポーツの一面を如実に表している出来事だと思った。でも今回の件はやっぱ違うね、この場面で起こった事よりも後から後から出てくる話があまりにもひどい、それが今に至っていると言う感じ、とにかく日大側のはっきりしない対応が火に油を注いでいると言うか・・・。もし日大の監督が篠竹監督のようにカリスマ性があって、これを勝つための作戦だと強気に頑なに貫き通していたら事態もこんなことには・・・いや、世間は誰かを悪者に仕立てたいもの、試合後のテープやこれまでのことが明らかになるにつれて状況は悪くなるばっかりか。
自分(一人称)は昔、関西のある大学に在籍していたことがあり、その縁でその大学のある施設でアルバイトをしていたことがあります、ちょうど今の『半分、青い。』のあの頃ですわ。年末になると別に自分たちの大学が出ているわけでもないのに話題は甲子園ボウル一色になり、事務員さんはどこかでチケットを手配してもらって甲子園まで観戦に行っていた。その頃の大学フッとボウルと言うと関東は日大、関西では関学と京大が凌ぎを削っていた時代、京大が強かった時代には東海と言う選手がいたのを憶えています。最近はあまり興味もなくなって見ていなかったのですが、昨年は久しぶりに日大が日本一になったと言うのは知っていました、さすが名門の力と言ったところでしたがその裏では今次々に明らかになっていく事実があったと言うのは残念なことだと思いました。これからのことを見据えてライバル校の選手をケガさせて潰しておけ、なんて指導者が絶対に言ってはいけない言葉だと思います、それを相手もやっているからとか平気で言ってしまうなんてなんて神経してんだろうな~この監督。それともうひとつ気になったのが被害を負った選手の父親が会見に出てきたこと、子供の喧嘩(と言うのとはレベルが違うが)に親が顔出しまでして出てきて、しかも最初は批判していた加害者選手を会見後は保護するような発言までして・・・この人大阪市議らしくて売名行為とか言われていたが次回の市議選には出馬しないとか、それでも十分スタンドプレーしてはります、子供(選手)は傷を負っても立派に振る舞っているのに大人と来たら・・・。あ、ちょっとと言いながら結構語ってしまいましたね、長くなるのは僕の悪い癖・・・。




タイトルは『恋は雨上がりのように』だが内容的には・・・あっ、ネタバレは極力しないように心掛けています・・・設定は17歳の女子高生が45歳のオッサンに恋をするというものですが、ベタベタなラブストーリーではなく「恋」は彼女の何かの言い訳になっているに過ぎません。その17歳の女の子を演じたのが小松菜奈さん、もうここでは何度も言っていますが『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』以来、自分(一人称)が一番見たい女優さんです、と言ってもこの前の『坂道のアポロン』は物語が期待外れで彼女の良さが生かしきれてなかった。前にwowowでやっていたドラマはこないだの再放送で全話録画して見たが、以前はきわもの女優なイメージで見ていた人も違った感覚で見ることができた、となると昨年NHKでやっていたこのドラマ↓↓↓



も再放送してほしいんだが今は無理だろうな、一番右の奴のせいで、『のだめカンタービレ』も逮捕者が出たりで再放送してくれないよな・・・って話が逸れてしまいましたが小松菜奈さん、今回の映画では前回の鬱憤を晴らすかのような生き生きした姿・・・とあくまでも自分(一人称)が思っているだけのことだが・・・を見せてくれました↓↓↓




この子って見た感じが爬虫類顔でそれほど美人とかかわいいとかってタイプではない感じなのだが何なんでしょうね~、不思議に魅せられてしまう。きっと目力が強いんだろうな~、ネットを見てると『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』でファンになった人が多いらしい、自分(一人称)もそのクチだが↓↓↓



こんな表情されたらそりゃあファンにもなっちゃいますよ。今回の映画では笑顔のシーンはそれほどなかったのだが17歳の女の子らしくツンツンしたキャラクターを演じていました、次の待機作は来年と言うことで、スクリーンでの再会をまた楽しみに待ちたいと思います、ドラマにももっと出てほしいよな~、何せ上野樹里が全然働かないので自分(一人称)が今見たい女優さんランキングはもうここ何週も1位を続けたまんまです。


そんな彼女に惚れられる羨ましい45歳の冴えないオッサンが大泉洋、ファミレスの店長と言うことで物語の序盤から周りからボロカスに言われるシーンもあったのですが、大泉洋もそこまで言われるほどのな人じゃないだけにちょっと気の毒な気分になってきました。でも17歳の女子高生に惚れられると言うのは反則やな~、それを拒否するのは大人の対応として良かったが彼にもいろいろと抱えている事情があり、彼女と接することでその重荷をひとつずつ下ろしていく様子が丁寧に描かれていたと思いました。物語がハッピーエンドか否かは人それぞれの考え方があると思いますが、ラストの小松菜奈の表情がそれを物語っていると言ってもいいでしょう、とってもいい表情でした。
さて、魅力ある主人公(2人)を支えているのが魅力ある脇役陣、ほとんどが若手俳優さんでしたがみんななかなかな頑張りを見せてくれていました。



今の朝ドラでユーコさんを演じている清野菜名が主人公の親友役、ただどう見ても17歳の高校生には見えませんでした、まあトットちゃんのイメージが大きいからかしら。ファミレスメンバーには磯村勇斗君、葉山奨之君、松本穂香さんと若手が揃いました、葉山君と松本さんは『青空エール』に出ていました、その時は金管と木管で反目し合う役でしたが、二人ともその時の真面目な役とは一変して今時の若い子と言った感じの役でした、そう言えば葉山君と大泉は『まれ』では親子やったわいねえ~。ライバル校の陸上選手で主人公の心を動かしていく女子高生を演じていたのが山本舞香さん、チョコチョコいろんなところで見かける彼女ですが、『江』では江の一番最初の娘、完が成長した姿で出てきたのが印象に残っています。そんな若手メンバー中心の物語をどこにでもチャチャ入れに出てくる濱田マリ、大泉つながりで戸次重幸、小松菜奈とはCMつながりで吉田羊と言ったベテラン陣がしっかりと支えてくれています。特にセンセーショナルな出来事が起こるわけでもなく、見終わった後はさわやかな気持ちにさせてくれる映画でした、まあ~大泉洋は羨ましい奴やなあ~と言うことで今回も時間となったようです。せやせや、予告編を見ていると『サニー』の日本版リメイクをやるみたいですね、主演は篠原涼子で若い頃を広瀬すずがやるらしいとか、韓国版は自分(一人称)が見た中では(wowowでですが)5本の指にも入る映画でした、日本版ではどのようになるのでしょうかねえ、見に行こうと思っているけど泣くかな~?と言うことで、次回も気楽にお越しくださいませ。          まちみち





No.938 木津川市加茂の町並

2018-05-26 11:30:55 | まち
おはようございます。












4月のGW前の日曜日、どこかへ走りに行こうと思いとりあえず国道24号線を北へと向けて進みました。国道24号線となると京都へと言うことになるが今回はちょっと違う所へでも行ってみようかと思い、木津駅前の交差点を右へと曲がりJR木津駅へとたどり着く。写真1枚目にあるホームの下にある所々赤煉瓦のアーチになっている自由通路を通って駅東口へと出ると、向こう側には小高い丘とそこに続く坂道が待ちかまえている。ちょっと急で長い坂道を上って行くと木津のニュータウンへと入って行くが、この辺りはまだ開発途中と言う感じで更地が多い、京都にも大阪にも奈良にも1時間以内に行ける所だからまだまだ人は増えていくだろう。その更地の中、整備された走りやすい道を進んで行くとJR大和路線に沿う道へと出る、自分(一人称)が走っている所は宅地造成中のニュータウン、線路の向こう側は山に近い所で昔からある民家が建ち並んでいてその風景は対照的だ。線路沿いの道を進んで行くと以前大仏鉄道遺構巡りで走ったことがある道へと出る、途中にある分岐点を左へと曲がって民家と田園風景の中を突き進んで行くと加茂の中心部に当たるJR加茂駅周辺へとたどり着く。












JR加茂駅は一応JR大和路線の終点となっている駅、大阪からやってきた電車はここまで、ここから先は非電化路線となり2面3線のホームには8両編成の快速電車と2両編成の青いディーゼル車両が並んで停まっている。関西本線は名古屋~湊町間で亀山~加茂間が非電化路線、山間部を走り急な峠越えもある難所だが、ここが電化されたら奈良から名古屋まで直通の電車も走ってもっと東が近くなる・・・ってやっぱこれは望んではならないことだろうな。JR西日本もこの線区はほったらかしにしているみたいだし。駅前のコンビニは加茂に寄った時の休憩ポイント、国道から離れているのでこの付近にはコンビニはここにしかないらしく、車は元よりバイク、自転車の人もたくさんこの店に寄って来る。コンビニ休憩後は駅前の古い町並が軒を連ねる道へと進んで行く、その途中には写真4枚目、5枚目にある昔よく見たことがある看板が並んでいる、こういった看板を見ると自然に写真に撮りたくなる、奈良でもまあまあ見ることができる看板もあるがやっぱり時代的な雰囲気を感じるものはいいですねえ、今後人はこういうものを昭和の遺産として残していくでしょうかねえ・・・










古い町並を抜けて府道へ出ると恭仁大橋で木津川を渡る、そのまま府道を真っ直ぐ行くと国道163号線に突き当たり恭仁京があった場所へと行くことができるが、ここは写真2枚目の奥の方にチラリと見えている右へと分かれている道へと入る。写真3枚目、「京都やましろ茶いくるライン」だって、まあ言ったもん勝ちみたいな名前つけているがそう言えばさっきからサイクリストをたくさん見かけていた、寒くも暑くもなくいい季節だからみんな走りたくなるなってくるのだろう。この辺りもベタな名前をつけてサイクリングをPRしているとのことだが、今は緑が眩しくて走りやすい地形なのでちょうどいい所なのかも知れない、お茶の産地については前にも何度かここでも触れたことがあるが京都南東部はまさにメッカとも言っていい所、JR関西本線にもお茶をPRする横山由依のラッピング列車が走っている、京都と奈良に挟まれてあまり知られてない所だがこれからはたくさんの人が訪れる場所となってくることだろう。さて、走りの方はこの後国道163号線を進んで笠置方面へ、走りやすい地形と言ってもだんだんそうも言えなくなる所へと差し掛かって行く、その模様はまたの機会としておきましょう、そろそろ時間となったようです、次回も気楽にお越しくださいませ。          まちみち


No.937 しまなみの旅冬編(5)・・・大三島

2018-05-23 02:08:26 | 瀬戸内
おはようございます。













今回のしまなみの旅冬編ははっきりしない空模様の下、岩城島からフェリーで生口島に渡ったところから始まります。ほんの数分の船旅で生口島洲江港に到着、ここには2ヶ月前に来たんだった、その時にはここからさっきまでいた岩城島の風景を見たんだった、今回は雨のせいで島も煙ったようにしか見えない、つくづくこの天気は残念だが雨が降ってないだけまだましか。旅に入ってからは天気を確認するのはやめたからこの先どうなるかは分からないが、今は降りそうで降らない曇り空に何とかこのままもってくれと祈るばかり、2か月前と同じように今回も生口島は南周りで進んで行くことにする。
この辺りは特に見所があるわけではないが瀬戸の島の美しさを広く臨める所、分厚い雲に覆われて島は霞んでしか見えないが、自分(一人称)が走っている辺りは少し陽が差してきた、これは行く先明るい希望も見えてきたと言うことか。生口島の一番南に当たる部分を回り込むと目の前に多々羅大橋が見えてきた、世界一は他の国に譲ったもののできた当時は世界一の斜張橋と言われていた、その美しさ、威圧感はその当時から変わらない。橋の入口からはカーブが連続する上り坂、2か月前に走った時はたくさんのサイクリストがこの道を駆け抜けていたが今は自分(一人称)だけしか走っていない、まあ大晦日だから仕方ないか、みんながせせこまと年越しの用意をしている時に何をしてるんや・・・とも言われそうだが。












多々羅大橋については前回も触れているので今回はサクッと過ぎることとしましょう、雲の合間から陽が差し込んで来て海がキラキラと輝いている、よし!、明るい兆しが差し込んできた、晴れは望めなくてもこの先は何とか雨に合わないで行きたいところ、その希望がますます現実を帯びてきた。大三島は前回折り返した所、今回はしまなみ海道コースを行くわけだが次の大三島橋までは約5キロと言うことで、島の東側の海沿いをほんの少し走るだけで島巡りはほとんどできない。まあ大三島についてはこれまで何度か訪れていて外周コースも内陸コースも走っているので、今回は道草はしないで素直に大三島橋へと向かう。進行方向左手側に見える海、向こう側に見えるのはこの次に寄ることになる伯方島にさっきの岩城島を含む芸予諸島、大急ぎでここまで来てから言うのも何だが、時間があればもっとゆっくり船旅を交えていろいろな島を巡りたかった、まあ今回も日帰りだから駆足になるのは仕方ないところ、でも日帰りで四国、愛媛県に入ると言うのも何とももったいないと言うか贅沢と言うか・・・。な~んて思いながら走っていたが、またまた空模様が怪しくなってきた、そんなにうまく行かないのは分かっていることだが、神も仏も信じない自分(一人称)のことだからこの先も待ち受ける現実を受け止めて行くしかない、ネタバレはできないがこの先は波乱万丈の展開が待ち受けています。










ここまで走ってきた国道317号線はこの先しまなみ海道の自動車道に引き継がれて一足先に伯方島へと渡ってしまうので国道は橋の入口の手前で途切れてしまう。しまなみ海道ができた当初は大三島橋への登り口は狭い上りの山道と言う感じで何かおっかない感じだったが、今はきれいに整備されて上りは急でカーブ続きだが見通しの明るい所を通って行けるようになった。ここで自転車でしまなみ海道を巡っているのであろう家族連れを見かけた、自分(一人称)と同じでこんな年末の押し迫った時に何してんですか~と言ったところだが、やっと仲間を見つけたと言う気もして一生懸命上って行く子供には声にならない声で「頑張れ」と言ってあげた。そんなわけでこちらも結構苦労しながらやっとのことで大三島橋へとたどり着いた、横を車が通る橋だが歩道は広く走りやすい・・・と思ったら大間違い、島と島の間の狭くその水の通りとなる所を「瀬戸」と呼ばれているが、ここはその距離がやけに狭く風の通りが橋に集中してきて寒くて寒くて仕方ない、止まって写真を撮ろうとすると風で吹き飛ばされそうになってしまう。橋を渡り終えると伯方島、旅も中盤に差し掛かってきたところだがここからが山場と言ってもいいくらい、そんな上下変動の激しい旅の模様はまた次回のお伝えとなります、さあ、今回も時間となったようです、次回も気楽にお越しくださいませ。          まちみち




No.936 県ではなく町としての「兵庫」

2018-05-21 08:49:54 | まち
おはようございます。









正月2日に神戸まで走った記録をお送りしていますが今回はその最終回、前回は寒くてもたくさんの人で賑わう神戸港を走り抜けました、今回はその続き、久しぶりに兵庫の方へと行ってみることとします。「兵庫」と言うと県名なのは百も承知のこと、今回訪れる所はただ自分(一人称)が勝手に兵庫と呼んでいるだけです、まあJR兵庫駅に近いからそう言っているだけですが。と言うことでまず神戸港から地下鉄海岸線に沿う道を走って和田岬へ、鉄道ファンにとっては和田岬駅、幕末ファンにとっては神戸海軍操練所・・・と言ってしまうと「こいつアホや」との声が聞こえてきそう。和田岬にあったのは砲台で操練所は神戸港の方にあるとのこと、どちらも勝海舟が関わっているので砲台といっしょの場所にあるもんだと漠然に思っておりました、まあ思い込みだけでものを言うととんでもないことになってしまうと言うことです。そんなわけで和田岬駅へとやって来ました、和田岬線(正確には山陽本線支線)は都心からわずか少し離れた所を通っていると言っても1日に数本、しかも朝夕にしか電車が走らない路線、ひと駅だけのシャトル区間だが工場が多く電車が動いている時は乗客は結構乗っている密度が濃い路線と言うことで、通勤路線とローカル線が同居していると言ったところである。ホームは写真からも分かるように表の道から地続きで入れるようになっていて駅舎も改札もない、1本のホームに1本の線路がその先で途切れる形になっているのは終着駅によくあるちょっと淋しい風景である。



















和田岬駅から入り組んだ道へと入って行くと写真1枚目、2枚目にある運河に突き当たりその川を跨ぐ橋を渡る、この橋が清盛橋、これを渡り終えた所にあるのが清盛塚である。清盛とはもちろん平清盛のこと、大河ドラマでは松山ケンイチが演じていましたねえ、「遊びを~せんとや~生まれ~けむ~♪」から始まるオープニングテーマが印象に残っています、このドラマ視聴率が悪かったとのことだが自分(一人称)は毎週楽しみに見てましたよ。大河と言えば『西郷どん』先週から奄美編になって二階堂ふみが出ています、自分(一人称)は昨年頃から彼女には注目していたのですが民放のドラマではその良さが生かされなかったが、今回の大河ではやっと自分(一人称)が見たかった二階堂ふみと言った感じで奄美の女性を魅力的に演じています・・・って話が逸れてしまいましたねえ、何の話してたんだっけ、平清盛か、視聴率悪かったんだよねえ。多分平清盛にあるダーティーなイメージとかアンチヒーロー的な部分がとっつきにくかったのかも知れない、物語の後半は血生臭い展開ばっかりだし最後は平家は滅びてしまうわけですからね。
清盛塚から東へ行ったすぐの所にあるのが大輪田橋、字は「大輪田」だが地域的にはさっきの和田岬と通じていることは明らかだ。しかしここは橋を渡らずに運河を沿って行くことに、その途中に兵庫城=最初の兵庫県庁があったと言う碑が立っている、「兵庫」とはその字面から「兵」=武器の「庫」=くら、収めて置く所とうかがえる、と言うことはここが兵庫県の原点となる所なのか。ここから入り組んだ道を入って行くと大仏様が鎮座している寺院があり、もう少し進むと写真下3枚にある交差点へとたどり着く。十字になって交わっている道のうち北から来て90度直角に西へと曲がる経路が旧山陽道(西国街道)に当たる、その一角には小さな道標が埋もれるようにあり「和田」と彫られた文字が確認できる。元は海だった所を平清盛は船を沈めて埋め立てて土地を広げそこに都を置いた、それはもう1000年も前の話、その場所に旧街道が通り兵庫の原点となる中心地となった。貿易で栄え外国人が多くやって来て栄えた神戸界隈と違って、この辺りには日本人が作り上げてきた文化が息づいている、自分(一人称)がなぜこの辺りを兵庫と呼びたくなるのか理解してもらえたでしょうか・・・







さあ、奈良へ帰ろう、と言うことでJR兵庫駅へ、しかしここはやっぱり早く、少ない乗換えで帰りたいと言うことで神戸高速の新開地駅へ、ただ地下駅となると相棒君をたたむ場所がないので駅の入口から少し離れた公園でたたむことに。ホームに下りると阪急電車が停まっていた、まあいつも言うことですが阪急電車はきれいやねえ、地下駅だから少しくすんでいるとは言え単一色の車体は落ち着いた雰囲気を与えてくれる、一種のアロマみたいなものですな。阪急電車が発車していくとやって来たのはこれから三宮まで乗る阪神電車、こちらは派手な色合いと阪急にあるような重厚とは程遠い軽~いイメージ、まあ庶民的と言うか親しみやすいと言うか、そっちの方が自分(一人称)にお似合いと言うか・・・と言うことで今回も時間となったようです、次回も気楽にお越しくださいませ。          まちみち