まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.708 奈良交通112番系統・浄瑠璃寺行急行バス

2017-04-04 09:32:42 | バス
おはようございます。












京都府の一番南に位置する木津川市には当尾の里と言う、まさに里山と言った風景が繰り広げられている所があります。観光区域としてはむしろ奈良の観光地と言った感じで加茂三塔と呼ばれる塔のある寺院が点在していて、その中のひとつ、浄瑠璃寺まではJR奈良駅から急行バスがデータイムに1時間に1本運行されています。今回はそのバスが走るルートをたどって浄瑠璃寺まで走ってみようと思います。
スタートはJR奈良駅西口、写真1枚目のバスが並んでいる一番右のバスが浄瑠璃寺行の急行バス、奈良ではあまり見かけなくなった急行バスがこのルートで観光用に復活しました。バスはまず大宮通りに入り近鉄奈良駅前でやすらぎの道へと入る、やがて佐保山へと入る上りへと差し掛かり上り着いた所で出くわすのが写真2枚目、3枚目にある奈良テレビの社屋、大阪より早く『ローカル路線バス乗継の旅』を放送してくれる良心的なテレビ局、録画中継のプロ野球の試合を途中で打ち切っていた体たらくぶりももう懐かしい思い出です。そのすぐ先にある写真4枚目、5枚目、柵に覆われているのが元はドリームランドの入口だった所、遊園地の跡地はここから坂を進んで行った所にあったが、朽ち果てた荒地は未だにほったらかされたままになっている。急行バスはこの区間はずっとノンストップで駆け抜けて、大仏鉄道の遺構巡りでも紹介したことがある場所を通り過ぎて京都府との境界へと差し掛かって行く。











京都府に入ると進行方向左手側に写真1枚目、2枚目にある変な建物が見えてくる、何か例えようのない感じの建物です、そのすぐ先で近鉄奈良駅を出て次の停車となる木津南ソレイユバス停へとたどり着く。ここからは梅美台のニュータウンに入って行くが、この辺りのニュータウン、もう何年もなかなか拓けない感じがしてならない、やはりいろいろと厳しい時代とでも言ったところか。そのニュータウンを抜けると打って変わっての山里の風景の中へと入って行き、道は緩やかな上りへと差し掛かって行く。写真6枚目、海住山寺は以前にここでも紹介しました、その手前にあるちょっと粗末な案内は大仏鉄道遺構巡りの大事な道標となる表示、加茂界隈ではこの道標を多く見かけるが、ここの道標では浄瑠璃寺まで約3キロとある。3キロとなるとものの15分もあれば行ける所、その入口となる分岐点にあるのが最後の写真にある浄瑠璃寺口バス停、ここが次の停車となる所、ここから別れる道を進んで行くとまず今回の最初の目的地である浄瑠璃寺へと行ける、空模様は芳しくないがここは意気揚々と行ってみることとしましょう。














のどかな山里の風景、時折陽も差し込んで来て気持ちもはやってくるところ、もう残りは2キロ切ったかな、と思ったらここからが厳しい上り坂となる所。急行バスの最後の停車となる西小バス停を過ぎると山の中に入って行って坂道は急になってペースは一気に落ちてしまう、上り坂はカーブの繰り返しなので遠心力で助けられる部分はあるが、それでもここはとんでもない試練と言った感じである。坂の途中には上の写真にあるようにお地蔵様や石仏を見かけるが、当尾の里と言えば石仏群で有名な所、もちろん今回はそう言った場所も巡っているので、また別の機会に紹介していきたいと思っています。とにかくさっきまでの快調なペースが一気にダウンしてしまう上り坂、そこをせっせせっせと上って行くとやっとのことで集落のある場所に出て急行バスの終点浄瑠璃寺バス停へと到着する。最後の2枚の写真は浄瑠璃寺へと至る参道の風景、素朴な感じのお土産屋さんがいかにも静かな山里の中にある観光地と言う風景を表している。さて、ここからは浄瑠璃寺、石仏巡り、岩船寺と巡って行くことになるのですがあまりにもお天気が心配と言ったところ、ポツポツと雨も降りだしてきている、今回の走り、この先どうなることやら、またまた続くと言うことで次回もお付き合いよろしくお願いします。        まちみち


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1 コメント

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浄瑠璃寺  (もののはじめのiina)
2019-08-10 09:10:34
浄瑠璃寺の浄土式庭園が貴重でした。^^

春秋の彼岸の日には、東の薬師瑠璃光如来を顕す三重塔の真上から陽が昇り、九体の阿弥陀如来の中央の真上に陽が沈むように境内全体が極楽浄土を構成しているのだそうです。

山門前のお店には、古米の赤飯を売っていました。

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