まちみちふうけい

四角い枠に切り取られた風景は一瞬のもの、そんな一瞬を追い求めてこれからも相棒と走り続ける・・・

No.1199 環濠集落と彼岸花

2019-09-30 10:09:17 | 
おはようございます。













GWの旅の話もまだ途中だと言うのに今回は撮って出し、シーズン物はできるだけ早い方がと言うのを基本にやっているのですが、放っておくと1ヶ月も2ヶ月も寝かせてしまうことになるので早速お送りしていくこととします。昨日(29日)は近場に彼岸花を撮りに行ってきました、彼岸花に関してはこの前の連休に明日香村へも行ってきましたが、そちらの方もできるだけ早くのお伝えをと考えております。と言うことで今回走って来たのは、まず上に並べた写真は西ノ京、唐招提寺付近の小さな川の沿いには赤い彼岸花に交じって白い花も見ることができました。

























近場で彼岸花の見所と言えば大和郡山市の稗田環濠集落、とまあここは自分(一人称)が勝手にそう決めただけなんですけど。集落の外れには田んぼが広がり、その畦道沿いにはたくさんと言うわけではないですが彼岸花がズラリと並んで咲いています、地味ながらもなかなかいい雰囲気が漂う風景です。おやおや、赤い花に蝶が羽根をパタパタとさせて止まっています、蜜を吸っているのでしょうか、でも彼岸花には毒があるんやなかったかな、蝶は大丈夫なんでしょうか・・・。昨年もそうでしたが今年も彼岸花のシーズンはちょっと遅れている感じ、いつもなら秋分の日を囲むお彼岸の頃なのだが、その時にはこの辺りではまだチラホラとしか見ることがなかった。前に行ってきた明日香村も彼岸花祭りが行われていた時でしたが・・・この話はまた別の機会にしておきましょうか。











環濠集落とはいわば庶民が住んでいるお城みたいな所、戦国時代に防御を目的として造られたものだと言うがもちろん現在はのどかで静かな雰囲気が漂っている。大和郡山にはこのような環濠集落がいくつかあるが、どこも大和郡山城に近い所で戦国時代には戦乱を免れなかった場所だったのだろう、お濠に囲まれた町並は旧街道の風景を思わせ、狭い範囲に住居が密集して建ち並んでいる、その中を通る道は狭くて車がギリギリ通れるくらい。その集落の中を通り過ぎるとわずかな時間でさっき彼岸花を撮った場所へと出る、自分(一人称)だけの隠れた彼岸花の名所と言った感じの風景をお送りさせていただきました、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち




No.1198 夏の正暦寺

2019-09-29 21:11:40 | ふうけい
おはようございます。












山の辺の道の北部部分、奈良市編については、その道中の正暦寺へと走った話については別枠でのお伝えと考えていましたが、今回はその部分についての話をお送りしていこうと思います。正暦寺は奈良盆地の東部、奈良市の平野部から外れた山の中にあります、寺院に向かう道は一本道、その入口となるのが写真2枚目にある交差点、右に曲がると名阪国道へ、以前奈良市のコミュニティバス路線巡りで走ったことがありました。真っ直ぐに伸びる道が正暦寺へと向かう道、柳茶屋バス停が一応の最寄りとなるが寺院までは約2キロ、ほとんどが上り坂の道を走ることになるがその話は次のゾーンで。この交差点の一角には一番下の写真を見ても分かるように白い時計台が立っている、自分(一人称)が初めて正暦寺に行ったのが小学校3年か4年の遠足で、その時にはもうこの場所に立っていた、それからも何度もこの交差点を通りかかっているがこの時計台はずっと変わらない姿で立ち続けている。












正暦寺へと向かう道はまずは緩やかな上り坂で田園風景の中を進んで行く、走ったのは7月の半ば、普段なら梅雨明け間近でそろそろ夏本番を待つだけと言う頃なのだが、今年は梅雨入りが遅かった分抜けるのも遅れているみたいで、空は雲に覆われて空気がよどんでいる感じでムシムシして仕方がない。道のりも半分に差し掛かった辺り、ここまではずっとダラダラと上りが続いていたが、写真6枚目の道標が立つ所からはその上りもより急になって来て山へと入って行く。ここまでこの道とつかず離れずな感じで沿ってきたのが菩提仙川、大和郡山市で佐保川から分かれて天理市・・・自分(一人称)が天理に住んでいる時はこの川が一番近くに流れていた・・・を経て奈良市の山間部へと入って行って、この先は正暦寺までずっと横を沿って流れて行く。その菩提仙川の向こう側にはわずかばかりの集落が見える、多分ここが集落の上限だろう、この先はもう深い山の中に入って行く、いよいよ目指す寺院が近づいてきたと言ったところである。





















と言うことでこのゾーンでは正暦寺付近の風景の写真をズラリと並べました。入口にあるお地蔵様、「日本清酒発祥の地」の碑、随分と小さくなった菩提仙川、駐車場に相棒君を置いて先の上り坂は徒歩で進んで行く。小学校の頃に遠足で初めて来て、その後も何度か来たことがある寺院、上り坂を進んで行くと急な石段があり、そこを上って行くと本堂や鐘楼がある場所にたどり着く。山間部にある寺院はまるで人里とは隔絶された鄙びた存在かのように、静かな雰囲気で穏やかな時間を過ごしている・・・と言うのはもう結構以前のこと。秋の紅葉シーズンになると臨時バスが走りたくさんの人が訪れる、本堂へと至る石段から先は有料となってしまった、でも今はオフシーズン、久しぶりにあの頃の寺院の雰囲気を味わえるだろうか、と進んで行くと石段の前には柵が張られていて本堂へは行くことができなくなっていた。久しぶりに来たのに寺院を見ることもできずに帰らなければならないのは・・・ちなみに3年ほど前の紅葉の季節にも来たことがあったがその時は寺院が有料になっていたので入らずに引き返した・・・いかにも無念、これも時代の流れなのかな、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち



No.1197 菊の季節に「朝顔」が満開

2019-09-25 11:13:34 | 日記
おはようございます。


何やら競馬の有名な実況のタイトルで始まりましたが、満開になったのはもちろん花の朝顔ではありません、こちらの方↓↓↓



上野樹里さん演じる朝顔先生、好評のうちに先日最終回が終わりました。上野樹里さんにとっては昨年のドラマ『グッドドクター』以来の連ドラ、『アリスの棘』以来5年ぶりの主演ドラマ、月9となると『のだめカンタービレ』以来13年ぶりの主演ドラマでした、『のだめ』からもう13年か~、そりゃあ歳もとるわけだな。実は自分(一人称)はこの人はもうドラマの主演はやらないと思っていた・・・映画はまだまだ続けてほしいところだがこちらの方がご無沙汰になっている・・・、結婚以降は仕事もセーブ気味だし、『グッドドクター』や映画『青空エール』のように若い役者さんをサポートする立場でやって行くのかな、と思ったら↓↓↓



いろいろな修飾詞が躍る紙面ですがこの記事には正直驚いた、それも月9だよ、主演だよ、30代の女優さんで主演張ると言ったらだいたい人気先行タイプの人ばかりと言うイメージだったから、そのカテゴリーの中にまだ上野樹里はいるのかな、と言ったところだったがその考えはちょっと違っていた、そこにはあるキーパーソンがいるのですが、その話はもうちょっとだけ先のこととして・・・



『監察医朝顔』、『静かなるドン』でお馴染みの漫画サンデーで連載されていたと言うから大人向けか、原作の朝顔先生は樹里さんとはちょっと違う感じだがテーマは重そう、ただ月9となるとやっぱりブランドがある感じで構えが違ってしまいますね。このところは路線変更で復活気味も一時は人気凋落もいいところと言った感じ、『海月姫』は面白かったんやけどねえ・・・と言うことで見る方も結構プレッシャーはあったんですよ、もし視聴率が悪かったらまた何を言われるやらとか、それこそ上野樹里にまつわる呪いの言葉、「なにをやっても・・・」とか。






まあこの人の一番得意なのはむしろ静かで抑えた演技、『のだめ』はあくまでも原作を基にして彼女の仕事の部分で築かれたキャラですから、その実力は第1話から十分に発揮してくれました。ドラマは好評で視聴率も良好と滑り出しは良かったところに、放火事件で第3話が延期されると言う不運な出来事、大河『江』が震災で1回中止になったこともあったし、この人にはどうも不運がつきまとっている感じです。その震災がドラマのテーマになっていて、その出来事が朝顔先生に暗い影を落とします、そんな彼女を時任三郎演じる父親、風間俊介演じる彼氏→夫の桑原君、どちらかと言うと地味な顔ぶれの揃いの感じの法医のメンバーがサポートしていきます。そんな中でも一番朝顔先生を信頼していたのが山口智子演じる茶子先生↓↓↓




抑えた口調で法医のメンバーにも常に敬語、オフになるとぶっ飛んだキャラに変わって旅に出て行く、朝顔先生がスランプに陥った時には厳しい態度も・・・山口智子が本当に光ってたんだよなあ。ネットでは『ロンバケ』の頃から変わってないとか朝ドラと同じキャラだとか、やっぱりいろいろと言われる人やな~とは思いましたが・・・そう言えばドラマ『BG』では木村拓哉と元夫婦の設定でしたね、あれは嬉しいと言うか懐かしかったなあ、そうか、瀬名と南はあの後離婚したんや~なんてね・・・自分は前に出ることなく朝顔先生=上野樹里をサポートする姿が好感が持てました。長い休みの後で時代も変わってあの人は今、と言う感じで見る人もいるようですがやっぱり存在感は昔とは変わらない、今の朝ドラでもそんな感じですしね、いずれは上野樹里さんもこんな感じで存在感を保ちながらも若い役者さんをサポートするような役者さんとして健在していってほしいところです。







第5話では朝顔先生は桑原君と結婚、お父さんとは同居で子供も生まれて5年後へ、何かいきなりと言う感じでしたがそれでも順調に仕事をこなしていく、解剖前には魂の亡くなった遺体に

「教えてください、お願いします」

と声をかけその人がなぜ死ななければならなかったのか、その原因に向き合っていく、ドラマの展開にはサスペンスの要素はほとんどなく解決までは淡々と進んで行く。毎回最後には書類の死因の欄の番号に〇をつける、しかし朝顔先生が一番印をつけたくない不詳の死の番号をつけなければならない無念の回もあった。友人の奥さんの突然の死にメスが握れなくなりスランプに陥ってしまうこともあった、信頼できる仲間に正直に「助けてください」と言うシーンには主人公は決して強くなくてはならない姿を見せなくてもいい、ちょっと人間味あふれる場面に感じました。一方では震災でそれぞれに傷を負っている人たちの姿も、8年以上経った今でも忘れることができない記憶、監察医として強い部分を見せていた朝顔先生も私服では弱さの部分が対照的な感じで描かれていました。最後は家族で東北の亡くなった・・・手袋が出てきた時点で気持ちに踏ん切りがついたと思う・・・母親の実家に赴く、第1話ではホームから動くことができなかった朝顔先生が最終回ではそのトラウマを乗り越えてホームから歩み始めました。でも大じいじは亡くなった娘=朝顔先生の母親の幻影が見えて、我に返った時には号泣してしまう、胸が痛くなるシーンでした、震災に遭われた方にとってはその思いは余程あるのだろうと思いました。






ドラマには派手な演出もウケ狙いもサスペンスの要素もなく、淡々とではあるがひとつひとつのシーンが丁寧に作りこまれている感じがしました。ドラマが好評な頃によくネットで出ていた記事が、このドラマの主演に上野樹里さんを起用して、上野樹里ありきでこのドラマを企画した女性プロデューサー、先の方で書いたキーパーソンとなる人で、若い方なのですが『グッドドクター』からのつながりだと言うことです。30代の女優さんと言うと長澤まさみやその他にもいろいろな女優さんがいるわけですが、決して人気が先行するタイプではない女優さんを起用することで、それも注目度が大きい時間帯のドラマでプレッシャーもあったでしょが、まずは大成功だったと思います。自分(一人称)も長く月9を見てきましたが、昔の「月9」のブランドが今は色褪せてしまったのは確かなこと、見る人の年齢層も変わり時代も変わってきたからでしょう、それこそ山口智子が闊歩していた時代は終わってしまったと言うこと、それでもこの時間に帰って来て昔と変わらない魅力を十分に発揮してくれました。上野樹里さんも13年ぶり、あの頃は視聴率20パーセントが当たり前の時代だったわけですが今ではその半分も獲れない時代、そんな時代に帰って来て「のだめ」と変わらないほどの印象を残してくれました。またしばらくは消えるんだろうな~、ドラマでは母親やってたからそろそろ子どもが、ともなりそう、あの姑さんもうるさく言ってそうな感じだし。でもこのドラマ、続編はいらないな、やるなら映画化で、それよりも樹里チャン、久しぶりにスクリーンに帰って来てくれないかな~、お金を出して見たい女優さんの本領発揮、いずれまた見せてほしいところです。ああ~、この人の話となるとやっぱり長くなってしまうなあ~、何しろ『てるてる家族』でこれは凄い子が出てきたなあ~と思わされてからもう16年かあ、ずっと見てきたからねえ~。まあ強烈な印象を残してまたしばらくはお休みすると言うのがこの人のスタンスみたいだから、次回作を首を長~くして待つことと・・・って思ったらまだ来週、特別編があるんだった、この辺りは調子に乗るフジテレビらしいですねえ、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。           まちみち




No.1196 お地蔵様で町巡り・ならまち、高畑界隈

2019-09-24 08:08:50 | みち
おはようございます。












チョイ走りもいろいろと目的を持って走りたいと思ってこれまで登録有形文化財、万葉歌碑、古墳などを巡ってきましたが、今回から始めるシリーズもその一環、この夏からはお地蔵様を巡って近場、たまにはちょっと遠くを走りました。お地蔵様で町巡りシリーズ、第1回目となる今回はならまち界隈を・・・とその前に「お地蔵様」とは何なのか?と思ってとりあえずいつもの頼みのwikiを見てみたのですがちょっと何言ってんのかよく分からない状態、とりあえず道行く人の守り神、子供たちの守り神とでもして・・・いやいや、お地蔵様は仏様やのに神はおかしいか、まあここは守り人としておきましょう。











JR京終駅付近から上ツ道へ、ならまちと言うと古い町並だからお地蔵様も多いだろうと巡ってみたが、案外と言った感じであまり見かけない、街角に小さく佇んでいると言うことで見逃してしまっているのかも、と思い下をうつむいて進んでいると危ない。よく見かけるのは写真4枚目、5枚目にあるようにお堂にこもっているパターン、雨風をよけるように守られているが格子の戸がかかっているとそのお姿をうかがうことができない。これまでは何気なく見過ごしてきた大小様々なお堂、○○地蔵尊として祀られているものも再発見と言う感じで探してみると街角のあちらこちらで見かけることができるが、やっぱりこちらとしてはそのお顔を拝んでみたいのが正直なところ、この先たくさんのお地蔵様を巡って行くことになりますが、その表情もいろいろとあってなかなか面白いものです。さて、写真下から2枚目にある小さなお堂にこもっているお地蔵様、その後ろには何か文字が書かれたお札が掲げられている、そこには↓↓↓

「オン カカカ ビサンマエイ ソワカ」

何なんでしょうねえ、この呪文めいた言葉は・・・と言うことで調べてみるとこれは地蔵菩薩の真言とのことです。真言とは「仏の真実の言葉、秘密の言葉」・・・って言っても何が何やら、要は一般に知られている仏様にはそれぞれ呪文めいた言葉と意味を持っていることですが、まあ細かいことは置いといてお地蔵様巡り、続けて行きましょう。


















京終駅付近、ならまちと来てこのゾーンでは主に高畑界隈にあるお地蔵様たち、お堂にこもっているのもあれば野ざらしになっているものもあり、2体のお地蔵様が並んでいるものもあればみんなで団体さんで並んでいるものもあります。小さなお地蔵様となるとお顔も表情も分からなくなってしまっているが、きっと穏やかな笑みを浮かべて道行く人々を見守ってくれていることでしょう。真ん中辺りの写真には大きなお地蔵様が6体、3体ずつが直角になって立っている風景が見られます、よく墓地や霊園に行くと6体の大きなお地蔵様が並んでいるのを見かけることがあると思いますが、これはそれぞれのお地蔵様が六道・・・地獄道、餓鬼道、畜生道、修羅道、人道、天道・・・の救いの役目を担っていると言うことらしいです。人々の身近にあって地味で大小様々なお地蔵様ですが、お堂で雨風から救ってもらったりお供えをもらったり涎掛け・・・これが何でかはまたいずれと言うことで調べておきます、多分浅く軽くの説明しかできないと思いますが・・・をかけてもらったりと人々からは癒しのお返しも。そんな優しそうなお姿をこれからもいろいろな場所で追いかけて行きたいと思っております、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。            まちみち

No.1195 浜名湖の旅(4)・・・各駅巡り、天竜浜名湖鉄道線、その4

2019-09-20 10:15:32 | 旅行記
おはようございます。


















浜名湖の旅は天竜浜名湖鉄道線各駅巡りも中盤戦、前回は金指駅までやって来ました、早速続きを行ってみることとしましょう。金指駅を出てもまだまだ国道362号線、やがて町並は途絶え山と川と線路が沿う道となって先へと進んで行く、いい天気に車も少なくここはまさに快走路、テンションの高い走りはまだまだ続きそう。山間部を抜けると展望が開けずっと横を沿っていた線路にホームが見えてきてやがて次の常葉大学前駅へとたどり着く、田園風景の中にホームは1本だけ、大学前とは言っても当の大学はと言うと・・・ホームからは見えるが結構離れた所にある、これは利用する人いるんかいな・・・と思ってwikiを見てみると乗降客数の表にはあまりにも寂しい数字が並んでいる。。前に太川蛭子の旅番組で天浜線をやっていた時にこの駅で下車していたが、利用する学生さんはいたものの学生さんの多くは浜松までの送迎バスを利用していた、確かに鉄道の方は浜松に行くのはちょっと不便そうですからねえ。更に国道362号線を進んで行って町中へと入って次の都田駅、趣のある駅舎はカフェを併設していてちょっと派手な装い、無人の改札を抜けるとホームは1本だけ、と思ったら向こう側には草に覆われた線路とホーム、元は2面2線の駅だったが今の運行形態では1本だけで十分と言うことだろう。そのホームにレトロな装いのディーゼル車両が入ってきた、さっき浜名湖佐久米駅で見た車両だ、その時は新所原駅方面へと走って行った車両が折り返してきてこの駅での再会となった、GW休日のど真ん中と言うことで車内も満員のよう、皆ローカル線の旅を楽しんでいるのだろう。














都田駅を後に次の駅へと向かうわけだがここで問題が、その次の駅は国道から離れていてそちらへと向かうと大きく迂回する形になり時間をロスしてしまう。しかもここからは山越えも控えている、ここは泣く泣く次の駅、フルーツパーク駅はあきらめて国道362号線を進んで行くことにする、案の定道は上り坂となって快適な走りもここでペースダウン、しかも空腹も襲ってきたので坂を上り詰めた所のコンビニで朝食休憩・・・こんな時間でやっと朝ご飯か・・・をとることに。高台になっているこの辺りはこれまで走って来たローカル色が濃い町並や湖、田園風景とは打って変わって、工場や研究所が多く都田テクノポリスと言う名の地域となっている、国道を更に進んで行くと急坂の下りとなりまた落ち着いた感じの町並へと差し掛かって行く。都田駅からは次の次の駅となる宮口駅へと到着、ここも趣のあるいい感じの駅舎、無人の改札を抜けると2面2線のホーム、向こう側に渡るにはホームの真ん中にある石段を下りて線路をまたいで行かなければならなくなっている、この辺りはいかにもローカル線の駅っぽい。












相変わらず国道362号線を進んで途中で町中を縫うような道を入って行くと岩水寺駅、住宅地の真ん中にある駅は駅舎はなくホーム1本だけ、まるで粗末に野ざらしにされている感じの駅だがホームに入ると駅名坂の横には何か興味を惹かれる表示が、えっ、こんな駅舎もない駅が・・・と思ってしまったが、このことについてはまた別枠でのお伝えとしておきましょう。再び国道362号線へと戻って先へと進んで行くとやがて国道152号線と合流、左へと曲がってすぐの所で天竜区へと入る。浜松市は政令指定都市でここまで北区、浜北区と通り過ぎてきたが、天竜市を合併して一気に面積が大きくなり今では日本で2番目の広さとなっている、福島県のいわき市が日本一だったのはもういつの事だったのか・・・。先へと進んで行くと天竜川に架かる橋へとたどり着くがここは次の駅からすると行き過ぎた所となるので、国道から分かれて右に分かれている道へと入り線路沿いを戻って行く。たどり着いたのは西鹿島駅、これまでとは打って変わっての派手な装いの駅舎、人も多く賑やかな感じ、と思ったらホームに停まっているのは天竜浜名湖鉄道の車両ではなく遠州鉄道の赤い車両、浜松からやって来たこの電車はこの駅が終点となっている。一方の天竜浜名湖線のホームは・・・赤い電車が邪魔になって見ることができない、有人駅でホームには入ることができないしここはもうあきらめるしかないか。さて、各駅巡りの方はいよいよ大詰め、天竜川を渡ると今回の旅の最終目的の駅が近づいてくるのですがその話は次回に続くと言うことで、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。             まちみち