よろしくお願いします。
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雨に悩まされた9月の最初の3連休、雨が上がった日にチョイと走ろうと思い山の辺の道に咲く彼岸花を巡った記録は前回お伝えしました。桜井市に入った所でおとなしく引き返していればいいものを、雨が降ってないのをいいことにもうちょっとだけ走ろうと思い、忍阪街道へとやって来ました。久しぶりに旧街道の雰囲気が漂う町並を走っていると歌碑を見つけた、確か欽明天皇陵の近くにまだ巡り切れてなかった万葉歌碑があったはず、と思って案内板を見てみたがどうもこれは万葉歌碑ではないみたい、まあ今回は万葉歌碑巡りが目的ではないので、また次回の宿題としておこう。さて、そのまま街道を先へと進むと国道166号線へと突き当たる、ここで引き返そうとはもう思わなくなっていて、初めての倉橋溜池へ行ってみようと言う気になっていた、この考えがこの後の大変な走りのプロローグとなってしまいました。
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国道から逸れて坂道を上ると倉橋溜池が見えてきた、桜井市の農業用水を供給している所はどんな所か、と思ったが普通に何もない溜池だった。池の畔の道を進んで行くと公園があり、その中に歌碑が立っていた↓↓↓
「大君は 神にしませば 真木の立つ 荒山中に 海を成すかも」(柿本人麻呂・巻3-241)
「荒山中に海を成す」とは変な言い回しみたいですが、この場合の海と言うのは池のこと・・・となると倉橋池がそうなのか、と考えたいところですが、解説のページを読む限りではあまり関係ないようです。
そのまま池の沿いを進んで行くと建物が見えてきて、池から離れてそちらへと進んで行ってみる。その建物は桜井市立総合福祉センターとある、ここ、前に来たことがあったなあ・・・と思い返してみると、以前都巡りでここに倉梯柴垣宮があったことで訪れたことがあった。その場所に行ってみると都の碑があり、そこから見る二上山には覚えがあった、その同じ場所に万葉歌碑が立っているが、前に来た時はそれを見事にスルーしていた、僕としたことが・・・。
「はしたての 倉橋山に 立てる白雲 見まく欲り 我がするなへに 立てる白雲」(柿本人麻呂・巻7-1282)
「倉橋山」とはこの辺りにある山のことだろうが、地図にははっきりと名前が記された山はないので、漠然とした山のことでしょう。近くには大きな古墳があり桜井市の中心部からはかなり離れた場所、市街地までは下り坂なので引き返せば一気に戻ることができるが、この時選択したのは上りの方、多武峰まで5キロとある。
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多武峰までは一度上りたいと思っていたが、たった5キロの距離とは言え上りはかなりきつそう、ただここまで来たらもう上るしかないと思って走り始めていた。ただここからは延々と続く上り坂、早速後悔してしまったが一度行くと決めてしまったものはそう簡単に引き返せない、とにかく前だけを目指して上って行く・・・。
で、やっとこさたどり着いた談山神社への交差点、神社へは旧道が通じているがその入口にも歌碑が立っている↓↓↓
「ひさかたの 天行く月を 網に刺し 我が大君は 蓋にせり」(柿本人麻呂・巻3-240)
2番目のゾーンで先に紹介した歌が241番だったから、この歌とは連れのようですね。さて、談山神社については次回でのお伝えとして、帰りに立ち寄った場所・・・寺川にある不動滝の近く・・・にある万葉歌碑↓↓↓
「梯立の 倉橋山を 嶮しみと 岩かきかねて 吾が手とらすも 梯立の 倉橋山は 嶮しけど 妹とのぼれば 嶮しくもあらず」
万葉歌碑とあるのですが、この歌は古事記に編纂されているとのこと、万葉集でないのを取り上げるのは初めてですね、万葉歌碑と言ってもこういうパターンもあるんやなあ~。談山神社にはこの他にも万葉歌碑があるみたいなのですが、元々は歌碑巡りが目的ではなく急造行程の走りだったのでノーマーク、次回の宿題としたいところですが、あまりにもきつい上りだったのでそれもないかも。チョイ走りのはずが大変な走りとなってしまった今回、その最後の目的地となった談山神社については次回でのお送りとしておきましょう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち
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雨に悩まされた9月の最初の3連休、雨が上がった日にチョイと走ろうと思い山の辺の道に咲く彼岸花を巡った記録は前回お伝えしました。桜井市に入った所でおとなしく引き返していればいいものを、雨が降ってないのをいいことにもうちょっとだけ走ろうと思い、忍阪街道へとやって来ました。久しぶりに旧街道の雰囲気が漂う町並を走っていると歌碑を見つけた、確か欽明天皇陵の近くにまだ巡り切れてなかった万葉歌碑があったはず、と思って案内板を見てみたがどうもこれは万葉歌碑ではないみたい、まあ今回は万葉歌碑巡りが目的ではないので、また次回の宿題としておこう。さて、そのまま街道を先へと進むと国道166号線へと突き当たる、ここで引き返そうとはもう思わなくなっていて、初めての倉橋溜池へ行ってみようと言う気になっていた、この考えがこの後の大変な走りのプロローグとなってしまいました。
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「大君は 神にしませば 真木の立つ 荒山中に 海を成すかも」(柿本人麻呂・巻3-241)
「荒山中に海を成す」とは変な言い回しみたいですが、この場合の海と言うのは池のこと・・・となると倉橋池がそうなのか、と考えたいところですが、解説のページを読む限りではあまり関係ないようです。
そのまま池の沿いを進んで行くと建物が見えてきて、池から離れてそちらへと進んで行ってみる。その建物は桜井市立総合福祉センターとある、ここ、前に来たことがあったなあ・・・と思い返してみると、以前都巡りでここに倉梯柴垣宮があったことで訪れたことがあった。その場所に行ってみると都の碑があり、そこから見る二上山には覚えがあった、その同じ場所に万葉歌碑が立っているが、前に来た時はそれを見事にスルーしていた、僕としたことが・・・。
「はしたての 倉橋山に 立てる白雲 見まく欲り 我がするなへに 立てる白雲」(柿本人麻呂・巻7-1282)
「倉橋山」とはこの辺りにある山のことだろうが、地図にははっきりと名前が記された山はないので、漠然とした山のことでしょう。近くには大きな古墳があり桜井市の中心部からはかなり離れた場所、市街地までは下り坂なので引き返せば一気に戻ることができるが、この時選択したのは上りの方、多武峰まで5キロとある。
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多武峰までは一度上りたいと思っていたが、たった5キロの距離とは言え上りはかなりきつそう、ただここまで来たらもう上るしかないと思って走り始めていた。ただここからは延々と続く上り坂、早速後悔してしまったが一度行くと決めてしまったものはそう簡単に引き返せない、とにかく前だけを目指して上って行く・・・。
で、やっとこさたどり着いた談山神社への交差点、神社へは旧道が通じているがその入口にも歌碑が立っている↓↓↓
「ひさかたの 天行く月を 網に刺し 我が大君は 蓋にせり」(柿本人麻呂・巻3-240)
2番目のゾーンで先に紹介した歌が241番だったから、この歌とは連れのようですね。さて、談山神社については次回でのお伝えとして、帰りに立ち寄った場所・・・寺川にある不動滝の近く・・・にある万葉歌碑↓↓↓
「梯立の 倉橋山を 嶮しみと 岩かきかねて 吾が手とらすも 梯立の 倉橋山は 嶮しけど 妹とのぼれば 嶮しくもあらず」
万葉歌碑とあるのですが、この歌は古事記に編纂されているとのこと、万葉集でないのを取り上げるのは初めてですね、万葉歌碑と言ってもこういうパターンもあるんやなあ~。談山神社にはこの他にも万葉歌碑があるみたいなのですが、元々は歌碑巡りが目的ではなく急造行程の走りだったのでノーマーク、次回の宿題としたいところですが、あまりにもきつい上りだったのでそれもないかも。チョイ走りのはずが大変な走りとなってしまった今回、その最後の目的地となった談山神社については次回でのお送りとしておきましょう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち