まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.2103 南山城三塔巡り(3)・・・海住山寺

2024-06-28 08:33:00 | 文化財
よろしくお願いします。













上り坂に悩まされた浄瑠璃寺、クマが出そうな山道を進んで岩船寺と巡ってきました、山城三塔も残りひとつ、早速行ってみることに、とその前に加茂界隈で重要文化財巡りです。まずはJR加茂駅へと下る道の途中、そこから少し外れた所にある文化財は十三重塔とある、また少し不安になりそうな山道の上りを行くとありました。そこは墓地でちょっと不気味な感じ、その敷地の中に石造の十三重塔が立っているがすぐ横には鳥居があり、写真は少し変なアングルで撮るしかなかった。次に巡ったのは加茂駅近くの神社、隣には廃寺があって昔は神社と一体だったみたいだが今は上の写真にある通り、ここにも十三重塔があるのですがてっぺんは折れてしまっていてまさに廃れてしまっている、その分神社が華やかさを誇示していると言ったところでしょう。



























さて、三塔巡り最後の目的地、海住山寺へと向かうこととしよう、この寺院は前に行ったことがあるがその時の大変さを覚えているので、今回は相棒君を加茂駅前の駐輪場に預けて徒歩で向かいます。駅にある案内表示では寺院まで約40分、それくらいで行けるのか~、と思って加茂の町並を抜けて木津川を渡って緑が広がる中の上り坂を進んで集落へと入って・・・、その先から寺院への急激な上り坂が始まります。最初はまだ普通に上れていたが傾斜はだんだんキツくなっていく、前にも上ったことがある坂だったがちょっとなめていたかも、途中からは前屈みにならなければならないほどで息も上がって来た。寺院の表示があり今歩いている道から一段高い所に山門が現れる、こちらが昔の参道だったのだろう。やっと傾斜も緩くなってやがて寺院へとたどり着く、駅から40分ってあったけどもっと時間がかかっていたような、標示に偽りありなのか自分(一人称)の体力がなさすぎなのか・・・。










受付に行くと境内を巡るだけなら入山料は100円と言われた、何と良心的な寺院なんだ、とにかく寺院は門をくぐるだけで高い料金を取る所が多いですからね、境内を見て回るだけなのに。マップには文殊堂に重要文化財の印が付いているがこの寺院で有名なのは国宝の五重塔、日本で二番目に低い塔だが、うねうねの激坂を上ってきただけにこの五重塔を見ると努力は報われたなあ~、と思わされる。境内にはなすびのモニュメントがありその側には「親の意見となすびの花は・・・」と記された碑、小学生の頃この言葉を教えてもらったなあ、と40年以上前のことをふと思い出した。帰りはさっき苦しめられた激坂を下って行くが2番目のゾーンの最後の写真を見ても分かるように、ジェットコースターのようなうねり具合と傾斜、ここを上って来たのかあ。加茂駅に戻ってくるとお茶ラッピングのディーゼルカーを見ることができた、坂の上り下りで足はガクガクになっているが奈良までは相棒君との走りが控えている、ちょっときつい上りもあるがここはゆっくり帰ることとしよう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち



No.2102 季刊・馬見丘陵公園、4月~6月

2024-06-26 08:21:33 | 
よろしくお願いします。




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〖4月〗
菜の花は見頃、桜はそろそろおしまい、4月に入って最初の休日に行ってきました。この日はチューリップフェアでたくさんの人が訪れていましたが、自分(一人称)はイベントには興味なし、まあ写真は結構取りましたけどね、いつものように園内を歩き回ります。この日は春の陽気が降り注いでいてまさにフェア日和、今年は冬が暖かくて春の訪れが早く感じたのですが、それでも暦の上で考えると3月はまだまだ肌寒く花の咲き具合もまだまだと言ったところ。4月になると陽気に合わせて花も開いてくるかのよう、この日はチューリップ以外にも色とりどりの花が見ることができました、またしばらくは色鮮やかな公園の風景を楽しむことができるのでしょう。写真4枚目、ムスカリは道端でもよく見る花ですが、ちょっとアップで撮ったら真っ青なミャクミャクみたいで結構不気味ですねえ~。まあミャクミャク自体が結構不気味、なのに万博のメインキャラですからね、なんであんなガッツ星人みたいなのをマスコットにしたんですかねえ。






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〖5月〗
訪れたのはGW真っ只中の頃、翌日に福井への旅を控えていてちょっとテンションも上がり気味だったと思います。この日は特にこれと言った見所もなくイベントも行われていなかったのですが、やはりGW、そしてこの陽気です、たくさんの人が訪れていて休日のひと時を楽しんでいました。園内巡りも中盤、南エリアへと渡る跨線橋の袂にはタイサンボクの木、あの強烈な臭いの花が咲くのは来月頃でしょうか。更に進んで行くと古墳の横に花のエリアがあってそこに咲いているのがシャーレポピー、ここももう毎年恒例の風景となってますが、今年も色鮮やかな花の絨毯が広がっていました。たくさんの人がカメラを向けていましたがもちろん自分(一人称)も例に違わず、やはりこの風景は記録に残しておきたいですからね。




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〖6月〗
例年6月の来訪は菖蒲池の花が満開となりイベントが行われる頃なのですが今年は時期を外してしまいました、イベント当日は土曜日が阪堺電車まつり、日曜日は天候不良だったのでその日はパスして来訪を1週伸ばしました。4月、5月と賑やかだった公園、先週も賑わっていたんだろうな、しかしこの日は静かで人の賑わいはほとんどなし、久しぶりにのんびりとした雰囲気の中を歩きました。中央エリアへと入ってくると人の姿も多くなってくる、睡蓮池からナガレヤマ古墳にかけてはアジサイが満開でさすがにこの辺りは賑やか、たくさんの人が花にカメラを向けていました。南エリアではコキアが植え始められている、まだまだ小さな子供と言った感じ、これが秋になったら色がついて見頃となるのですが、その辺りはまたこの先の来訪で育ち具合を見守っていくこととしましょう。その後は菖蒲池へ、見頃のピークは過ぎたと言え花はまだまだ満開でここもたくさんの人で賑わっていました。しかしこの池もこの1ヶ月だけと言った感じで、次に訪れた時には花もなくなりまた枯れた器となって来年のこの時を待つこととなる、いつ来ても儚さを感じる場所であります。

[この花何て名前・・・のコーナー]
【1】シバザクラ   【2】ミモザ   【3】モクレン   【4】ツルニチニチソウ   【5】ツバキ
【6】トキワマンサク   【7】サクランボ   【8】シラン   【9】ヒトツバタゴ   【10】ハナザクロ
【11】レッドダリア   【12】ヤマボウシ   【13】シロタエギク   【14】ギボウシ

今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち




No.2101 岐阜~愛知の旅(3)

2024-06-24 09:29:17 | 旅行記
よろしくお願いします。














岐阜から愛知にかけての走りは中盤戦、まずは安八町のカントリーエレベーターを巡った後は新幹線の岐阜羽島駅を目指して進みます。その前方に見えてきたのが巨大なブーメラン、新幹線の車窓からも見えますね、あれは何ぞや???と調べてみると太陽光発電施設とのこと、ただなんやかんやあって実用はされていないみたいで、正面には企業名のロゴが掲げられていたのも今は外されて近々解体されると言う話もあるようです。新幹線に沿う道を進んで長良川を渡る、ここではすぐ真横を走る新幹線の写真を撮ることに、目線と同じ高さですぐそばを走り抜ける新幹線はなかなかの迫力です。橋を下りると間もなく岐阜羽島駅、そろそろセンバツの準決勝第1試合が始まる時間です、星稜が地元に明るい話題を持ち込むことができるでしょうか・・・。


















長良川と木曽川に挟まれたエリア、カントリーエレベーターをひとつ巡った後はその先端部へと向かう、二つの川はここで合流するのかと思ったが、道はまだ先の方まで続いていて中州の道として愛西市方面へと通じている。自分(一人称)の走りの方はここで折り返してその後木曽川に架かる橋を渡って愛知県祖父江町へと入ります。さて、試合の方は最初は星稜が優位に試合を進めていたが7回に健大高崎が逆転、またしても石川県に旗が渡ることはなくなってしまいました。星稜もなぜか負の歴史を纏ったチーム、まあそれが星稜らしいとメジャーでも活躍した大物OBが言うくらいですからね。一方の健大高崎、近年甲子園で天理に負けたチーム・・・仙台育英、山梨学院・・・は優勝するとのジンクスがまだ続きそうですが、さて、どうなることか・・・?

















稲沢市に入ってからは前回もお伝えしたように重要文化財巡りが主な目的、走りもいよいよ後半戦、とりあえず最終目的地は桑名駅と決めました。稲沢市と清須市の境界辺りで新幹線が見える場所があったのでそこにとどまって写真撮影、ただ思った以上に列車がやってこなくて結構この場所で時間を費やすこととなってしまった。新幹線の撮れ高についてはちょっと消化不良、そんなわけで会いに行こうシリーズで1枠を設けることができず通常枠でのお送りとしました。さて、最終目的地は・・・木曽三川を渡るのはちょっと難しいと言うことで桑名駅は断念、その手前の弥冨駅と決めての走りとなりました。JR蟹江駅の近くを通り過ぎて県道へと入ってJR永和駅前を通り過ぎる、弥冨は次の駅だが道はここで折れてしまって線路沿いは行けなくなっている、しかも愛西市を走っているはずがまた蟹江町の表示が出てきた、なんかもうわけが分からなくなってきてしまった。地図を確認するとここから一番近いのが近鉄冨吉駅、近鉄は使いたくなかったが帰りのことを考えると仕方なかった、ここから桑名駅で乗り換えて帰ることとしよう。そんなわけで最後はバタバタとなってしまった2県橋を渡っての旅でした、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち




No.2100 チョイ撮り、なんやかんやシリーズ

2024-06-23 17:53:40 | 写真
よろしくお願いします。
















【百葉箱】
今回のチョイ撮りシリーズは昭和を感じられる懐かしいものを取り上げました、まずは百葉箱、小学校の理科の授業で習いましたね、気温を測る白い箱のことです。自分(一人称)が毎日通る道の途中にある工場の片隅に立っているボロボロの百葉箱、何気に見ていたものが急に気になり出すのはいつものことです。それから巡りを始めたわけですが、今となってはいわば昭和の遺産、そう簡単に見つかるわけには行きません。そもそも百葉箱とは何ぞや?と言うことで調べてみると↓↓↓

「百葉箱とは気象観測のために設置する温度計などの観測機器を日射から遮蔽するとともに雨や雪から保護するための箱です。」

とのこと、いかにも昭和的な感じがしますが若い人たちは百葉箱を知っているのでしょうか。今回ここに並べたのはほとんどが小学校にあるもの、校内に入るわけには行かないので表から見てあったら写真を撮りました、若い人たちにとっては名前や用途は知らなくても見たことはあるでしょう。結局ここまで見てきた百葉箱はほとんどが小学校にあるものばかり、さすがに絶滅危惧種となると見つけるのも大変、と思って調べてみると大阪メトロのホームにいくつか残っているとか、これは行かなければ・・・と言うことでこの間早速行ってきました、その記録はまた準備が出来次第お送りしていくこととしましょう。

















【火の見櫓】
これももう3周目になります、いろいろな町を走っていると何気ない風景の中で見つけるとついついカメラを向けてしまいます。写真にあるどれもが昭和のものだと思いますが、鐘が残っているものあり、復元されたものあり、登録有形文化財もあれば錆びてほったらかしにされたものもありと、どれも歴史ありと言った感じです。ただ3周目ともなれば特に変わったコメントは出ませんね、写真も手当たり次第で選んだ感じだったのでまあ見ていただければありがたいと言ったところです。















【右文字看板】
昭和の初期は右からの表示が普通だったのでここに並べた写真はどれも時代を感じるものばかりです、酒造会社や和菓子店などが多いですかね、後は「院醫○○」とか、「醫」って読めないよなあ~。でも町中では時代を感じない右文字表示も見ます、トラックの「ターャジス」の表示です、逆から読むと分かるよね、「スジャータ」と言うと「スジャータ、スジャータ、白い広がりスジャータ~♪、スジャータが10時をお知らせします」で時報が鳴ってMBSヤングタウンが始まる流れがお馴染みでしたね。「ターャジス」ってどう声に出して読むんですかね、ワープロの入力なら「ta-xyazisu」これは案外簡単に入力できたな~。ちなみにこれ余談ですが、「スジャータ」ってのは↓↓↓

「釈迦が悟る直前に乳がゆを供養し命を救ったという娘である(乳粥供養)」

とのこと、そこから連想してコーヒーのフレッシュにスジャータとの商品名になったようです、相変わらず写真とは関係ない話ばかりで締めとしておきましょう、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち




No.2099 福井の旅(2)・・・手をつないだローカル私鉄路線

2024-06-20 22:54:04 | 旅行記
よろしくお願いします。

















福井の旅、第2回目です、鯖江駅から走り始めて福井市の中心部へとやって来ました。橋を渡ると福井駅はもうすぐ、駅に行く前に北の庄城跡へ、ここに来るのは2度目で前回は大河『江』が放送の2011年、この時は北の庄城落城・・・市と三姉妹の別れ・・・の回が震災後と言うことで放送が延期、タイミングがあまりにも悪すぎました。神社に向かう途中でヒュ~ンと風の音が、手前の高架線に新幹線が通り過ぎました、初めての北陸新幹線でしたが見えたのは車体の頭だけ、完全な姿を拝めるのはまだまだ先のこととなります。賑やかな通りをゆっくりと進んで行くとやがて福井駅前へとたどり着く、この日は駅前で何かイベントが開催されているみたいでたくさんの人で賑やか、さすがにここを自転車で突破するのは気が引けると言うことで押し歩きで進んで行きます。ああ~、こんな感じの駅だったな、前に来た時の記憶がかすかによみがえってくるがその時は駅前はもっとこじんまりしていた感じだった、今は大きなビルが建ち並んで大都会と言わんばかりってところでしょうか。





















駅からさほど遠くない福井城址では人の喧騒も落ち着いている、ここでやっと一息入れることに、旅は始まったばかりで先はまだまだ長いですからね。さあ、次の目的地に向けて走り始め、再び賑やかな大名町交差点へと出て福井鉄道の軌道線に沿って北へと進んで行く。やがてたどり着いたのが田原町駅、福井鉄道とえちぜん鉄道の乗換駅となる所、乗り鉄をやっていた頃に来たことがあったがその時は古ぼけた感じの駅も今はすっきとした感じです。そして前に来た時と一番変わったのが福井鉄道の車両がえちぜん鉄道三国芦原線に乗り入れていること、ここから7駅ほど先にある鷲塚針原駅まで福井鉄道の車両が運転されている、早速その駅を目指して走ることに、ただ巡りの目的は別のところにあります。芦原街道へと入り九頭竜川を渡ると田園風景が広がり、遠くに3両編成の福井鉄道の小さな車両が走っているのが見えた。芦原街道=県道5号線から外れて町中の細い道をたどって行くとやがて鷲塚針原駅へとたどり着く、駅に人の姿は全くない、ひっそりとしたホームに入ってみると、なるほど、こんな感じになっているんだ・・・。










ホームはえちぜん鉄道が1面2線の島式ホーム、その横にもう1本線路があってそちらは福井鉄道の車両の停車ホーム、高さが低床車両に合わせて一段低くなっている、と言うことはここまでの駅もそんな感じだったのかな、各駅巡りしてこなかったのが少し悔やまれる。たしか伊予鉄道にもこんな感じで電車と軌道線のホームが隣り合わせの駅がありましたね、福井鉄道がなぜこの駅までなのかは分からないが、乗り入れが可能となった今ならもっと先まで運転区間を伸ばしてもいいのでは、芦原温泉まで行っても・・・と思ったがそうなるとえちぜん鉄道にとっては面白くないか。ただ武生から並行するハピラインがちょっと乗りづらさを感じる・・・と言うのはこの後思い知る話、ネットでも割と取り上げられていたから地元の人もそう感じているかも・・・鉄道だったので勝負を仕掛けてみるのもいいのでは、と地元の事情も知らないで旅人は思ってしまったわけです。あ、忘れてた、ちなみにこの鷲塚針原駅舎は登録有形文化財、えちぜん鉄道には登録有形文化財の駅舎もいくつかあるのでこの後はそれらを巡っての走りとなって行きます、今回もご覧いただきましてありがとうございました。・・・・・・・・・・まちみち