まちみちふうけい

間もなく10年目も通過点

No.1456 続・Go To 大阪(1)

2020-10-29 10:08:50 | 旅行記
よろしくお願いします。



















Go To 大阪第2弾は河内長野を目指して走ってきました、時期は9月の中旬でまだまだ暑さが続いていましたがいい天気で快適な走りができました、早速行ってみることとしましょう。まずはいつものように国道25号線を西へと進んで大阪府へ、近鉄国分駅は大阪方面と堺方面への分岐点、今回は堺方面へと入って石川に架かる橋を渡って川沿いの自転車道へと入ります。右手側には近鉄道明寺駅、左手側には登録有形文化財の玉手橋、更に古市古墳群の大きな古墳が緑に映えて見えている、先の方にはPLの塔、これを見るとグイって引き抜いててっぺんを突き刺したくなってくる。石川の河川敷はたくさんの人で賑わっている、自転車道にはサイクリスト、グラウンドでは野球の試合をしている少年たち、川に入っている人も見えますね、みんないい天気に誘われて出てきているかのようです。まあ自分(一人称)の方は毎度毎度のマイペース、後ろから来る自転車にはどうぞ追い抜いて行ってください、と言った感じ、こちらは風景と雰囲気を楽しみながら河内長野を目指しての走りです。


















途中自転車道を離れて東高野街道へ、ここの古い町並も久しぶりになります。さて、このまま真っ直ぐ進んで行けば河内長野へとたどり着ける、元々ノープランの走りだったのでそこから先はどこへ行くかは決めていない、折り返して堺方面へ行くか山へ入って和泉方面へ行くか・・・と考えながら走っていてひとつ思いついたのが、今いる所が富田林なのでここから東へと向かってみようとの思いが浮かんできた。その行先は千早赤阪村、今BSで毎週日曜日の朝に『太平記』をやっているが、楠木正成が拠点としていた所として紹介されていた。前に一度訪れたことはあるが、せっかくのいい機会なので久しぶりに行ってみようかと思い立った・・・と言うことでその記録については次回でのお伝えとしておきましょう、写真下半分にある電車の写真はそこから戻ってきてから撮った写真となります。場所は南海高野線の千代田工場、一昨年には電車まつりでここを訪れたことがありましたが今年はやっぱり中止になってしまったみたいです。















そんなわけで目的地である河内長野へとやって来ました、前の仕事の時には毎日のように来ていた所も1年に1回来るか来ないかの所となってしまいました。ここに来たらやっぱり寄りたいのが河内長野駅からすぐの所にあるパン屋さん、写真1枚目にある「サンライトリングブレス」というパン屋さんです、自分(一人称)がこうやってお店を紹介するなんてめったにないことですよ~。ここは仕事の時によく買いに来ました、安いんですよね~、まあそれが一番の理由なのですが、と言うことでいつもはコンビニのパンで済ませるところをここでパンを3つ購入、唐揚げパンはなかったか、残念!ホイップアンパンを頼むとホイップをその場で入れてくれるのは以前から変わってないなあ。さて、買ったパンの袋をハンドルにぶら下げて駅前周辺の町並をチョイ巡り、まあこの辺りは見飽きた風景なのでサラッと通り過ぎてしまうことになってしまったが。と言うことで駅へと戻ってくると歩道橋に「日本遺産認定・中世に出逢えるまち」と掲げられている。「日本遺産」、何か漠然としていてわかるような分からないような、と言うことで調べてみると認定されている所は近辺にも結構あるみたい、でも何か漠然としすぎている感じですね。リストを見てみると趣のある所ならどこでも認定できそうなされそうな、まあ風景に箔をつけるのはお客さんを呼ぶにはいいことでしょう、ただ効果があるかどうかは・・・ですけどね、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。・・・・・・・・・・・・・まちみち


No.1455 菰川

2020-10-27 11:01:35 | 瀬戸内
よろしくお願いします。
















今回の川巡りは平城京を流れる菰川、佐保川の支流で流れのコースもほぼ佐保川に沿う感じとなっている水路です。自分(一人称)がこの川の巡りを行ったのが6月の終わり頃、と言うことは仕事は再開したものの自転車の走りはまだできなかった時、つまりこの巡りは徒歩で行きました。休んでいた時も毎日歩き回っていたし具合がいい日は長い距離も、この巡りの前の週には高の原から自宅まで歩いていたので、今回の菰川巡りもほぼ全域が平城京エリアなのでほんのちょちょチョイな感じで進めました、佐保川の合流点から流れとは逆向きに進んで行ってみることとしましょう。
合流点は大安寺から西へと行った国道24号線とJR大和路線に囲まれた所、春は桜並木がきれいな所としてここでも何度か取り上げたことがありました。佐保川から分かれた水路は北へと進んでヤマダ電機の横を過ぎて四条大路の住宅街へと入っていく、この辺りは特に見どころもなくただただ家の並びを見ながら歩いていくだけ。川の分岐点からここまでなら10分もかからないところも歩きではさすがに汗がたらたらと流れてくる、こうなるとやっぱり相棒君が恋しいね~、でも今はまだ我慢の時です・・・と自分に言い聞かせて前へと足を運んでいく。



















三条大路へと入りここでちょっと寄道、奈良コンベンションセンターへと行ってみる。4月にオープンしたばかりの施設だがここに来るのは初めて、蔦屋書店に行ってみたが最近は自分(一人称)も老眼が進んできたみたいで本の字も見づらくなってきた、昔は視力2.0あったのに・・・やっぱり歳をとってきた証拠だな~。9月にはここにNHK奈良局が移転してくるとのことだが、そのことについてはこの間ここでもちょっとだけ触れました。さて、川巡りに戻って歩いて行く、カラオケ喫茶『さんま』の前を通り過ぎると目の前にはミ・ナーラが見えてくる。そごう、イトーヨーカドーと名前は変わっていって今に至ると言った感じだが、丸みを帯びた建物は昔から変わっていない。そう言えばこの中にあるショッピングセンターが先週見た映画『テイクオーバーゾーン』のロケ地になってたなあ、この外観も何度か映っていた、監督が奈良市出身とのことでこの近辺がロケ地になっていました。そのミ・ナーラが建つ辺りは平城京の時代には長屋王の邸宅があった所、ビルの向かいには旧跡庭園があるのでちょっと寄道、自転車だったら何気なく通り過ぎて行ってしまうところだが、歩きだからちょっと寄ってみようと思ったのかも。

















近鉄奈良線を超えると国道24号線の高架がカーブになって地上に下りてくる、その場所にあるのが写真2枚目にあるカミタケモータース、奈良テレビのCMでお馴染み、奈良県内最大の中古車センターです。ここは元は飛鳥ボウルがあった所、近鉄電車に乗っていると建物のてっぺんにボウリングのピンと人の手がパーに開いた像が乗っかっているのが見えました、この手が何か不気味だったなあ~。国道の歩道を進んで行くと菰川橋南詰交差点、この間取り上げた奈良ロイヤルホテルのある所だが、興味をひかれたのは国道をはさんだその向かい側にある業務スーパー、ここも映画のロケ地になっていました。菰川はこの辺りカクカクと90度曲がりを繰り返している、水路はいったん住宅地の中へと入っていくが菰川東交差点で再び国道24号線と出会う。ここで直角に曲がって国道に沿って進んで行くとやがて一条高校前の交差点へとたどり着くが、菰川はここで暗渠となって姿を消してしまう、と言うか流れは逆向きだからここで初めて姿を現して佐保川へと向かって流れていくことになる。地図を見ると川の表示はここで途切れてしまっていて、この先はどこが始まりなのかは分からなくなってしまっている、もしかしたらこの暗渠が佐保川につながっているのかも。と言うことで巡りはここで終了です、さて、歩道橋を渡って向こうへと渡るとするか・・・と思ったらこの歩道橋、ここも映画の中で出て来ていた所だったなあ、主人公が弟を連れて家出しようと渡っていた歩道橋がここだった。自転車では20分とかからない距離だったが、歩きでは途中道草もあったことで2時間以上かかってしまった、ここからは先週も歩いた所だ、ゆっくりと時間をかけて自宅まで戻るとしよう、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。・・・・・・・・・・・・・まちみち


No.1454 Go To 神戸(1)

2020-10-26 10:36:38 | 旅行記
よろしくお願いします。


























9月の4連休に神戸まで走ってきた記録をお伝えしていこうと思います、9月になっても続いていたとんでもない暑さがやっと落ち着いた頃、長距離の行程でしたが快適に走ることができました。国道25号線から新なにわ筋、野田阪神からは国道2号線とこの辺りは神戸への定番コース、その後も順調に進んで神崎川を渡って兵庫県入り、尼崎からは旧西国街道である琴浦線へと入ります。武庫川に架かる橋を渡ったところで左に折れて、ここはちょっと道草、と言うことで武庫川の河川敷を通る自転車道を進んで行くことにする。すぐに阪神武庫川駅の下をくぐり抜け更に川を沿って武庫川団地方面へ、堤防の向こうを走っている阪神電車は全くその姿を見ることはできない、線路に沿う道を更に南へと進んで行くと河口が見えてくる、その向こうには海も見えるが道草もほどほどにと言うことでコースを変えることに。すぐに写真下2枚目にある阪神武庫川団地前駅へとたどり着く、駅周辺はカクカクとした団地が建ち並びあまりにも面白みのない風景が続いている。その中を抜けて行って阪神甲子園球場前へ、この日は阪神(T)の試合があるとのことでたくさんの人が歩いている、まだ感染症禍で球場も入場制限が行われているとのことで、これくらいの人出はまだまだ少ない方なのだろう。その喧騒の中を過ぎて阪神甲子園駅の東へと出ると雰囲気は一気に変わって閑静な住宅街へ、旧国道の表示が立つ道へと入り神戸への走りの再開です。













旧西国街道は西宮市の中心部へと差し掛かる、位置的には阪神西宮駅に近い所だが町が栄えているのは駅の北側で、南側は住宅地や商店街があってそのまま進んで行くと西宮神社へと突き当たる。この後はまたまたちょっと寄道で万葉歌碑巡りへ、前回から空振り続きだった歌碑巡りは何とか目的が達成することができて・・・その記録についてはまたいずれと言うことで・・・、その後はまたまた西国街道へと戻ってくる。旧街道とは言ってもそんな雰囲気は全く感じられない道、阪神香櫨園駅前を過ぎて芦屋市へと入ると閑静な住宅地に並木道が真っ直ぐに伸びている、さすがに芦屋となるとこれまでの安っぽい住宅地だったのがまるで雰囲気が変わってしまったかのように感じられてくる。この辺りは結構アップダウンが繰り返すが、道は木々に囲まれて陰になっているので涼しく快適に進んで行くことができる、少しでも旧街道の雰囲気を見つけられるかな~、と思ったが、まあその辺りは期待しないで進んで行くことにしよう。













写真1枚目に見えているのは阪神芦屋駅、市の中心駅の座はJRに譲っているのでこちらの駅は地元の人たちのためにあるといった感じ、ここを過ぎるともうすぐに神戸市へと入ってしまう。神戸市とは言っても一番の中心となる三宮まではまだまだ距離がある、まずはこの旧国道をひたすら進んで行かなければならない。閑静な住宅地はまだまだ続くが神戸に近づくにつれてその雰囲気もだんだんと変わってくる、一時は遠ざかっていた阪神本線とは御影駅付近で交差、線路の南側へと出るとさっきまでの閑静な住宅街の風景は一変して、今度は阪神高速と国道43号線の排気ガスが充満した雰囲気を感じながらの走りへと差し掛かってくる。それにしても旧街道を走っているのだから少しは名所でも見られないものか・・・と思っているとたどり着いたのは処女塚交差点、ちょっと口に出すにははばかられそうな交差点名と思ったら写真にあるように「otomezuka」と読むらしい。この交差点の一角にあるのが処女塚古墳、住宅と高速に囲まれた中にまるで異空間のような存在のポッコリとした丘での目的は万葉歌碑。その目的をあっさりと終わらせたところで続きは次回としておきましょう、神戸へ向けての走りはまだまだ続きます、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。・・・・・・・・・・・・・まちみち


No.1453 木津川水系巡り(3)・・・井関川

2020-10-25 16:30:55 | ふうけい
よろしくお願いします。















木津川水系巡り、前回は平城山付近を流れる鹿川を追って木津川市から奈良市へと戻ってきました、と言っても川の上流部は確認することができず巡りを終えた場所はもう京都府との境界がすぐの所、県道754号線と44号線が交わる梅谷口交差点から県道44号線を北へと進むとすぐに京都府へと入ってしまいます。県境を超えると梅美台ニュータウン、まだ開発途中と言った感じの住宅地の中を通り抜けて行くとニュータウンのエリアは終わり、上の写真にある町並へと至る。その中を流れているのが今回巡ることになる井関川、地図を見ると川はここから先で途切れている、どうやらここが井関川の始まりと考えても良さそうだ。町並を折り返して川を下流部へと進んで行く、左手側に見えているのがさっきまで走っていたニュータウン、一段小高い丘にある住宅地が川を境にしてまるで世界が違ったかのように見えている。


















たった1本の水路だが川はある地点を境にして一級河川と準用河川に区別されるらしい、このパターンは以前安堵町を流れる岡崎川でありました。井関川の場合は最初のゾーンにある流れはまだ準用河川で、一級河川になるのは府道44号線に突き当たる交差点の辺りから、この交差点は大仏鉄道遺構巡りのコースのポイントになっている所で、北へ進む道が廃線跡となっている。一級河川となった井関川は整備されて川幅も広くなって町へと流れていくがこの辺りはまだ小高い所、ニュータウン域ではあるのだが、この辺りはまだ開発されていない場所も多くのどかな雰囲気が漂う風景も見られる。
開発と言えば少し話は逸れるが、地図を見るとこれまでは木津川市内で途切れていた国道163号線が一本につながっていた。これまでの国道163号線は国道24号線に突き当たる大谷交差点で国道24号線と重複籍で木津川を渡り、すぐの上狛四丁目交差点で右へ曲がって伊賀方面へと向かっていた。今回新設された道は大谷交差点から真っ直ぐに伸びてJR木津駅東に位置する城山台ニュータウンへと至り、そこから北へと向かって新設された橋を渡って国道163号線へと合流している。これまでは渋滞がひどかったJR木津駅西側の国道24号線も、最近は道が整備されたことだし混雑も緩和されることになるだろう。



















さて、井関川はJR関西本線とさっき上で話が出た国道163号線を越えて木津川市内の中心部へと入ってくる。川の左手側は旧街道の古い町並、右手側はJR木津駅に国道24号線と交通の要所で、川を挟んで対称的な雰囲気となっている。それでも町が発展してきたのはつい最近のことで、中心部と言っても狭い通りや寺院神社も多く昔ながらの雰囲気は駅の近くにも多く残っている。道がきれいになる前の国道24号線は道は狭くて車は渋滞するし、歩道は狭くて走ることもできないとのことでホントにひどかった。その頃はよく旧街道を利用していたがこちらも木津川を渡るにはちょっと不便な道、そんなわけで国道24号線の整備は本当にありがたいと言ったところ。そこに国道163号線のバイパス新設ですからね、近々木津駅近辺がどれくらい走りやすくなったか見に行くこととしておきましょう。さて、井関川はと言うと市内の中心部で緩やかにカーブして、木津の古い町並を見下ろすような感じでいよいよ下流へと差し掛かっていく。JR木津駅前から国道163号線へと続く府道を越えてJR学研都市線の下をくぐると山松川が合流してくる、ひとつになった川は右手側に嵐山へと続く自転車道に沿って進み、左側からギュンとカーブを描いて流れてくる山田川と合流する。木津川水系ではあるが自転車道の右手側にある木津川とは一度も出合うことがないまま一級河川井関川は役目を終えてしまう。さて、ここまで3回に渡ってお送りしてきた木津川水系巡りですが、3本の川は結局どれも木津川と合流することはなかったと言うことになりました。それらを一つにまとめて木津川へと流れを注ぐのが山田川、次回はその山田川を追って行ってみようと思います、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。・・・・・・・・・・・・・まちみち

No.1452 チョイ To 奈良(4)・・・奈良市内編

2020-10-23 08:43:45 | チョイ走
よろしくお願いします。













「あまのはら ふりさけみれば かすがなる みかさのやまに いでしつきかも」・・・古今集巻8-406

写真ではいきなり歌碑から始まりましたがその歌が↑↑↑、近鉄新大宮駅から線路沿いを西に行った所にある奈良ロイヤルホテルの入口前にありました。おっ、こんな所で万葉歌碑、と思ったが歌は古今集のものということで、「春日なる三笠の山」がいかにも奈良を表している感じですが、ふりさけみればオリオン座流星群・・・とは行かないですね、また雨みたいだし(22日)。そんなわけで今回はチョイ走りシリーズ、奈良市内を何も考えずに勝手気ままに走っていきましょう、ノープランなので曲がり角で気が向いたら曲がるも良し、真っ直ぐ進むのも良し、とは言っても巡った場所はもう定番中の定番の所ばかりなのですが。まずは平城山から奈良坂方面へ、ややっ、牛さんが屋根の上にいる、そんな所にいては危ないから早く下りてきなさ~い。写真下2枚にあるのは元奈良少年刑務所だった建物、今は閉鎖されて次の表舞台に立つべく準備中と言ったところ、一昨年にはこの施設内でジャニーズメンバーの映画が撮影されたが、ダンスとグループの対決とありふれた感じのあらすじとかであんまり面白くなかった。





















定番中の定番、やっぱり東大寺へとやって来ました、まずは大仏殿の裏手から坂道を上って二月堂へ、そこから若草山方面へと向かう。走ったのは9月最後の日曜日の午前中、先週は4連休でニュースでは観光地に人が戻ってきたと報じていた、自分(一人称)も神戸を走ってきてそれは感じていた。じゃあ奈良はどうだろう・・・ってことで来たのですが、二月堂、若草山辺りはここ半年の中では一番人が多く出てきている感じ、若草山はゲートが開かれていて山上へと向かう人の姿も。世間ではGoToキャンペーンで盛り上がっている頃ですが、合わせて秋の暑くも寒くもない気候が人を表に出る気にさせてくれたのでしょう、感染症禍はまだまだ収まる気配はないしいろいろと批判する声もあるでしょうが、この流れは大事にしたいところですね。
若草山から春日大社駐車場の横を通り抜けて東大寺の参道へ、大仏殿へと続く道には久しぶりにたくさんの人の姿もあって鹿さんも嬉しそうです。春の自粛期間中にここに来た時には休日にも関わらず人の姿はほとんどなく寂しい風景が広がっていた、人恋しくなった鹿さんは近くの民家にまで現れる始末、観光地としての奈良の風景がズタズタに切り裂かれてしまったかのようだった。ただ海外からの渡航はまだ解除されてないことで外国人の姿はまだほとんど見かけない、聞こえてくる言葉も日本語ばかりでまあこれが本来の観光地の光景なのだが、世界的観光地の一面も早く取り戻したいところ、ただマナーの悪い外国人ばかりと言うのもちょっと考えものですが・・・。


















写真1枚目、2枚目にあるように、NHK奈良局は9月の末に県庁の裏手から三条大路の方へと移転しました、この日は移転の前日だったのですがもうひっそりとしていてこの辺りも寂しくなってしまいそうです。その後は奈良公園から猿沢池と定番コースを過ぎて奈良町へ、狭い通りにも人がいっぱいで以前と変わらない光景が戻ってきました、自転車で進むには人が多いのは困りものですがまあ自分(一人称)も鹿さんレベルなのでこれはこれで嬉しいことです。でもこの後向かった先はあまり人のいない元興寺塔跡、本堂のある極楽坊とは違ってこちらは観光客もほとんどいなくて隠れたスポットと言った所。小さな山門を抜けて境内に入ると万葉歌碑がある↓↓↓

「故郷の 明日香はあれど あをによし 奈良の明日香を 見らくしよしも」(大伴坂上郎女・巻6-992)

この歌については以前にもここで取り上げてました。「奈良の明日香」、元の都にあった明日香・・・この歌では飛鳥寺を示しているとのこと・・・に心残りがありつつも、新しい都の明日香・・・こちらは元興寺を示している・・・を認めようとする気持ちがこの歌からうかがえたようでした。失礼な言い方になってしまうが、この時代の人たちには案外順応性があったようです、むしろ現代人の方が順応性がないのかも、それを象徴する出来事が感染症禍で浮き彫りにされてしまったんではないのかな、今回もご覧いただきましてどうもありがとうございました。・・・・・・・・・・・・・まちみち